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日々無常
馬鹿正直に生きていけたら
どんなにか
いいだろう
目を開いて見ていなければ
見逃してしまうものばかり
それでも
目を開いて見続けているのは
疲れるんだ
とっても
だから
目を閉じた暗闇の中でじっとしている
ちらちらと蠢く光の模様は
私を捕らえて逃してはくれないけれど
この暗闇でじっとしていると
落ち着くんだ
とっても
だけど
閉じた目は
開かないといけないね
閉じたままでは
いけないね
安息にあぐらをかいていては駄目なんだと
誰かに言われた気がした
その誰かって
一体誰なの?
馬鹿正直に生きれなくても
日々は淡々と過ぎてゆく
思い通りにはならなくても
一日は静かに終わってゆく
無理矢理に開けた目も
閉じていい時間が
くるよ
嗚呼
日々無常
差し込む光に
奇跡を見るほどに。




