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幻想世界XLEGEND 《ワールド・ファンタジア・クロス・レジェンド》  作者: 結城しじみ
第三章 黒騎士殲滅編
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第十四世界 《 この世界って・・・ 》

「活動停止処分を言い渡されて早数日……なんで新規入れてるんですか……直哉さん」



「ルールなんてばれなければいいんだよ」



「私帰っていいですか……」



「神代弥生……かわいいこじゃないか。どれどれ私がテストしてやろう」



「何をするのですか!ちょ!・・はぅ!くすぐ……」



「突然現れる絶世の美女!それに襲われ喘ぐ美少女!!これはいいネタにできそうだ」




 黒芝悠雅のその発言もあってか、苦笑するアヤト、色々と新しいことが起こりすぎてパニック状態ではある。神代弥生は、体のいたるところを触ってくるアルフォンシーナに対し百合なのですか!あなた百合なのですね!! と大声で言うが、すぐさま納得することにより、抵抗できずにいた。



 いつもの会議室、メンバー全員が集まった。春風霧火は現在も行方不明となっており、心配の声も上がっている。普通ではない接し方や態度、逆にそう思わない方がおかしいと思わざる負えない。そんな状態であった。

 アルフォンシーナは春風霧火の顔を見ていないこともあってか、本当に実在するのかさえ怪しいとまで考えていた。何せ、異世界に来てまだ半年も経ってない状況で、そこまで大きな力を得ることが、そもそもおかしい話なのだとして……


 話を聞いてとりあえずは! としてまとめた資料を展開した。

 現在の春風霧火の能力についてだそうだ。第一に無力の力と呼ばれるもの。クロイやシロイが言っていた破壊の力と呼ばれるもの。

 神の遺産無双竜、グレン・イーターから受け継いだブラッド。まとめたことはいいのだが、その情報を見て再度ため息をつき、本当にこいついるのか? と周りに訴える。



「いるから探してるんだろ!!コロシアムの情報ちゃんと見たか?」


「悠雅だっけか?コロシアムの問題はもしかすると第三者の可能性すらあるだろう。異世界に来る前どんな生活をしていた?平凡な学生だろう。そんな子がここまで大きな力を一気に扱えることはとてもじゃないが、あり得ない話だ」


「ありえなくはないだろう。シーナさんよ」


「そうだけどさ……直哉みたいに才能があるかもしれないが、これ無力は……」


「無力の力が本当に操れているのなら、今頃俺らはあの世生きだ。それじゃない他の何かを持っているんだろうな」



 それを聞いてもう一度アルフォンシーナはコロシアムの事件の動画を見直す。結果あることに気が付いた。それは、自分たちが考えているよりもはるかにめんどくさいものだとして、周りに言い放つ。

 内容は実に簡単なものだった。現在春風霧火は何者かによって、操られている。そうであるのなら、コロシアムの事件やその他のことに関しての説明がつく。


 周りにそういうと、悠雅はすぐさま黒騎士だな? と質問をし、あたりと話す。すべてにおいての辻褄が合うとして、そのように考え始めた。

 とりあえずは、春風霧火の捜索として周りにいってその日は解散になった。

 会議室に残った水戸アヤト、クロイ、シロイ、夜紅直哉、アルフォンシーナのうち、クロイが一言質問した。



「おぬし、先ほどの発言は嘘であろう。なぜ? そのようなことをいったのだ?」



「世の中には信じられないことが山ほどある。私も君のことは何何一つわからない。だが、先ほどの動画を見てすぐにわかってしまうこともある。知りたくないことのような気はするだが、それも情報として得るようになってしまうんだよな。宣言する。春風霧火はこのままだと無差別殺人をする」



「どうして彼が……」



「黒騎士の時に無力の力が解放した。結果として、すべてを受け入れてしまったんだな……ゼロと同じ運命をたどるのか……あいつも」



「直哉、そろそろそのゼロと無力について教えてくれないか?」



「隠すことしなくてもいいのかもしれないな……」



 そういうと無力の力やゼロと呼ばれる存在について説明をし始める。

 ゼロとは、世界最強と言われしギルド「アブソリュート」のギルドマスターであり、もちろん無力の力の使用者でもあった。

 人を愛し、助け、醜い戦争をなくす。これを日々考えながら戦いをし救ってきた。しかし、人を信用しすぎたのが問題であった彼は、そこを付け込まれ、狂ってしまう。無力の力もそれに答えてしまい。結果的に、人を襲い力で征服する方向にチェンジした。


 最後は仲間によって殺され終わりを迎えるのだと彼は話した。夜紅直哉が彼を知っているのは、同じアブソリュートのメンバーだったからであり、それはグランエリアスでも有名な話だと語る。

 地球と呼ばれる場所から、この異世界にくる方法は直哉自身はできないが、アブソリュートに所属していた白神の力によって行き来していたと話す。


 問題になっていたノヴァもそのメンバーの一人であり、彼がそのように人を飛ばす方法を知ったのは白神の力を真似た結果だという。

 ノヴァのしていること「神の化計画」は簡単に自分に新しい力を得るための一つの計画に過ぎないとして、罵倒した。


 当時直哉は小学生ほどであり、それでもアブソリュートのメンバーは強いものだったと話し、昔から頭おかしいほど力を持っていたものは今はさらにおかしいくらいになっているのだろうと予想していた。

