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【商業化進行中☆】悪役転生令嬢、メモに書き起こした王子たちの攻略情報を本人たちに送付してしまう。  作者: 笛路 @書籍・コミカライズ進行中


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22/66

22:誰か助けて!

 



 ゆるりと始まった音楽に合わせてステップを踏む。

 両陛下のダンスは流石というべきか、慣れているうえにお手本のように滑らかな動きをしていた。


 それに比べて私たちはというと……。

 ユリウスとここまで接近することがなかったので、今さらながら変に緊張しているのもあるけど、別件のせいでの緊張が八割くらいはある。


「動きが硬い」

「うるさいわね。ちょっと緊張しているだけよ」

「……おま……イザベルがか? ふぅん?」


 ユリウスって、お前と呼ぶのを止める優しさはあるのよね。


 あと、なぜ緊張しているのかと聞かれても答えられない。

 ボールルームの壁際に、攻略対象たちとヒロインがいるからだよ! ヒロインの隣には幼馴染エドヴィン【♡】がいるんだよ! めちゃくちゃ見られてる気がするんだよね。しかもエドヴィン、右手に封筒持ってるし。おい待て、ヒロインも持ってるし……え? なにこれ? もしかして、今日が公開処刑日なの!?


 冷や汗脇汗だくだくでどうにかファーストダンスを終えた。

 ボールルームから逃げ出して冷えた飲み物を取りに行こうとしていたけれど、手首をがっしりと掴まれた。


「へ?」

「この封筒のことで話がある」


 私の手首を掴んだのは浅黒い肌の食客ツェザール【♡♡♡♡】だった。懐から封筒をチラリと見せてきたが、知らないフリをしたい。つか、これって死亡宣告何分前なの?


「なんのことでしょう? 人違いでは?」

「一瞬でなんのことだと聞くのは、何か知っているときだと思うがな? 普通は封筒をよく見せてなど、興味を示すだろう。特に貴女の立場ならな?」

「っ……手違いで送ってしまった毒にも薬にもならないものです。処分しておきますので、返していただけますか?」

「くはははは。面白い」


 私は面白くないが、ツェザールは至極楽しそうに私の手首を掴んだまま、ホールの中央へと向かおうとしてた。

 こんなときに助けずしてなにが婚約者だ! という都合の良い考えのもとユリウスを目で探したら、既にダンスをしていた。まさかのヒロインと。

 ちょっと待て、ボールルームがなぜそんな地雷原になっているんだ。嫌だあそこいきたくない。


「婚約者が気になる?」

「ちがっ! ヒロインが…………あっ」

「へぇ。あの子が」


 ――――しまったぁぁぁ!


 妖艶な紫色の瞳を流すようにしてこちらをニヤリと見るツェザール。見た目は色っぽい青年だけど、この人ヤンデレだし、めちゃくちゃドSなのよね。エグい。無理。逃げたい。誰か助けて!




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◇◆◇ 書籍化情報 ◇◆◇


「お前を愛することはない」と言われたので「そうなの?私もよ」と言い返しておきました。 〜氷の貴公子様と紡ぐ溺愛結婚生活〜
書籍表紙


美麗すぎてヨダレものの表紙絵を描いてくださったのは、『シラノ』様っ!
脳内妄想だった氷たちが、こんなにも美しく再現されるとか、運使い果たしたかもしれない……

あ! この作品も、もりもりに加筆しています。(笛路比)
おデートとか諸々ね。ラブなストーリーを主に。コミックシーモア様は限定SSもあるよ☆
ぜひぜひ、お手元に迎えていただけると幸いです。

各種電子書籍サイトで販売されていますので、一例としてリンクボタンも置いておきます。


▷▶▷ コミックシーモア

▷▶▷ honto

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▷▶▷ BOOK☆WALKER

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