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幻想世界XLEGEND 《ワールド・ファンタジア・クロス・レジェンド》  作者: 結城しじみ
第四章 深淵奈落の幻想編
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第十五世界 《 導かれるままに・・・ 》

 前方ある剣、周りにはそれを見守っているものがたちがいた。水戸アヤトは白神に言われた言葉が気になっていたが、それよりも目の前の問題に集中すること考え始める。



霹靂神はたたがみ……」



 何気なくそうつぶやき剣に手を触れ始める。それをまっていたかのようにして、剣は光りだした。とてつもなく大きな光、まぶしい光、その場にいた者たちすべてを包み込むような光、言葉に簡単にはできないような光景が前方に広がっていく。

 そうして、また水戸アヤトは何かの映像が目の前に映し出されたのだ。それは左目の力も連動してのことだと、考え始める。なぜそのような考えに至ったのかは、本人にも詳しい事情はわからない。しかし、そのようになっている! っとそう思っていたのだから、無理にでも納得せざるおえなかったのだ。


  

 光が薄くなり、そこに映し出された光景は白神と話した場所とは全く違ったところである。



「都会……?炎……?」



 あたりを見渡せば、一人だけ、周りは倒壊しているであろう建築物、燃え盛る炎さえもそこには映し出されていた。今回ばかりは水戸アヤト自身何かを感じ始めた。



「これは未来の世界……なのか……?」



 そうつぶやいた矢先、前方には泣き崩れている少年の姿があった。そちらの方に走っていくが、その瞬間に上空に凄まじく大きなレーザーのようなものが一直線に流れていくのが見えた。

 何事かと思い体勢を低くし身を守ろうとする。その後レーザーが撃たれた方を見るとそこには、巨大な鳥のような人型の姿の存在がいたのだった。



「なんだ……あれ……少年は!」



 気が付けば、少年の姿もなく、そこに映し出されているのは何かと何かの戦いであった。何が行われているのかまったくわからない。そもそも、この今見えている光景がこれから来る世界のことなのか? そもそも前方にいる存在は何なのか? わからないことだらけでしかなかった。

 いくら何でもスケールが大きすぎる。いくら何でもことが大きすぎる。一人の力でこれを何とかできるほどのものではないと確信し始める水戸アヤト。魔法という名の力、実世界では見ることがないとされるい能力の力、これらの影響で実世界以上の戦闘が行われている世界。

 すべてにおいて、驚きしかない。しかし、それでもこの今見えている映像はこれから来ることだと確信するしかないものであった。理由はわからない。だが、これは確実にやってくる。


 白神の言っていたことやこれまでのことを踏まえてある人物に不信感を抱き始める水戸アヤト。なぜ知っているのに何も話さない? なぜ聞いても話してくれない? 夜紅直哉という男の存在。謎に満ちたその存在を疑い始めるのであった。



 気が付けばもとの光景に戻っており、剣はその場所から抜かれており、自分の手で握っていた。周りはそれを見て、言葉を出せずにいた。



「何をしたんだ……アヤト……」


「素晴らしい!素晴らしい!さすがは水戸家の子だ~!」


「まさか抜ける人がいるとは思いませんでした……驚きです」


「この武器の名を言えば契約ということなのですね。神の遺産というのは……」


「そうだな……だが、よくその名前がわかったな」


「何かに導かれたような気がしたのです。何かに……」


「まあよい!抜けたのだ。それはおぬしのものだ。好きに使うがよい!」


「ありがとうございます。この場所はこれからどうなるのですか?」


「この場所はそのまま使われるよ。スカイロードとして、この場所はその剣が収まっていたことのほかにも様々な理由が存在するしね?」



 驚きや喜びをしているさなか、突然地震のようなものが発生し始める。



「なぜこの天空都市で地震のようなものが……」


「剣抜いたからが理由だったりしてな?」


「不謹慎すぎるよ!リリア!!あんた!」


「とりあえずはまずい、このままこの場所から出るぞ!」



 老人に言われ、彼らはその遺跡から出ていく。しかしそれ以上の光景が世界を包んでいるかのようにしていたのだ。



「空が赤い……」


「アヤト何か知ってるのか……?」


「僕は何も知らない。だけど、うっすらアヴィスの使者というのが頭に浮かんでくる」


「アヴィスの使者だって?まさかでも……」


「ありえなくもないな。黒騎士の討伐以後様々なところで異変が起きているのだからな。アヴィスの使者の復活もあり得る話だ」



 そこにいた四人はこの空が赤く染まっている現象について話し合っていたとき、空から天空族の兵士が焦った面持ちでやってきた。



「管理者イルミス様!お伝えします!魔法防御壁が弱まっています。至急会議室の方へ!」


「おいおい……この魔法防御壁ってとんでもないくらいに強いんじゃなかったか……?」


「アヴィスの使者や黒騎士クラスのレベルなら、このいくら力が戻っているうちら天空族の魔法防御壁だとしても、壊すことは容易いものだよ……失敗かな。リリアとアヤトはどうする?今なら外の世界にいけるのだが……」


