≪第十二話 彼女を救出する! 女の子。能力者3者。≫
僕の身体の秘密のせいで! 親を危険な目に遭わせてしまった!
僕は、どうしたらいいのだろう、、、?
謎の奴らの目的は、、、?
どうして、僕の身体の秘密を知っていたのか、、、?
僕は、親を助け出せるのか、、、?
『あの子、ココの場所の地下に隔離されているらしいわ!』
『通りで、ココの地図に書かれていない訳だ、、、!!!』
『私、今からそこに向かうわよ!』
『ダメだ! ミトラス1人だと危ない! 和馬をつけるよ!』
『えぇ!? 和馬、まあ! 確かに頼れる男だこと、、、!』
『和馬! ミトラスと一緒にあの子を救いに行ってくれ!』
『えぇ!? 僕も行っていいの、、、?』
『あぁ、ミトラスの邪魔だけはするなよ和馬!』
『もちろんだよ! よろしくねミトラス!』
『和馬! これは、遊びじゃないのよ! 私の邪魔だけはしないで
ちょうだいね、、、!』
『ミトラスまで、そんな事言うのかい、、、?』
『冗談よ~! イジメがいのある子ねぇ~』
『僕を、揶揄わないでよ~!』
『まあまあ~そう言わないで! さあ、行きましょう!』
『うん!』
ミトラスは、警備員からあっという間に地下に繋がるセキュリティーカードを
手に入れた、、、!
僕は、本当にミトラスがスパイだという事が信じられなかったんだ、、、!
この世界では、ミトラスは美人で魅力的な女性なのだろうけど、、、?
僕の世界では、恰幅のイイ女性と言った感じなんだけどな~!
・・・でも間近で見ると、、、?
本当に、ミトラスは警備員の男性を女性の魅力で簡単に誘惑したんだ、、、!
僕はあの、警備員の男性の顔を忘れられないよ。
ミトラスを見る、警備員のおじさんのニヤニヤ・デレデレした顔。
『和馬! 行くわよ!』
『うん!』
僕とミトラスは、地下に向かった、、、!
隔離されたあの子の元へ。
・・・でも、小さな部屋に様々な子供たちが隔離されている、、、!
あの子は、何処に、、、?
『汚れないき者! キレイな心を持った女の子は何処にいる、、、?』
『ワタシよ! ワタシが汚れなき者よ! 助けて!』
『いいえ! 私こそ! 汚れないき者よ! ここから直ぐに出して!』
『ごめんね、必ず君たちも後から助けるよ!』
『汚れないき者は、、、? 何処なの?』
『わたしよ!』
『いた! あなたね!』
『どうして、、、? わたしを探しているの、、、?』
『あなたに、協力してほしいの、、、!』
『・・・えぇ!? わたしに、、、?』
『あなたの力を! あなたの能力を! 私たちに、彼に力を貸してちょうだい!』
『きみの名前は、、、?』
『あたしの名前は、ソァラーよ!』
『ソァラー! 僕たちと一緒に行こう!』
『・・・えぇ! 分かったわ! あなた達に着いていく!』
『えぇ!? 本当にいいの、、、?』
『貴方は、信用できる人! そう感じたから、、、。』
『女の勘ね! それもいいと思うわ! 行きましょう!』
『あぁ! でも、ちょっと待って! ココのみんなも助けよう!』
『えぇ!?』
『何人か? このカードでドアを開けて! その子に他の子達も助けて
もらおう!』
『和馬! 時間がないわ! 早く!』
僕は、3人目に助けた子供にカードを渡した、、、!
『これで! ココにいるみんなも助けてあげて! いいね!』
『うん!』
その後、、、。
直ぐに、僕たちが隔離した子供たちを逃がした事がバレて、、、!
研究所の中は、一気にごった返した、、、!
職員の人間や警備員が、忙しく(せわ)動き回っていた、、、!
侵入者だとバレないように、、、!
僕たちは、小さなソァラーを隠して裏道から連れ出す事に成功した、、、!
『良かった! 無事で、、、!』
『今日から、きみも僕たちの仲間だよ!』
『うん。』
『彼女の名前は、ソァラーだ! みんなも仲良くしてね!』
『オレは、見た目は怖そうだが、優しいオヤジだよ!』
『俺の名前は、鴻巣だ! よろしくな!』
『よし! これで、5人揃った! 目的の場所にみんなで行こう!』
『おーーーーう!』
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