裁縫道具
昔女性は皆針を持ち、身の回りの物をつくった、ということで、アンティークには、裁縫道具がたくさんあります。
本によると、手芸は西洋の中流階級以上の女性の必須科目だったそうな。それだけに、裁縫道具にも上質で、オシャレなものが多い。
日本でも戦前は女性が自分で服をつくったって聞くし、本当、今の時代に生まれてよかった。便利な時代万歳!!
裁縫の腕はさっぱりですが、上記の理由でアンティークのソーインググッズは可愛らしかったり、美しいものが多い、おまけに結構手ごろな値段からある(重要)ので、ちびちび購入してしまいます。
糸、糸巻き、ボタン、シンプル(指貫)、ピンクッション、ソーイングバスケット。裁縫好きじゃなくでも思わず手がでてしまいます。裁縫好きじゃないから買ったままになっていますが。
道具とはちょっと違いますが、アンティークレースというのもありまして、これまた手編みですばらしく繊細なつくりなんですよ!まだ持ってないからもっぱら見るだけですが、この細かい模様をひたすら編んだのかと考えると、気が遠くなりそうです。アンティークレースには手編みのほかに後から登場した機械編みがあり、機械編みなら少なくとも19世紀以後のものだそうです。
骨董市では裁縫道具やレース、布といった商品を主に扱っているブースを見かけます。わたしもよく覗きます。
それで思いだすのは、あるときあるブースで、直径4,5センチの「でかボタン」を見つけまして、「50円」と表記されていたので、「買い!!」と思って売主さんのところ持っていったら、なんと500円だったことです。
一瞬時が止まりましたが、結局買いました。
このボタンがどうしても欲しかったんです、ホントですよ。
小心で「値段勘違いしてました」って言えなかったわけじゃないですよ!
しかしこの衝動的に買いたくなる気持ち、はなんなのでしょう。このでっかいボタンが波縫いしかできないようなわたしの手に渡って、一体何になるというのか。ボタンが、
「売れ残る前に俺を買え!50円だと勘違いしろ」
とわたしに呪いをかけたのか。見るとコロンとしていてなかなか可愛いボタンなんですけど。明らかに現在必要ないものなのに衝動的に買ってしまう・・・・・・冷静さを奪う骨董の魔力!
気付いたときには財布をすっからかんにしてしまう、なんとも恐ろしい魔力です。




