54/82
キリトッタシーン
君の
笑った顔ばかりがスローモーション
目に焼き付けたい、と、言ってしまったら
最後だから、と、思われてしまうのかな
内側からも
凍えてしまいそうになる寒さも
一人じゃないなら
耐えてみせるよ
軽々しく舞っていく粉雪くらい
身軽で、いたいけどね、
触れたら消えてしまうなんて
あんまりだよね
本当はね
君の困った顔や泣き顔の方が大好き
僕にしか見せない顔は
僕だけのものだから
君の
笑った顔ばかり
映画のワンシーン
スローモーション
まるで
走馬灯のように
本心まで曝け出しても足りないくらい
君のことしか考えてない
君が僕をどう思ってるか、なんて、
怖すぎて聞けないね
身に余る思いばかり
重く、重く、
心と体の自由は
奪われて、いく、
(君の笑った顔に、バツ印でも付けられたら、な。)




