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月の・・  作者: ましゅまろ・るぅむ
3/24

よろしくおねがいします

健一郎の家は研究所なので、とりあえず

セキュリティシステムはある

侵入者警報、監視カメラ、撃退装置etc.

しかし、ろくなメンテナンスをしていない為、監視カメラ以外は不調をきたしており

簡単に子どもの侵入を、許してしまったのであった。


電話をしながら、健一郎は監視カメラの映像に釘付けだった


「ルーモが、僕以外の人間と意思疎通している?

 音声を聞く限りでは、ルーモは発声していない

 いつものように、直接語りかけているのか?

 それにしても、ルーモは勇気あるなぁ」


ルーモと子どもの会話から、名前は「天宮雪奈」だという事も分かった


「天宮さんの家って、子どもがいたんだ」

「普段、研究室にこもりきりだから、知らなかったな」


研究室に戻り、健一郎は話を続けた


「君は、凄い体験をしたんだよ」


コーヒーカップを握りしめ、熱く語る


雪奈は、リンゴジュースの入ったグラスを両手で握りしめたまま、コクコクと頷く


「ルーモは、今まで

 僕以外の人間との接触を

 拒み続けてきたんだ」


「・・・・・!!!」


「そうか、君がまだ子どもだからか!」 


「感受性が高過ぎて、大人の思考には

 反応しきれないのか?」


ブツブツ呟く健一郎を見て

「やっぱり、変な人…

 だけど、いい人みたい」

可愛く微笑む。


健一郎は、生物学について

ナニヤラムズカシイ話をした後



健「友達になって欲しい」


雪「はい? えーと、えーとぉ? 私と?」


健「あ、僕じゃなくて、ルーモの」


雪「ですよね?(笑) はい、こちらこそっ!」


健「ルーモには、いろんな知識を与えた

  あとは、人間とのコミュニケーションを教えたいっ!」


雪「は、はぁ?」


健「友達になって、色々教えてあげてっ」



そんな、やり取りがあって

雪奈と一緒に生活を始めた、ルーモ。


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