きっかけ
わたしが骨董集めをはじめたきっかけはなんだったろうと改めて考えてみると、はっきりとはわからないのです。
何を1番はじめに購入したかも謎です。多分永久に謎です。最初は買ったものと値段、どこの国のものか、年代をちゃんと記してまとめていたんですが、その紙はもうどっかいきました。そんなんいちいち書いていられるか。
もしかしたらと思い当たるのは、ネットで購入した砂時計なのですが、定かではありません。100年前のボビン(糸巻き)を使った砂時計です。今も本棚に飾ってあります。最後に上下ひっくり返したのいつだったかな?時が止まっております。
わたしはこの砂時計以外、アンティークの時計は持っていません。アンティークの時計って、ほとんどがゼンマイ仕掛けらしいです。定期的にゼンマイを巻かなくてはならず、時計が止まっても電池を入れ替えずに放置しておくわたしには無理だと感じました。
したがって、わたしの部屋にある唯一の目覚まし時計はアンティーク風デザインの現代ものです。
目覚ましの音が凄まじく、最初飼い猫も飛びあがりました。うるさいので、なるべく携帯電話のアラームで起きるようにしています。
アンティークを始めると同時に、部屋もそれらになじむよう、いろいろ変えたくなって、カーテンを薔薇デザインのに取り替えたり、リースを飾ったり、家具を茶系で統一しようとしだしました。
それまで部屋の装飾なんてまったく興味なかったのですが、ヒマさえあれば家具屋や雑貨屋を物色しているんだから不思議なものです。かなりアンティークにとりつかれていたのでしょう。今ではだいぶ鎮静化しましたが……部屋は使いやすくないと意味ないです。一度座ったら、必要なものを取りに立ち上がらずに過ごせるのが理想ですね。