最終話:首はまだ、繋がっている。
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「ふぁぁぁぁ。ん、あー。懐かしい夢を見てたわ」
「唸ってて煩かったのはそれか」
「ユリウスのツンツンツンツンって治らないわね! 心配しなさいよ!?」
ユリウスと結婚して半年。なんやかんやと、一緒のベッドを使っている。
いえね、契約結婚した夫婦とかってわりと寝室は別だったりするのよね。そして、その、あれ、致すときだけ主寝室を使うらしい。
なんていうか、『今日はその日なんだ?』みたいなバレバレ感はいいんだろうか? いやまぁ、事後のベッドの後片付けは侍女たちだから、結局はバレるんだろうけど。
「これが好きなんだろう?」
「うぐぅ」
いやまぁ、ツンツンしてるのも可愛いな、とか思えるようにはなってますけどね。
たまにはデレまくりってのも欲しいのよね。
「ふむ。昨晩のでは足りなかったと」
「あ、いや、そういう――――」
そういうことじゃないと言おうとしたのに、ユリウスに唇を塞がれた。
「っ……」
「まぁ、今日は休みだ。たまには一日中鳴かせるのもいいだろう」
「よくないわよっ、ぎょぇぇぇ!」
ユリウスの顔面を鷲掴みにしたら、手のひらをベロリと舐められた。
「しょっぱい」
「そぉいうことを言うなぁぁぁバカぁ」
「ふっ、相変わらず煩いな」
指の隙間から見えるユリウスは、いつもよりも柔らかな微笑みをしていた。
結婚して始めて知る、ユリウスのむっつりスケベ具合。だいぶねちっこい。
煽るとろくなことにはならないと学んだはずなのに、毎度やらかしてしまう。
「この調子では、すぐに子どもができてしまうな?」
「…………なんだか、できたくなさそうな言い方ね?」
「もう少しだけな。この身体を独占されるのは、まだ少し、我慢ならん」
「っ――――ここでデレ!?」
ツンツンツンツンツンツンしたツンデレのユリウス【♡♡♡♡♡】は、わりとこういうことを平気で言う。たぶん、私が恥ずかしがるのをわかっていて、やっているよう。
まぁ、一応、愛されているらしい。
メモに書き起こした攻略情報を本人たちに送付してしまって、首チョンパまっしぐらかと思ったけれど、私の首はまだ繋がっている。
―― fin ――
最後までお付き合い、ありがとうございました!
『セバスチャンは見た!〜意外と乙女な悪役令嬢のあれこれ〜』(https://ncode.syosetu.com/n3378jq/)
スピンオフ短編もありますです(*ノω・*)テヘ
なかなかアホな物語だった! 笑えた! 共感性羞恥がやばい!! もっと頑張れ笛路!
そんなかる~い感じで、評価やブクマ等していただけますと、笛路が大喜びしますヽ(=´▽`=)ノ