 ゼロがなくなってから、他のメンバーはそれぞれに散り所在がわからない状態だったが、ノヴァだけは異世界に来た人の話により知ることができた。



 次に無力の力について知っていることを話す。ありとあらゆるものを吸収する。その力は特殊技能書に書かれているものの中で上位に君臨するほどとされている。

 ゼロが使用していたことにより有名になった、それ以後その力を使うものは確認されておらず、春風霧火でようやく二人目になるらしい。

 しかし、それは他の力で探知できないだけであり、本当ならもっと昔からあるのではないのか? といった推測はなされている。なので、無力の力はどのようなものなのかについては、詳しくはわかっていない。


 同じくして、上位に君臨する、破壊、魔王、幻想もあるのだが、果たしてそれを超えるものなのか? といった議論もたびたびなされている。

 春風霧火は破壊王の力を持つとされている。それは上に挙げた破壊とは違ったものであり、直哉自身気づいてはいた。

 破壊と幻想についてはわからないが、直哉の知り合いに魔王の力を所持するものはいるとして、いつか会わせてやると話す。



 スケールの大きさに戸惑うアヤトであったが、そんなので戸惑ってたらこれから先つらくなるだけだぞ! と活を入れる直哉。

 実際に一緒にいるアルフォンシーナも有名な悪の組織のメンバーの一人として話し、それを聞いたアヤトは、今いるギルドは正直な話、良い印象ない。と思っていた。


 異世界に来てまだ半年も経ってない。それなのに大きすぎる話、自分らはどこに向かっているのかわからないと考えていたアヤトだったが、一つ疑問に思っていたことを話す。



「あまりにも大きい話で現実味がないのだけど、それはこの世界に来た時からそうか……だとしたら、どうしてこの世界に多種多様な存在が転移されてくるんだ?」


「この世界は簡単に言えば、中枢的な存在だ。もともとこの世界に生物なんていない、すべては転移からやってきたものだ。それが変化して今に至る」



 また大きな話が語られたが、この世界だけは他の惑星や世界とは違った、別次元そのものであり、大体の場合この世界に転移、転生される。

 力が大きすぎるがゆえに、吸い込まれるようにして飛ばされるみたいだ。

 本来地球から出ようとするのなら宇宙にでていくが、この世界のみそれが違い、どんなに高く飛び上がろうとしても、宇宙にいくことはできず、永遠と同じところを彷徨い続ける。


 ノヴァやルミナス、星破壊者などは好き好んでこの世界に飛ばしているわけではなく、気が付けばこの世界に飛んでいると納得したほうが良いと直哉は語る。

 ルミナスや星破壊者に関してはいくら直哉であってもわからないと話す。

 知ってることを大体話した結果アヤトは、今までにないこともあり、夢の中にいるのではないのか? とそう思っていたが、無理にでも納得しないとこれから、さらにおかしなことが起こるとして自室に戻って整理するとして、その場を去った。


 それを見ていた残りのメンバーは無理もないとして見送った。

 自室に戻ると、今までのことを思い出す。そもそも水戸ゆずはの存在も気がかりである。今まで神様を祭っていた自分の家系だったが、現実になると受け入れられないものもあるとして悩み始める。

 そうこうしていると、扉が開く音がし、誰かが入ってくる。



「アヤトしゃま……?いましゅか……?」


「ゆずはか……どうしたの?」


「自室に戻るときのアヤトしゃま悩んでそうで……つい……」


「そうか……こっち来てくれる?」


「?……はぅ……どうしたのでしゅか?」


「このままでお願い」


「旦那様がそう願うのならそうします」


「ありがとう……」


 自室に来たゆずはを抱きしめるアヤト、いきなり何をしているのかわからなかったが、ただこうしたかったのだ。このまま考えたらつぶれてしまう可能性があるからだ。

 次第に他のメンバーについても考え始める。自分だけではなく他のみなも同じように悩んでいるのかもしれない。ゆずはに関しては、いきなり解き放たれて自分以上に本当なら怖いのかもしれない。

 春風霧火は自分に力がなく今まで悲しんでいた。突然想像以上の力を得て、この先どのようにすればいいのか?わからない。それがなぜ自分は気づけなかったのか? といった悔しさや悲しさがあふれ出てくるとともに涙を流し始める。


 それに気づいたゆずはは、彼の頭をなでながらそばにいます。大丈夫です。そういった。

 そんなことをしているときにアヤトのことが心配になりドアが開いていることに気づきゆっくりと入ってくるものが現れた、如月美音だった。

 彼女はゆずはとアヤトが抱き合っている姿を目の当たりにし、邪魔をしたらいけない。と思いその場を去っていく、しかし、それだけではなく、あんなにも悲しんでいた彼を初めて見た美音はある決心をする。


 

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