「この国はどうなっちまうんだよ!とりあえず、何とかしないといけないだろ?」


「ありがたい話なのだが、君たちにはこの国を守るというよりかは、アヴィスの使者の討伐をお願いしたいと思っているのだけど、平気かい?」


「僕は構わない。そもそも、いつかはこの手の相手と戦わなくてはいけないと思ってたくらいだし」


「それでは、飛竜を使っていってくれ。あとは頼む」


「イルミス!死ぬなよ!」


「私は平気だ!なんてたって管理者だからさ!」


 

 天空族の兵士が持ってきた飛竜にリリアと水戸アヤトは乗り、その場から去っていく。何が起こっているのかはわからないが、この場所から出ていくことが可能になった。しかし、この国がどのような結果になるのかまでは、イルミスたち次第。水戸アヤトは、老人にも別れの挨拶をしようと向いたのだが、気が付けばその老人はその場からいなくなっていた。

 彼は責任者であるために、すぐさまそちら側に向かったのだろうと考えリリアとともに出発する。



 そんな二人の姿を遠くから見ている老人の姿がいた。彼は白神へと戻り、つぶやく



「私の歩んできた未来とこれまでの未来、君が見る未来の三つのルートの結果が変わっています。二つのルートなら知り得たことなのですが、この三つ目のルートは一体……? なんだか、私の創造を超える何かがやってくるみたいですね。楽しみです」



 上空を飛び続けて約数十分飛竜はある程度進んだ距離で止まり、二人を下ろす。どうやら、これから先に進めないとのことであった。一例をしもとの方に飛び去って行く。



「環境によってあるんだなーこれはこれは」


「リリア、結構危ない状況の中に下ろされたみたいだね」


「?」



 疑問を浮かべながらアヤトの指さす方を見ると炎上している村があった。二人は走りそこにつくと、見たこともないような見た目の化け物に出会う。

 


「なんだ……気持ちわり……」



 前方にいた敵とされる存在は、二人を見て何かに反応したのか、襲い掛かってきたのだ。リリアがすぐさま回避し、攻撃をする。敵はもろくすぐに吹き飛んだ。



「簡単な雑魚的って感じか……なら楽勝じゃないか!そうだろ?アヤト」


「(おかしいな……なんで、こんなにも弱い敵にここまで村が崩壊されるのか……)」



 水戸アヤトが疑問に思っていたことはすぐさま解決することになる。倒された敵は霧となって消えたが、それに反応したかのように別の敵が二人の周りを囲うようにして現れていた。

 気が付けば、数えるのがめんどくさくなるほどにまで存在し、リリアとアヤトは戦闘態勢に入っていた。しかし、アヤトは彼らを見るなり、リリアに一言つぶやく。



「ここは戦闘してはいけない。そのまま走ろう」


「なにいってんだ?弱い雑魚だろ?そんなのが束になってきてもいみねーって。石ころぶつけただけで死ぬじゃんか!」


「だめだ。リリア、こいつらは一体倒せば虫のように何かを察知して現れてくる。先ほど倒したのを見てそう思った。進路を確保していく。それだけで無駄な戦闘は避けよう」


「……わかった」



 リリアはアヤトの方を見ると、汗のようなものが流れていることを確認する。それはただ事じゃないのだと確信するのであった。水戸アヤトでも相当危ないと感じる敵の存在、リリアは言われるがまま行動を始める。



「とりあえず適当に方向決めるってことだろ!任せとけ!」


「あまりにも適当なのは返って意味がない」


「じゃー!どうすればいいんだよ!!」



 村の周りは森であり、正直な話どちらを前にして進めばいいのかはわからないでいた。しかし、それでもアヤトは動揺せず考えていた。次第に迫ってくる敵。リリアはアヤトを見るなり何も言わずにただ剣を構えているだけだった。


 そんなときアヤトが行動に出る。



ヒュ~ドガーーン!!



 それは花火ともいえるような大きな音であった。リリアはついに頭いかれたのか?っとそう考え始めたが、その行動に意味があることはすぐに出てくる。

 どこからともなく手がでてくるや否や、アヤトとリリアの両名をつかみすぐさま次元の隙間に吸い込まれるようにしていなくなった。

 その場にいた敵は突然いなくなった彼らを見るなりして立ち尽くすだけだった。



「いて!」


「間に合ったな……」


「まさか本当にいるとは思わなかった……」


「お前が賭けにでるとはな?驚いた」


「無事で何よりだ。リリアとアヤト」



 二人が飛ばされたのは見覚えのある場所だった。ルークスローレ彼らはその場所に夜紅直哉と奏翔に連れられていた。



「直哉の次元魔術のおかげだね。さすがだよ」


「奏翔がいなかったら、細かな座標を見つけるのさえ辛かったから感謝ならそいつにしろ」


「おいおい……なんかすっげーこといってるけど、全然理解できねーぞ?アヤトわからないよな?」


「次元魔術やっぱり異質なものだね」


「褒めてんのか?それ……」


「まあまあ、こうして生きていたんだよかったことだよ」


「俺だけ理解してない感じですっげーいらだつー」



 リリアとアヤトは直哉に聞きたいことが山ほどあったのだが、それは奏翔も同じと言われ、詳しい事情はまず、蒼龍水無月にいってからと話す。

 四人はそのまま向かって行き扉を開けた瞬間にドタドタと足音が聞こえた瞬間に何者かが飛びついてくる。その勢いにアヤトは尻餅をつく。



「おかえりなしゃあああああああい!!あやとしゃまあああああ!!」


「!?!?誰だい!?君は……」





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