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老後人生の現実とはかくも切実なものなのか  老後人生万華鏡

作者: 舜風人


人間が深刻に老化の現実と向き合うのは


おおよそ70歳以上だといわれていますよね。


さすがのお元気だった人も


70歳を超えるころから


一段階老化が進行すると言われていますね




まず足腰が急に弱りますね


筋肉が減って顕著に細くなるのです


だから歩くのもよたつくようになりますね


そして何よりも


意欲の低下でしょう


元気がなくなってしまうのです


これと言って病気というわけではないのですが


気力がなくなるのです、


億劫でやる気が出ないのです


食欲もなくなり


動くのも面倒になります


つまり


「ほぼ寝たきり老人」になってしまうのです




個人差がありますから


持病のある人もいるだろうし


そういう人はもっと顕著な老化があるでしょうね。


まあごく普通の人でも


さすがに70歳超えると


「老化」が一気に進むのです


目がかすむ


耳が遠くなる


足腰がよたつく


気力がない


体力もない


食欲もない


何もしたくない


タダごろごろしていたい


そういう老化が顕著になるのですね


私も60代までは結構活動的で


趣味やボランティアもしていたのですが


73歳のある日


急に体がだるくて


気力がない自分に気づいたのです


特に持病もないし


健康診断受けても


異常はありませんでしたが


とにかく気力がなくって


足腰がよたついて


何もできな自分がそこにいたのでした


これが老いるという現実なんだと


その時初めて身に染みたのです




老いはある日急にやってくる


そして自分でも驚くような現実として




何もしたくない自分がそこにはいた


気力がなくって


体力もなくって


趣味も面倒で


ボランティアなんかできない無力な自分がそこにはいたのでした


これが老いることなんだ


これが老化の現実なんだ


これからそういう老化の現実を生きてゆくしかないんだ




73歳のある日ある日私は身に染みて


感じたのでした


こうして老化はどんどん進み


はぼ寝たきりになってゆくのでしょう




それが皆さんがたどった道だからです。




私の母もそうでした


冬のある日実家に行ってみると


そこには和室部屋のこたつで


うとうとと眠り込んでいる老母がいましたね


ほぼ一日中そうでした


昼間はこたつで夜はお布団で


そうです一日中寝たきりなのです


特に持病はなかったです全身老化でしたからね


寝たきり老人だったのですね




私の父は日本酒好きで酒をよく飲んでいましたが


こたつで居眠りの母と並んで


コップ酒をよく飲んでいましたね。


晩年は肝硬変でしたが構わず飲んでいたようです


ほぼ寝たきりになってもまだ


ちびりちびりとは


飲んでいたようです


足が紫色に変色しても


飲んでいました寝たきりでも飲んでいましたね




そうしてこの私も


やがて


父母のようにほぼ寝たきりになるのでしょうね




私は酒は飲みませんから


母のようにたぶんこたつで居眠りでもしてるのでしょうね?




それが老後の現実だから


寝たきりが老後の姿だから




70過ぎてぴんぴんお元気なんてありえないから


昼間はこたつが友達で


夜は布団が友達で


昼もよるもまあ


寝たきりで




それが老後の現実だから


寝たきりが老後の姿だから




母はある日こたつで息切れているのが発見されました




父はある日起きてこないので行って見ると布団で息絶えていました




それが老後の現実だから


それが老後の姿だから




これが老いることなんだから



これが老化の現実なんだから



これからそういう老化の現実を生きてゆくしかないんだから









































































































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