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あっが~れあっが~れ

ちょっとギャグ少なめ?

ー神官リーンー

「どうしてこうなったんでしょうね……」


思わず遠い目をしてしまいます。

まぁ、目線の先は壁なんですケド


「いや、俺居るよ?ギルマス居るよ?目の前に」


何か『髭面ダルマ』のおっさんが見えた気がしますが……


「無視!!」

「酷くね?ねぇ、俺ギルマスよ?扱い酷くね?」

「うるさいですよ、髭面ダルマさん」

「見えてるじゃん、聞こえてるじゃん、髭面ダルマじゃないよ?」


『さん』付けしてるだけでも有り難く思ってて下さいこんちくしょう~!!



ーシロガネー

うわ~、リーンさんのご機嫌が『倍率ドンさらに倍』以上の上がり具合に?!


「何?」

「イエ、ナンデモアリマセンデス、マイ・マスター」


まぁ……無理矢理『昇格』させるなんて言われたら、こうなりま……す?普通は喜び勇んで、真っ裸でレッツ・パーリィーしそうですが?


「……」


すみません、メイスは下ろして下さい、何でもしますから


「…………」


何で黙っちゃうんですか?そこは「ん?今何でも?」って言うべきでしょぉぉぉぉ~?!ボケかます所でしょぉぉぉぉ~?!ツッコミだけでどうにかなる世界じゃないでしょぉぉぉぉ~?!もっと熱くな


『ごっ』


す……素晴らしい、腰の捻りと安定した下半身から繰り出されるメイスさばき、へへへ~灰になっちまったゼ~


「……」


すみません、マジでツッコミ下さい、無言で睨まれると反応に困ります。



ーガーンズー

まぁ……こうなるだろうな~っとは思ってたが……


昇格騒動から三日、ギルマスのヤツ、無理矢理リーンを銀級に上げる決定をしちまいやかった。

まぁ……俺らもついでに上がるんだが……金級か……


「で、その中央から来る使者をお迎えすれば良いんですか?」


イライラしたリーンの声が聞こえる、まぁ、王国中央の偉いさんが来るのに、出迎えが銅級じゃ恥じ……って考え方は分からんでもないが……


「絶対これ揉めるだろ?」


思わず、小声で愚直っちまった。


「何か揉めるような事でもあるんですか?」


うぉっ?!何だよシロガネ、すぐ傍にいやがったのかよ?


「リーンさんの怒りそうな事?」


くっ……コイツ、たま~にヤなトコ突いて来やがる。


「いいか……リーンには秘密だぞ?」

「OK~もっけ~もけ~むべれべれ」


……信用できねぇクソ!!


「まぁいい、今回の中央の件が終わったら、リーンは一気に金級にさせられるんだよ」

「……それって、ギルド的には問題無いんですか?」


ほぅ、シロガネのヤツ、意外なトコに気付くじゃねぇか


「問題は出るだろうな、だから、俺達まで金級なのさ」

「?」

「分からねぇか?リーンを含めた俺達が、マンティコアのシロガネを連れて来た、だから金級に上がった……って体裁を取りたいのさ、あのギルマスは」

「それでも納得しない人は?」


なんか不安そうな顔してんな?まぁ、気持ちは分かるが


「マンティコアを連れて来る以上の働きをしろって言うんじゃねぇか?」


思わず顎を撫でてしまう。


「ドラゴンでもテイムするとか?」

「冗談無くそうなるだろうな」


やれやれと言った感じのシロガネ、ホント、そ~ゆ~所は人間臭いなお前は……

ちょっとデンジャラスじいさん読んできます

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