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【商業化進行中☆】悪役転生令嬢、メモに書き起こした王子たちの攻略情報を本人たちに送付してしまう。  作者: 笛路 @書籍・コミカライズ進行中


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42/66

42:マクシミリアンの訪問。

 



 会議から一週間、使用人たちと距離を詰めつつ、わりかし平和に過ごしていた。


 部屋の扉がノックされ、返事をするとマクシミリアンが中に入ってきた。頭の上に【隠しキャラ】というポップアップウィンドウをこさえて。


「あら、どうしたんですか?」

「……? いえ……いや、少し話したいと思って、な」


 マクシミリアンは、日中はどこかに出かけることが多く、夜もわりと遅めに帰ってきているようで、同じ家にいるのにほぼ顔を合わせることがありませんでした。


「話しやすいように話せばいいじゃないですか」

「……何がだ?」

「女性言葉のほうが楽なのでしょう?」

「…………ハァ」


 マクシミリアンが大きく息を吐いたあと、ティーテーブルのイスに座った。勝手に。

 着席を勧めてはないんだけどなぁ、と思いつつその正面に座ると、マクシミリアンがララに紅茶を用意するように伝えていた。

 長い話になるのかしら?


「ねぇアンタ、なんでそんなに当たり前に受け入れてるの?」

「ん? 何をです?」

「私のことよ」


 茶色の長髪をかき上げるようにして、ふぅとため息をはく姿は、酷く女性らしい艶があった。


「急にこの家の跡継ぎに戻って来たのに、本物の兄かとかも疑わないし、この喋り方にも何も言わない。というか勧めてくるわよね?」

「だって、お兄様なのでしょう? あと、お伝えしたように、それが楽ならそうすればいい、というだけなのですが?」


 そもそも、情報がね? 都合よくまた脳内に溢れ出してるし?

 今回は流石にメモらなかったわよ? 二度とあんな黒歴史を生産してたまるものですか。


「妙なのよね…………」

「はい?」


 含みを持たせて話しながら、ゆっくりと紅茶を飲まないでほしい。さっさと本題に入ってくれないかなぁ? まぁ、こういうやり取りって、物凄く貴族の女性って感じだから、後学のために様子観察しておくのもありだけど。


「あの二人が説明してないことも知ってるでしょ?」


 マクシミリアンの言うあの二人とは、たぶん両親のことよね? 説明してないこと?

 

「あの人たちは、私が()()だって言ってないはずよ? 世間に知られたら恥ずかしいもの」


 ――――ん?


 そんな感じじゃなかったけどなぁ?


「確かに詳細は話していませんが、それはお兄様に対する配慮の方で、ですよ? 誰だって言われたくないことや聞かれたくないことがあるでしょ? たぶん再会したばかりで、ちゃんと話が出来てないんじゃないですか?」


 何を気にしているのか分からんなぁ、と首を傾げていたら、マクシミリアンの顔がめちゃくちゃ険しくなった。


「あの二人が、詳細を話してないのに、なぜアンタは知ってるの?」


 ――――ぬあ"っ!




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◇◆◇ 書籍化情報 ◇◆◇


「お前を愛することはない」と言われたので「そうなの?私もよ」と言い返しておきました。 〜氷の貴公子様と紡ぐ溺愛結婚生活〜
書籍表紙


美麗すぎてヨダレものの表紙絵を描いてくださったのは、『シラノ』様っ!
脳内妄想だった氷たちが、こんなにも美しく再現されるとか、運使い果たしたかもしれない……

あ! この作品も、もりもりに加筆しています。(笛路比)
おデートとか諸々ね。ラブなストーリーを主に。コミックシーモア様は限定SSもあるよ☆
ぜひぜひ、お手元に迎えていただけると幸いです。

各種電子書籍サイトで販売されていますので、一例としてリンクボタンも置いておきます。


▷▶▷ コミックシーモア

▷▶▷ honto

▷▶▷ Amazon

▷▶▷ BOOK☆WALKER

― 新着の感想 ―
主人公ほんまポンコツwwww
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