レベルアップ。
侑人は春乃と文俊と別れた後、森の中で気配を消し自分達を見ていた何かを観察していた。
相手に気付かれずに後ろに回り、それを見て驚いた。(想像通りのゴブリンじゃん!)侑人はやっぱ異世界なんだな~と再確認する。
とりあえずこいつらは放って於いて、もっと森の奥に行くかと足音をたてないように歩きだす。
お、いたいた!やっぱり仲間を呼びに行ってたな、ゴブリン3匹がこちらの方に向けて歩いてくる。
さぁて、どうすっかな?相手の実力がわからない以上下手に正面からはなしだな、とりあえず罠でも張って試してみるか?とポケット中から、ピアノ線を取り出し木と木の間に張り巡らしていく。
侑人は常日頃からピアノ線やいろいろな物を持ち歩いており、不測の事態にそなえている。
罠を張り終えた侑人は、わざとゴブリンに見つかるようにガサガサと音をたてる。
それに気づいたゴブリンはこちらを見て、エサが居た!と思ったのかニヤリとし襲ってくる。
侑人はゴブリンに怯えるような演技をして、罠があるエリアまで走る。
ゴブリンはまんまと乗せられ、走りながらそのエリアに入ると、次の瞬間2匹のゴブリンの首が宙を舞うのだった。
ゴブリンは見事に罠に掛かり2匹が死んだ。最後尾にいた1匹は目の前で仲間の首が一瞬にして無くなったのを見て、唖然とし動けずにいた。
侑人は、それを見ながら罠が有効に働いた事にほっとし、そして残ったゴブリンに向け歩きだす。
「お~い、ゴブリンさん!一対一で勝負しようぜ。」こっちの言葉が通じているのかどうかわからないが、とりあえず話しかけながら近づいてみる。
それを聞いたゴブリンは、さっきまでの驚いた表情から、必ずおまえを殺すという表情をして、侑人に再度襲いかかる。
侑人は残った1匹をあえて罠に嵌めず自分の手で殺す事にした、これはゴブリンの正確な能力を図る為である。
ゴブリンは棍棒を振り上げながら近づいて来て侑人目掛けて振り下ろす。
侑人はそれをバックステップで余裕を持って避け、反撃をせずに次の攻撃を待つ。
その後、幾度も棍棒で攻撃を仕掛けるゴブリンであったが、全てを避けられ一切当たらず疲れも見せ初める。
ゴブリンの能力が大した事ないなと把握した侑人は、もういいかなと、先ほど殺したゴブリンが持っていた棍棒を持ち、目の前でヘロヘロになっているそいつに、思いきり棍棒を叩きつける。
叩きつけられたゴブリンは、生きてはいるが虫の息で、追撃をした侑人にあっさり殺された。
ゴブリンとの初戦闘を終えた侑人は、(この分なら向こうにいる奴は、春乃たちで十分だな)と思い、すぐさまピアノ線を回収して移動を始めた。
森の中を移動中なにか変だと立ち止まり、ふとステータスを見てみると、調教師のレベルが上がっていたのだった。
名前 佐藤 侑人
職業 狂戦士 LV:1 調教士 LV:2
スキル 武器適性【近接】、初級テイム
固有スキル 異世界言語
調教師のレベルは上がったけど、狂戦士のレベルは上がらずか、スキルも増えていないし、身体能力も若干の違和感程度で、急激に変わるわけでもないし、よくわからないな。
侑人は再度移動を始めると、今後は5匹のゴブリンの集団を見つける。
さっきの感じだと正面からでも大丈夫そうだけど、念には念を入れて、罠を仕掛けますか。
先ほどと同じように罠を張りゴブリンを誘きよせ、2匹の首が飛ぶ、残ったゴブリンも侑人によって難なく仕留められた。
さっきの戦闘中、最初の2匹をやった後
明らかに体のキレが良くなったなと思い、ステータスを見ると狂戦士と調教師のレベルが上がっていた。
名前 佐藤 侑人
職業 狂戦士 LV:2 調教士 LV:3
スキル 武器適性【近接】、初級テイム
固有スキル 異世界言語
今度は2つとも上がっていたか、職業によって必要な経験値が違うのはわかったけど、倒した経験値の総量を2つで分けているのか?1つずつに入っているのか?……どっちだろう?
ただ、調教師のレベルか上がる時より、狂戦士のレベルが上がった時の方が明らかに身体的な能力が上がっている感じだな、直接の戦闘職と間接的な戦闘職の違いか?
侑人はそんな事を考えながらその場から移動するのだった。
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