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【商業化進行中☆】悪役転生令嬢、メモに書き起こした王子たちの攻略情報を本人たちに送付してしまう。  作者: 笛路 @書籍・コミカライズ進行中


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52/66

52:そっちって、どっち。

 



 ぷりぷりと怒りながら、サロンに向かった。


「あー、もぉ! ムカつく!」

「なんというか……クリスと俺みたいな状況だと思うんですけど」

「私たちのことを勘違いしてる、って言いたいんでしょ?」

「あ、気付かれていたんですね」


 エドヴィンがホッとしたようにため息をついた。

 当たり前じゃないの! しょうもない勘違いしちゃってさ? 何なのよ! って、怒ってるのよ。


「すでに婚前契約書も交わしているし、婚約発表もしてるのよ? 裏切りようがないでしょうが!」

「あっ……そっちですか…………」

「そっちって、どっちよ!?」

「えっ、あー、うーん?」


 エドヴィンが歯切れの悪い返事ばかりして、何が言いたいのか分からないままだった。

 

 だいたい、決めるって何を決めるのよ? エドヴィンと生きること? エドヴィンを攻略するってこと? いやよこんなワンコ系男子とか。


「あの、聞こえてますけど」

「うるさいわねっ!」

「理不尽……」


 そもそも、ヒロインはクリスティーナなのよ? 私は死なないように、そわっとふわっと躱して生きたいのよ。人生を全うしたいのよ。

 ただ、クリスティーナのバッドエンドでの回避は絶対に嫌なのよね。だって、物凄くいい子なんだもの。ヒロインと呼ばれるだけあるのよね、あの子。

 そんな子の不幸せを願うなんて、私には出来ない。


「イザベル様って、見た目と違って物凄く優しいですよね」


 エドヴィンがくすくす笑って口を滑らせているけど、シバかれたいのかしら? 

 拳をにぎにぎしていたら、慌てて居住まいを正された。


「それで、今日の話というのは?」

「再来週に例のお茶会を開こうと思って、招待状を用意したのよ」


 地位だけある私と、貴族たちとの繋がりがあまりないクリスティーナとエドヴィン。

 それなら両親のコネを使って、交友関係を広げていけばいいじゃないの。


「一応、地位だけはあるのよ。ついでにマクシミリアンも呼ぼうかと思っているんだけど、どうかしら?」


 隠しキャラとして諸刃の剣感はあるのよね。

 エドヴィンには、マクシミリアンのことを一応教えているけど、流石にクリスティーナの相手になる可能性がある異性……ギリギリ異性と、同席するのは嫌じゃないかの確認もしておきたかった。


「マクシミリアン殿は、王都に戻られてから様々なお茶会や夜会に参加されています。たぶん、彼の交友関係はかなり広くなっていると思われます。この機会に、お会い出来るのなら逆に助かります」


 たぶん今までだったら、エドヴィンは二の足を踏んでいたと思う。守るものができると、人って強くなれるのね。

 羨ましいわ。




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◇◆◇ 書籍化情報 ◇◆◇


「お前を愛することはない」と言われたので「そうなの?私もよ」と言い返しておきました。 〜氷の貴公子様と紡ぐ溺愛結婚生活〜
書籍表紙


美麗すぎてヨダレものの表紙絵を描いてくださったのは、『シラノ』様っ!
脳内妄想だった氷たちが、こんなにも美しく再現されるとか、運使い果たしたかもしれない……

あ! この作品も、もりもりに加筆しています。(笛路比)
おデートとか諸々ね。ラブなストーリーを主に。コミックシーモア様は限定SSもあるよ☆
ぜひぜひ、お手元に迎えていただけると幸いです。

各種電子書籍サイトで販売されていますので、一例としてリンクボタンも置いておきます。


▷▶▷ コミックシーモア

▷▶▷ honto

▷▶▷ Amazon

▷▶▷ BOOK☆WALKER

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