実に甘いチョコレート伯爵と実に生真面目なぱつきん青年のお話
なにをとち狂ったのか、くどい説明をすれば面白いと思っていた時期に書いたお話です。ぱつきんです。(にゃー)
暖かい目でお目汚しください(みゃみゃみゃ)
「世界がお前を否定するなら、俺がお前を肯定してやる!」
実に甘いチョコレートケーキ伯爵が、世界を砂糖で甘々にするお話。
「ジューハッハッハッハ!!! おみゃら! 滞納しろっ!」
「え、え? 滞納ですか?」
実に甘いチョコレートケーキ伯爵。今日も今日とて実に意味不明なことを口走る。実に生真面目なぱつきん青年は一刻違わず家賃を支払い、部屋に帰ろうとしていたときの出来事である。
「滞納しろてんやんでぃ!!!」
「もう何言ってるのか定かでありませんね」
「おみゃらが滞納すればするほどおりゃあが得するのさ!」
「得ですか? あと言葉遣い統一してください」
得々得々と延々と続ける実に甘いチョコレート伯爵に、実に生真面目なぱつきん青年はさながら熟練のチョコレート職人の様に、冷静にツッコミを入れた。
「バーハッハッハッ!!! 笑止! 最近の我が軍勢は堕落というものに掛けておりゅ!」
「はあ、堕落してないことは良いことなのではないのですか?」
「笑止笑止! 堕落してしてにゃいにぃんげぇんにゃどしゃとーのはいってにゃいチョコレーちょにぃひとし!!!」
「何を言っているのか良く解りませんが、取り敢えず部屋に上がらせて貰いますね」
「ちょっ!? 何勝手に人の部屋に入って──「あー、やっぱり、散らかし放題ではありませんか」
実に甘いチョコレート伯爵の部屋に上がった実に生真面目なぱつきん青年は、その部屋の世紀末的な様相にまたか、とさながら自分で片付けが出来ない、手の懸かる子どもを見るような目を彼女に向けた。
そんなしょうがないなぁ、というなまら暖かい視線を向けられた実に自分に甘いチョコレート伯爵は
「ふっふっふっ……ふははははっ!!! ばれてしまったのならしようがない!」
「そうですね、あなたは本当にしょうがない人だ」
「真面目につっこむな!?」
自らの醜態の源であるヘドロ貴公子を発見され、化けの皮がほぼ剥がれ欠けている実に甘いチョコレート伯爵。しかし、そんなのは日常茶飯事と言いたまえ諸君。この実に生真面目なぱつきん青年は目の前の美少女(変人)を見ても眉一つ動かさず接する事のできるアルティメット生真面目ぱつきん野郎なのだ。この辺りで既に作者も意味不明だと感じていることを御了承いただきたい。
「で、何時から掃除していないのですか?」
「み……か」
「はい、ミカさんなら今出掛けいますよ」
「みっかっ!? なんだミカねぇとまちがえた!!」
「聞き取り難いこともありますが、ええ、態とです」
「くっ……もうあっちいけよっ! おれにかまうな!」
驚きだろうか? 実は、実に甘いチョコレート伯爵は化けの皮が剥がれればちょっと頭のおかしいだけの女の子なのだ。
「だれだっ! いまおれのことをあたまがおかしいっていったのはっ!?」
「チカちゃんキャラはどうしたのですか?」
「はっ!? 儂ゃ、爪の甘いココアパウダー将軍じゃ──ってチカってよぶな!!」
「チカちゃんは何故キャラが定まらないのでしょうか?」
「き、きぎょうひみつだっ!」
驚きの新事実が判明した。実に甘いチョコレート伯爵は作り物だったようだ。チョコレートだけに。ふははははっ!!!
「チーーーーーーカーーーーーーちゅわーーーーーーーん!!!!!!!!!!」
「ミカねぇ──ぶわっ!? 「ああっ!! 愛しのまいすうぃーとシスター! もう抱き締めて一生離さない! 寝るときもご飯を食べるときも学校へ行くときもトイレへ行くときもお風呂も一緒に洗いっこしましょぐへへへ……いでっ!?」
「ミカさん煩いですよ。あと、チカちゃんが嫌がっています」
「ぷるぷるぷる……」
「怯えた顔のチカちゃんもかーわーいーいー!!」
「ぴっ!?」
「ぴっ! だって!? ねぇ、ぴって言ったわ! くっ、我が妹ながらなんて破壊力なのかしら!!!」
「う"う"~……」
「威嚇!? 今度は威嚇してるわっ!! これはじゅるり……ごふぇあ!?」
「いい加減にしないと警察呼びますよ」
「痛い痛い痛い!? 頭ミシミシってなっちゃいけない音してるからぁぁぁぁ!?」
「お、おまえなんかやちんせんばいのけいじゃ!!!」
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「シャーハッハッハッハッ!!! 我が同輩の異世界転生」
実に甘いチョコレート伯爵は、実に生真面目なぱつきん青年を共に連れ異世界へ転生した。天ぷらに揚げられ二人仲良く
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