ホブゴブリン①。
侑人が狂戦士のレベルが2に上がった後も、複数のゴブリンの集団を見つけ、危なげなく倒していた。
ふう~、今ので24匹目だな。どれどれステータスはと?
名前 佐藤 侑人
職業 狂戦士 LV:3 調教士 LV:5
スキル 武器適性【近接】、初級テイム
固有スキル 異世界言語
狂戦士のレベルが3で調教師のレベルが5かぁ、感覚的には結構すんなり上がっている感じだな、身体能力の方もだいぶ上がってるし、今なら全盛期のヒョー○ルと戦っても勝てそうだな。
調教師のレベルが上がってもそこまで力が上がった感覚はないが、狂戦士のレベルが上がると明らかに力が上がってる感覚を感じていた侑人は、レベル上げが楽しくなってきていた。
地球にいた時は、レベルという概念が無かった為どんなにキツイ訓練をして鍛えてもここまで自分の力が上がる事を実感出来なかった。また、数字として見える事にやりがいも感じる侑人である。
ステータスの確認を終わらせて、再び移動を始める侑人、そんな彼の前に新たに現れた集団、そこには普通のゴブリンよりふた回りくらい大きなゴブリンがいた。
そのゴブリンは身長が180cmぐらいあり、ボディービルダーのようなマッチョな筋肉をしている、さらに革でできた鎧のような物を身に付け、剣まで持っているしまつだ。
侑人はそのゴブリンを見て直感的に、あ、こいつはヤバいと感じるが、同時に戦ってもみたいとも考えるのであった。
どのみち、こいつらが目指している場所はクラスメート達がいる所なので、戦わないという選択肢は無いのだか、侑人は出来れば正面から戦って、自分の力を試したいと考えていたのだった。
(あいつはヤバいなぁいかにもボスって感じで、それにしてもこんな所で武器を持っているって、自分達で作ったのか?それとも人間を殺して剥ぎ取ったのか?まぁどうでもいいか、今はあいつらを殺ることに集中しよう、なるべくなら今後の事を考えて極力ケガは無しでいきたいんだけど…。
う~ん何回見ても普通のゴブリンと比べるとデカイな……よしあいつの名前はホブゴブリンにしよう。という訳で、そろそろやるか。)
侑人は先ほど見つけたゴブリンの集団が通る先に行き罠を仕掛ける、そして同じように音を出しゴブリンにわざと見つかったフリをする。
ゴブリン達は餌を見つけた!と毎回同じような反応を見せる、大きいゴブリンの取り巻きと思われる3匹のゴブリンが侑人に向けて突っ込んでくる。
それを見て侑人は、先ほどと同じように走って、罠がある辺りに誘導する。そして、罠に掛かった一匹のゴブリンの首が宙をまう。
2匹のゴブリンは呆気にとられ、侑人が近づいている事に気づかずにいた。
侑人は1匹のゴブリンの顔に回し蹴りを放つ。
レベルの上がった侑人の蹴りは、それだけで、致命傷を与えられるほどの威力がある、また侑人が履いている靴も普通の靴ではなく、安全靴のような鉄板が入った特注品であった為、鉄の棒で殴られたような衝撃を受けゴブリンはそのまま死んだのだった。
もう1匹のゴブリンはそれを見て、すぐに襲い掛かってくるが、侑人はゴブリンの攻撃を避け先ほどと同じように顔に蹴りを叩き込みゴブリンを倒す。
後方にいた体の大きいゴブリンはそれを見て、「グオォォォォォ」と侑人に威嚇しながら突っ込んでくる。
「うわぁ怒ってるなぁ、まあそのほうが都合がいいんだけど、」侑人は罠が張られているエリアに逃げ込むのだが、ゴブリンは途中で止まりこちらを睨みつけ動かなくなる。
あちゃ、乗ってくれないか……うん仕方ない、仕方ないな、よし正面からやるか!と侑人はウキウキ顔でゴブリンに近づいて行くのだった。
侑人は(まずは牽制っと)ゴブリン達が使っていた棍棒を投げる、ホブゴブリンはそれを避けずに素手で払い避ける。
避ける必要も無いってか、なら次は一発いれてみるか!
侑人はホブゴブリンにある程度近づいて行くが、突然転がるように横に避ける。
(危ねえ、斬られるとこだったな。人型だからと勝手に間合いの範囲を決めつけていた俺は、バカだな。)ホブゴブリンの腕は普通の人より長く、当然届く範囲も広いのだった。
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