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ブルボンキーホルダー

 前回に引き続き、キーホルダーのお話です。

 キーホルダーといっても、「ブルボンキーホルダー」のお話。前回の写真で真ん中に写ってた黒地のキーホルダーです。

 こうやってわざわざピックアップするなんて、ブルボンキーホルダーってやつぁ、他とは一味違うってわけかい、とご推測されるかたもいらっしゃるかもしれませんが、骨董収集に上も下もないとわたしは思っているので、そういうわけではないです。

 ただブルボンキーホルダーはコレクターが非常に多く、ネットでも別カテゴリーでくくられちゃったりして、書籍もでたりしてちょっと有名なので、ご紹介しようかと思いました。コレクターが多いということはそれほど人を引き付ける何かがある、ということでしょうし。

 ちなみにわたしのブルボン第一印象は「高っ!」でした(笑)蒐集家が多いアンティークは値がはります(泣)


 ブルボンキーホルダーとは、フランスのブルボン社が企業に頼まれてつくったキーホルダーのことです。今でいうティッシュやチラシのように、企業の宣伝用に無料で配布していました。時代で言うと1960年代のことです。なんと太っ腹な。

 ブルボン社の他にも、さまざまな会社が、さまざまな企業広告キーホルダーをつくりました。しかしブルボン社のキーホルダーは特につくりが精巧で、ころんとしたフォルムが愛らしく、フランス人の人気を特に集めました。

 立体的で厚みがあり、半世紀たった今でも色あせない透明感をもつブルボン。

 傾けると中のものが動いたり、本物の液体が入った飲み物ブルボンもあります。

 キーリングにはBOURBON-FRANCEの刻印が小さく入っています。(ごく初期のものは違います)

 まさに芸術。はしょりや手抜きを一切しない、さすが美意識が高いフランス!

 テレビが普及し、キーホルダー無料配布の流行りがすたれても、ブルボンを愛する人々が絶えないのは、なんといってもこの手の込み具合だと思うのです。

 もっとたくさん持っていればたくさんご紹介できるのですが、前述したとおりホイホイ買える安価な代物ではないです。


 しかし50年前にキーホルダーが無料配布とは……タイムマシンがあったら是非50年前のフランスに飛びたいところです(笑)

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