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【商業化進行中☆】悪役転生令嬢、メモに書き起こした王子たちの攻略情報を本人たちに送付してしまう。  作者: 笛路 @書籍・コミカライズ進行中


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31/66

31:姉弟と兄妹。

 



 仮説として、この世にはいろんな世界線が存在しているのかもしれない。

 私のいた元々の世界と、この世界が時空の歪みとかで繋がりやすく、あの乙女ゲームを作った人は、夢か何かで見てストーリーを思い付いたのかもしれないし、実際に見たのかもしれない。

 そして、その製作者のように私の魂が時空の歪みに巻き込まれて、イザベルの魂とくっついてしまったのかもしれないし、イザベルとしてただ産まれてきたのかもしれない。


 かもしれない、ってことばかりだけど、たぶんそういう経緯があるはずだ。


 世界の強制力も気になる。

 婚約について、なぜか両親とユリウスの言うことが食い違っている。ワンチャン、ユリウスが捏造している可能性はあるけど。もうワンチャン、私が諸々の衝撃で実は記憶が所々なくなっている可能性も。


「まぁ、それらはわりかしどうでもいいのよね」

「どうでもいいのかよ。イザベルが変わりすぎてて、俺……ちょっとついていけてない…………」

「奇遇ね。私もよ!」

「イザベルもかよ!」


 ラウルのこの軽い感じは話してて有り難いのよね。気心知れた姉弟って感じで。

 

「自分の中に二人いるような、でも同じ一人のような、そわそわする気持ち悪さとか、新しい記憶に襲われてパニックになったりとかもあったわ。それに、死ぬの怖いし……」

「あ……うん、ごめんな。そうだよな。必死になるよな」

「わかればよろしい」


 ちょっとしょんぼりしたラウルは、いつもより更に弟っぽくて可愛らしかった。


「さて。ある程度、このアホな手紙の理由も分かった。今後のことをもう少し話し合いたいがいいか?」

「「はい」」

「ええ、もちろんですわ!」


 キラキラと瞳を輝かせて、前のめりになっているクリスティーナ。たぶん、理解してないやつよね?

 なんだろう。彼女はこのまま自由でいてほしいわね。


「クリスティーナって、本当に可愛いわよね」

「私に同意を求めるな」


 眉間に皺を寄せたユリウスに、低い声でぶった斬られた。


「え、なんでこのタイミングでさえもツンツンなのよ? もう、ユリウスのそういうツンツンツンツンしてるところ、ほんと嫌なのよね」

「ブフッ」


 隣のヤーツが牛乳吹き出した。きちゃない。自分で拭いてよね。


「イザベル様、違うのですよ!」

「なにが?」


 前のめりのクリスティーナが更に前のめりで、テーブルに両手をついて立ち上がった。胸の谷間がバイーンと見えてるわよ? 眼福ね。


「ユリウス様は、イザベル様のことが大好きなので、私などといった有象無象は認識されていないのです!」

「「……」」

「ひいっ! クリス! ホントやめて、クリス!」


 ドヤ顔のクリスティーナと、顔面蒼白のエドヴィン。この二人も結構兄妹感があるわよね。




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◇◆◇ 書籍化情報 ◇◆◇


「お前を愛することはない」と言われたので「そうなの?私もよ」と言い返しておきました。 〜氷の貴公子様と紡ぐ溺愛結婚生活〜
書籍表紙


美麗すぎてヨダレものの表紙絵を描いてくださったのは、『シラノ』様っ!
脳内妄想だった氷たちが、こんなにも美しく再現されるとか、運使い果たしたかもしれない……

あ! この作品も、もりもりに加筆しています。(笛路比)
おデートとか諸々ね。ラブなストーリーを主に。コミックシーモア様は限定SSもあるよ☆
ぜひぜひ、お手元に迎えていただけると幸いです。

各種電子書籍サイトで販売されていますので、一例としてリンクボタンも置いておきます。


▷▶▷ コミックシーモア

▷▶▷ honto

▷▶▷ Amazon

▷▶▷ BOOK☆WALKER

― 新着の感想 ―
クリスティーナ最高wwww
真実はいつも一つ!
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