32/81
嫌がらせ
傷をつけられたら
痛いと言える君
痛いと言えない僕
優しくないのは僕の方だ
君は本当のことしか言わない
僕は言えない
傷は隠して生きていくしかないんだよ
そんなふうに晒せない
僕に出来ないことを
君は容易くやってみせる
僕と君は違うのに
どうしてこんなに
比べてしまうの
自分を卑下した生き方は
損するだけよと君は言う
分かってるよ
分かってるんだよ
それでもさ
それでもさ
君の言動全部
僕にとっては嫌がらせ
君からしたらこんな僕は
どうでもいい存在なんだろう
それなのに
そばに居たいと思うのは何故なんだろう




