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去り際

 ちょっと疑問に思っていることがあります。

 骨董市に行ったとき、ちょっとコレいいな、もっとよく見たいな、と感じる骨董があっても、ショーケースの中だったり、奥の棚とか、背の高いところに配置されていて、勝手に手にするのを憚れる場合って結構あるんですよね。

 手前の方に配置されていたり、他のお客さんが結構気軽に手にとって見てる場合はわたしもそれに倣っちゃうんですが、そうもいかない場合は売主さんに声を掛けてよく見せてもらうわけです。

 売主さんはたいてい愛想よくショーケースを開けたり、骨董を持ってきてくれるんですが、ここからが問題で、間近で見たら「あっなんか思ってたのと違う」って思うときもあるわけじゃないですか。そういう場合、なんと言ってその場を去ったらいいか、ちょっとためらうというか、みんなどうしてるの? って疑問に思うんですよね。

 いや、普通に、「ちょっとここが欲しいのと違う」と言えばいいんですけど、以前いろいろ並んでるショーケースの中を見させてもらって、でも特にこれが欲しい、というのはなかったので、「すみません、今回はいいです」と断ったら、売主さんに「あっそ」みたいにそっけなく言われて「がーん!! 」となったことがありまして。

 ホントに検討したい骨董ならこっちから話しかけるのに、むこうから「いろいろあるよ~」と目の前に出されて勝手に説明されて、別にわたし欲しくなかったのでちょこっと会話して適当なところで「ありがとうございます」って言って立ち去ろうとしたら「はあ? 」みたいな顔されたこともあるし……。

 何も買わなかったときの去り際って、難しくないですか。

 なんて言って立ち去るのがベストなんだろう。

 物が高価な物だけに、お愛想でひとつ買うには高すぎるし。

「また来ます」とか言っても、ショップじゃないんだから「どうせこねーだろ」とか思われそうだし。

 わたしの気のしすぎ? そうだよね、何千何百とお客を相手しているんだから、売主さんがいちいち気にするわけない、とも思います。

 しかしスマートに立ち去りたい。


 そんなことを考えつつ、いつもみたいに骨董市をまわってたら、真剣に物色している外人さんを発見。

売主さんとも何か会話している模様。だけど購入にはいたらなかったらしい。

「Thank you! See you!! 」

 と言って彼女(女の人でした)は笑顔で立ち去りました。

 なんとカッコいい! これだ! と感じました。わたしが外国人だったらの話ですけど。

何事も笑顔で堂々と、が肝心なのか。


今回は愚痴っぽいですが、とても感じのよい売主さんもたくさんいらっしゃいます。

こちらから何か言うまで何もしてこない売主さんも。ゆっくり見られるからこれもこれで助かります。

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