表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/10

3.パパラチアサファイア

お題

・鍵のかかる箱

・入れ替わった手紙

・嘘つきの少年


ChatGPTより

貿易業で有名な侯爵家の夫人が、ある日郵便屋の少年を屋敷に呼びつけた。

慌てて、郵便所長が配達の少年を連れて出向くと執務室に立たされた。


「私にこの手紙を届けたのはあなたですか?」


「はい、僕です」


夫人曰くこのような手紙が亡き夫から届いた。


___


最愛のあなたへ

私は心の底からあなたを愛していました。

この手紙は私が亡くなると届くよう信頼のおける方にお願いしています。

どうか書斎の引き出しにある宝石箱を貴女の鍵で開けてください。


貴女を愛する男より


___


冷めきっていた夫婦生活とは思えない熱のある内容に違和感を覚えて配達員の少年を呼んだのだという。


実際に書斎の引き出しには宝石箱があり、夫人の持つ屋敷のマスターキーで開いた。

屋敷のマスターキーは夫人だけが持っているものではない。


中には小ぶりだが質の良い宝石がいくつも入っていた。


「私たちは長年会話もないほど冷め切っていました。この手紙は本当に私宛なのですか?」


問いかける夫人に少年は答える。


「もちろんです、奥様。なぜなら郵便所長が「公爵の愛する人だ、くれぐれも間違えるんじゃないぞ」とおっしゃったのです。長年連れ添われた奥様こそが亡き侯爵様の愛する人でしょう」


宝石箱の中には、ピンクとオレンジが絶妙に混ざった珍しいサファイアが静かに輝いていた。

それは夫人の瞳の色によく似ていた。

ちょっとオチを意識してみました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