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【商業化進行中☆】悪役転生令嬢、メモに書き起こした王子たちの攻略情報を本人たちに送付してしまう。  作者: 笛路 @書籍・コミカライズ進行中


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41/66

41:本当に。

 



 ボロクソ会議は、まさかの二時間を越えた。長い! 私のせいだけども。一回トイレ休憩挟んだよね。なんかごめんね。


「まぁ、意見は出揃ったかな?」


 皆がこくりと頷いていたけど、半数くらいはちょっと不安そうな顔をしていた。

 ここは、フォローというか、ちゃんと宣言してボロクソ会議を閉めないとよね?


「今日、色々と意見を言ってくれた人は特にだろうけど、今後に不安を感じていると思うのよ」


 参加者たちを見回すと、スッと目を逸らされた。まぁ、そうなるよね。


「ユリウス殿下と婚約したから過去を精算しようとか、なかったことにしようとかじゃなく、ただただ私自身が、今までの私に違和感を覚えたのよ。最低だなって。だから、これからの私の行動で判断して欲しいの。それを見て、ついていけないってなったら、言ってちょうだい? 次の仕事先への紹介状を書くわ。お父様が」

「そこは私なんだ?」


 お父様がクスクスと笑いながらそう言うと、お母様もふふっと笑い声を漏らしていた。


「ええ。私よりも、侯爵直筆の手紙のほうが有利でしょ?」

「ははは。まぁ、そういうことだ。皆、いいかな?」

「「ハッ!」」


 お父様のその言葉に、全員が立ち上がり臣下の礼を取った。お父様の統率力って、凄いなと改めて思った。普段はちゃらんぽらんくらいの勢いなのに。


 そして、ずっと黙っていたマクシミリアンは、真剣な目でお父様を見ていた。一言一句逃してはなるものかというほどの気迫で。

 マクシミリアン――お兄様は、なんで戻ってきたのかしら? この国がいいと思い直した、とは聞いたけど。乙女ゲームの中でもそれ以上の説明はなかったのよね。




 会議終了後、部屋に戻ってベッドに寝転がって目を瞑る。


 ゲームなら気にしなかったことが、最近は気になる。

 それは、この世界はゲームではないし、ゲームのキャラでもない。ちゃんと生きてるんだよね、皆。


 攻略対象だって頭に【♡♡♡♡♡】とか浮いちゃってるユリウスたちも、そう。

 キャラじゃなくて、生きていて、ちゃんと自分の信念で動いてる。

 もうちょっと、ちゃんと皆と向き合わなきゃな、って反省。


「イザベル様、ドレスがシワになります」

「ごめーん。すぐ脱ぐわ」


 ララに怒られて慌てて起き上がって脱ごうとしていたら、部屋にいたメイド二人がそわっとした空気を出していた。


「ん? どうしたの?」

「えっと……本当に怒らないんですね…………」


 やっぱり、まだまだ疑心暗鬼らしい。

 ここから本当の戦いになるのね。




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◇◆◇ 書籍化情報 ◇◆◇


「お前を愛することはない」と言われたので「そうなの?私もよ」と言い返しておきました。 〜氷の貴公子様と紡ぐ溺愛結婚生活〜
書籍表紙


美麗すぎてヨダレものの表紙絵を描いてくださったのは、『シラノ』様っ!
脳内妄想だった氷たちが、こんなにも美しく再現されるとか、運使い果たしたかもしれない……

あ! この作品も、もりもりに加筆しています。(笛路比)
おデートとか諸々ね。ラブなストーリーを主に。コミックシーモア様は限定SSもあるよ☆
ぜひぜひ、お手元に迎えていただけると幸いです。

各種電子書籍サイトで販売されていますので、一例としてリンクボタンも置いておきます。


▷▶▷ コミックシーモア

▷▶▷ honto

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