11話 昨日のライバルは僕の信者。
前回のあらすじ
渚達はとうとう新学期に入ってしまった。
新学期の初めにする授業で一人、渚にライバル心を燃やす人がいた。
その熱意を燃やす人がアリスだ。
アリスは渚に恥をかかせようとする作戦を決行したが、その行動が逆に渚に対するクラスの印象を高めてしまい作戦は失敗。
学校の帰り道、アリスはその失敗を悔しんでおり、その様子に気づいた渚はアリスのことを慰めるために手作りクッキーを渡した。
そのクッキーが今回の話しの鍵になるとは本人も分かっていない。
みなさんこんにちは朝に卵サンドを食べてきた渚です。
今、森崎さんと一緒に学校へ登校している途中です。
渚の心の中「やべー、とっと隣に森崎さんがいる!」
僕がなぜこのような状態になっているかと言うと。
それは、隣に森崎さんがいるからだ!
説明する理由は簡単だ、隣に森崎さんと一緒に歩いていると考えるだけで、心臓が裂けそうなほど心拍数が早くなる。
それが今の、緊張している状態だ。
僕がこんな状態になっているのを見てか、森崎さんは心配そうに僕に話しかけてくれた。
森崎「渚ちゃん、顔色悪いよ、大丈夫? もしかしてお熱とかあるの?」
渚「あっ、大丈夫だよ森崎さん、心配してくれてありがとう」
僕は森崎さんに心配をかけないため、平然なふりをすることにした。
森崎の心の中「はぁ♡、朝から渚ちゃんと一緒に登校してると思うと今日で死んでもいいかも♡」
心臓がはち切れそうになっていると後ろから大きな車?、それも横に長いタイプの、多分リムジンって言うのかな?、リムジンが僕たちの真横を通過するとその場で停止した。
するとリムジンのドアが開く、中からはアリスさんが出てきた。
アリス「あら、渚様とそのお付きの物じゃないですか、ここで会ったのも偶然ですし良かったら学校まで送って差し上げてましょう」
嬉しいことにアリスさんはどうやら僕たちのことを学校まで送ってくれるみたい、ここはお言葉に甘え、アリスさんに学校まで送ってもらいました。
学校に着き、朝のホームルームが終わったら何か、昨日のアリスさんとはかなり様子が違っかた。
やけに僕に接してきたりとか好きな物を聞くようになってきたのだ。
1時間目 英語 アリス「渚様、私の参考書をお使い下さい!」
2時間目 生物 アリス「渚様、私の顕微鏡お使いになって!」
3時間目 美術 アリス「渚様、絵の具を忘れてきたのなら私のをお使いになって下さい!」
とまぁ、この調子で4、5、6時間目も同じかんじで、僕が忘れ物や使いたいなと思った物は分かったかのようにすぐに持ってきてくれるのだ。
もう、凄いを通り越して、怖いまで思ってきたよ。
学校が終わり放課後
1年はまだ部活に入ってはダメな期間であり、僕はそのまま帰宅しようと思ったが、またアリスさんが僕の家まで送ってくれると言ってくれた。
車の中ではアリスさんと顔が合わせられず気まずい雰囲気が漂い、そんな中でもアリスさんは僕に話しかけてくれた。
アリス「あの、渚様って私のことをどう思ってますの?」
アリスさんは僕にそう聞いてきた。
アリスの心の中「多分、渚様は私のことを嫌いだと思ってますわ、だって今まで私は彼女に酷い態度をとってしまった、だから簡単に許せるようなことは百も承知です。 けど!、もし渚様が私のことを嫌いだと思うのなら私はこの身を差し出してまで許しをこうつもりですわ」
僕の答えはもう決まっている。
渚「私はアリスさんのことを大切な友達だと思ってるよ、もしその人が私のことを嫌いだとしても、私はその人のことをいつまでも友達だと思っているよ!
それに、その人だけとは限らずに私はクラスに居る全員のことを友達だっと思ってます」
するとアリスさんが笑った。
アリス「ぷっ、はっはっはっ!
貴方、本当に面白い人ですわね。」
いつものアリスさんに戻って来て僕はとっても嬉しかった。
だって「渚様」って呼ばれるの変な感じしない?
アリス「まぁ、貴方のそう言うところを、私は好きになったのですけどね」
アリスさんが小さな声で何かを言っていた。
いったい何を言っていたのかはものすごく気になるところだが、これは乙女の秘密ってやつかもしれないので聞かないでおこう。
次回12話 1番の難関、クラスの学級委員決め。




