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第3話 契約書はサインしてから中身を確認するように(白目)

情けは人のためならず~結局みんな利己主義で、仮に利他主義的行動してても利己主義な理由でしてるだけ


自分が最高にハッピーなときにもしかしたら周りのヒトが辛いかもしれないから喜ぶのやめよう、としてもなかなか嬉しいことを隠せませんよね。

彼もよっぽど嬉しかったんでしょうか?

訳がわからない……がこんな治安の悪いところに突っ立っているわけにもいかない。


取り敢えず田舎から追い出されて冒険者になりに来たガキ(かつての自分も)が使うような小汚ないが安い宿に入る。


大部屋で雑魚寝スタイルだが、俺の持ってるポケモンの やまおとこ が担いでるみたいなリュックサックを広げるのには不自由しないからばらまくように宿代金を受け付けに渡してリュックを広げる。


今は昼間だから大部屋には盗られても問題なさそうな荷物以外には人も物も居無いため遠慮無くクーファ子爵から受け取った書類に目を通す。



◇◇

タクハロオーカ王国 第7都市 クーファ 

その西部地区わ管轄とし、治安維持及び特例事項の発生時に……


……の任を命ずる。

・スキスト フォン クーファ ・グラナダ

◇◇



まとめるとこうだ。

・クーファの西部地区の事件は全部君が解決してね!

・西部地区の問題で他の地区に迷惑かけたら給料から引いていくから気を付けてね♥️

・あ、これは僕からじゃなくて王からだから嫌だとは言わないよね?


って、感じの契約書が色んな書き方で抜け穴がないように何枚もあって全てにサインさせられてる。


次に前任者からのマニュアルに目を通すが、その内容がひどかった。


まとめるとこうだ。


西部地区は治安が悪い。

更に身寄りの無い子供たちも西部地区に送られ食い物にされ、生き残ったとしても大人になる頃にはアンダーグラウンドな世界に染まりきっている。

歓楽街はスラム街にあって一見テーマパークのように賑やかだが、遊びなれてる人間と馬鹿で物知らずな人間以外は近寄らない程度には犯罪が横行している。

主な仕事はやべえ凌ぎをしている奴らを怒らせずに、それとなくたしなめたり、仲裁したりする。

大事なのは問題を西部地区から出さないこと。

だけどおれはもう解放されたから、お前もいつか抜け出せるさ!


後輩に対してものっそい他人事でんがな。


この仕事やめれてものっそい喜んでますやん…。


忘れてましたが、今その世界に神様はいません。

かつて本当に存在していたのか、真実を知るものはまだ現れず…。

ヒト・エルフ・ドワーフ・ゴブリン・リザードマン・オーク・獣人など多種多様な知的生物が存在する世界観で描いています。

コミュニケーションの取れる知的生物は全て人間とし、その下に○○族として分類します。


しかし、白人と黒人で差別がある私たちからすれば、異世界のヒト族はエルフならまだしもゴブリン、オークにリザードマンなんて受け入れられるのでしょうか?

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