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【商業化進行中☆】悪役転生令嬢、メモに書き起こした王子たちの攻略情報を本人たちに送付してしまう。  作者: 笛路 @書籍・コミカライズ進行中


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33/66

33:出歯亀したい。

 



 あまりにも報われないエドヴィンの想いに、ちょっとどうにかしてあげたいような気分になった。けれど、踏みとどまった。

 なぜなら、こういうのって大概が無意味に終わるから。たぶん、クリスティーナに効かない。

 エドヴィンが頑張るしかないから。


「エドヴィンルートの可能性はないから、どうなろうと構わん」


 ユリウスさんや、この状況でソレはさすがに鬼畜仕様じゃないですかね? いやまぁ、ツンツンツンツンツンツンデレの名において、正しいのかもしれないけどね。

 ほらもぉ、エドヴィンが白目剥きそうよ。追い打ちがえぐいのよ。


「だからといって、じゃあここで関係終了ね、は嫌よ?」

「なぜだ」


 いや、なぜにユリウスが更に不機嫌になるのよ。


「だって、クリスティーナと知り合えて、仲良くなれたのよ? 友だちになったのよ? ね?」

「ええ、そうですわ。イザベル様と親友になれましたのに……」


 クリスティーナがうるっとした瞳で訴え掛けてくれたけど、ユリウスは渋い顔だった。

 ラウルはなぜか隣でそわそわしていた。トイレ?

 アリスターはクリスティーナをジーッと見ていたけど、表情が読めない。

 ツェザールの顔は見なかったことにした。なんか、覗いちゃいけない深淵がチラ見えしてたから。ぶっちゃけ、標的がクリスティーナに移ったら面白いなとかは思ったけど。


「では、定期的に皆で会して、近況報告し合うというのはどうだい?」


 にんまりと笑ったツェザールが、そんな提案をしてきた。いや、確かにソレはいい案なのよね。ただ、ツェザールの笑みが意味深過ぎて薄ら恐ろしいというだけで。


「まあっ! 素晴らしいお考えですわ! ツェザール様、ありがとう存じます」


 クリスティーナのキラキラ称賛に、ツェザールが目を見開いてきょとんとしていた。そして、フッと素の微笑みを一瞬だけ零した。


 ――――おや? おやおや?


 元の世界でいつ死んだとか、なんかそういうのは記憶がないのか何なのか、全くわかんないけど、これだけは分かるのよね。

 私、出歯亀めっちゃ好きだわ!

 定期的に愛憎模様とか見たいわ!

 こちらに飛び火しないなら、が条件だけど。


 ツェザールの粘着力ってすごいのよね。

 あと、クリスティーナのこういうスレてなさというか、本当にそう思って行動してる綺麗さというかに、みんな惹かれるのよね。私含め。


 ユリウスもそうなのよね。


 ――――あら?


 なぜか一瞬だけ、心臓がチクリと痛んだ。




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◇◆◇ 書籍化情報 ◇◆◇


「お前を愛することはない」と言われたので「そうなの?私もよ」と言い返しておきました。 〜氷の貴公子様と紡ぐ溺愛結婚生活〜
書籍表紙


美麗すぎてヨダレものの表紙絵を描いてくださったのは、『シラノ』様っ!
脳内妄想だった氷たちが、こんなにも美しく再現されるとか、運使い果たしたかもしれない……

あ! この作品も、もりもりに加筆しています。(笛路比)
おデートとか諸々ね。ラブなストーリーを主に。コミックシーモア様は限定SSもあるよ☆
ぜひぜひ、お手元に迎えていただけると幸いです。

各種電子書籍サイトで販売されていますので、一例としてリンクボタンも置いておきます。


▷▶▷ コミックシーモア

▷▶▷ honto

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