襲撃襲撃3
後1~2回は海戦回。
( ノ;_ _)ノ
ーエイミー王女ー
これは夢でしょうか?
目の前で次々と船が沈んで行きます。
何か、兵士がこちらに向かって騒いでますが……こっちは檻の中なんですから、そっちで勝手にして下さい。
はぁ?助けてくれ?お馬鹿さんなんですか貴方達、我が国の兵士でしょ? 王族を守る存在でしょ?ってか、王女に助けて求めてどうするんてす?
「ホントにホントにお馬鹿さん~♪」
ちょっと、そこのマンティコア、殺してさしあげますからコッチに来て下さい。大丈夫、私、火炎魔法が一番得意なんてすよ、灰すら残さず燃やし尽くしてさしあげます。
「ひぃぃ~怖い~助けて~アン○ンマ」
「言うなっつってんだろがてめぇ!!」
ーケルベロスー
ふむふむ、外側を守る中型船から徐々に沈めて行くのか。
しかも、小型船は後回し。
まぁ、大型船は中央に居るからのぉ~自然と外からの突き崩しに。
「ケルベロス、冷静に分析しなくても良いの、さっさと準備して」
やれやれ、もう少し余裕をじゃな
「ケルベロス」
お……おう、分かっておるってアイラ嬢ちゃん。
さて、フェンリルにマンティコアの小僧、首輪を外しとくんじゃぞ。
「もう外してる!!」
流石フェンリル、早いのぉ~
「早ろ」
「黙れクソマンティコア!!」
ほれほれ、マンティコアの小僧も外すんじゃよ
「えぇ~、折角の首輪が~」
あ~それがあると、何処までも王国の連中が付きまとう事になるがの?それでも良いなら
「はい外します、すぐ外します、ちゃっちゃと外します」
それで良い良い、さてアイラ嬢ちゃん、後は頼むぞ
ーアイラー
外側に配置されていた中型船がどんどん沈んでいきます。
ついでに反撃しようとした小型船も沈んでいきます。
おや、外側の沈みかけの船が燃えだしました。
どうやらエルフ族の攻撃も始まったようで。
ちなみに今回の戦法ですが、海中のマーマン族には船底への穴開けを中心に、グリフォンには、背中にエルフの戦士を乗せて、火弓攻撃をお願いしました。
これによって、王国の兵士達は船を捨てて逃げるしかなくなります。
小型船を相手しないのは、中型船や大型船の方がダメージが大きいのと、小型船へ避難を集中させ撤退を促すのが目的。
まぁ、これは私の案では無いんですけど……小型船だけで大軍を運搬するのは無理ですし、食料問題も出てきますし。
「それよりもじゃ、これだけ被害が出てるのに撤退命令を出さないとは……」
えぇ、エイミー王女には悪いんですけど、あの金色貴族の戦略眼の無さは……
「部下には災難じゃのぉ~」
本当ですね、既に半数の船が沈み出しているのに……
ω・)ノシ




