ただ落ちきらぬ花弁を
花弁がひらりと剥がれた。
それは知らない声だった
だけれどそっと寄り添って
どんな時でも奥底にいた
だけれど終わりはすぐそこで
そんな事すら思わなかった。
ただ虚しさがあった
ぽっかり開く様なそんな空ではなくて
ただ落ちる様な空だった。
願わくば、いや願わなくとも
空であれば、空にしなくてはならない。
心、心と込めたとしても
その中はすっかり寂れた廃墟の様で
人の温もりすら感じない。
だけど花弁は埋めてくれていた。
気づかず、笑わず、ただ込めてただけなのに
花弁は絶えず埋めてくれていた。
私に何ができるか、ただ廃墟すらも灰にして
空を空と思うこと。
それが残された術なのか、
不細工でしかないことを恥じていても
どうか散るを忘れて舞い上がれ
すらすらと、文字を込めて吹きかけた
花弁の数は38
あぁ、
どうか一人でない事を
資格がなくても愛した事を許してくれ。
終わるそうなので、辛すぎて投稿しました。
なにが、とか
なんで、とか