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幻想世界XLEGEND 《ワールド・ファンタジア・クロス・レジェンド》  作者: 結城しじみ
第三章 黒騎士殲滅編
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第十二世界 《 ギルド戦初戦 》

 試合会場にいくと、そこはすでに満員御礼。

 会場はコロシアムのようになっており、客席は何万とあるらしい。今回Jグループは「エリュシオン」水戸アヤトや春風霧火が所属するギルドは期待されていたのだ。

 無理もないだろう。黒騎士対戦の功績が大きすぎるからだ。


 メンバーの一部はこのような大きな会場に参加したことがないことから、緊張がいつも以上であったり、表情が固まりすぎてたりとさまざまである。

 夜紅直哉から一試合目のメンバー五人を言い渡された。どのような大会なのかを知るため、ギルドはどのような者たちがいるのか? そういったことを踏まえて最初から全力で挑むとして話した。

 戦闘は一から五で順番に一対一で行われる。先手は黒芝悠雅であり、戦闘能力を知りたいとのことであった。

 審判らしき人が中心に立ち、大会のことについて話し始める。それから名前を呼び互いに正面を向いたまま紹介される。



「今大会初参加ギルドエリュシオン!黒芝悠雅!!対するは~炎の獣人族レッドフォックスのビーグル!!」



「お前があの黒騎士の功績を出した者か。面白い受けてやるぜ」



「簡単に戦闘不能になるなよ?」



 審判が始め! と言った瞬間に二人は衝突する。黒芝悠雅は銃剣武器、相手は両手拳である。最初に仕掛けてきたのは相手の方だった。

 フレイムショット! と発した瞬間にジャブをかます。そこから炎の衝撃波がやってくる。無数あるものをかわすが、いくつかに当たってしまい、吹き飛ばされるが、両足で着地する。



 観客席の方から見ている神代弥生はざっこww とつぶやく、なぜか黒芝悠雅はそれが聞こえたのか、そちらを見た後力の解放を唱え始める。



「あのくっそちび!覚えてろ!!いくぞ!!我が力解放!!ジャムシード!!」


 持っていた剣は紫と黒の二つのオーラをまとい、霧が晴れたときのその剣は禍々しいものへと変化していた。刃は紫だが中心に向かうにつれて黒くなっている。

 黒芝悠雅曰く、大剣と分類される剣だが、見ただけの感想だと大剣のようだが、大剣ではないものであった。シンプルな作りをしており、長くなっている。 

 今までそれからどのようにして銃にモードチェンジしていたのかは、わからないほど。


 彼はそのまま突っ込む右手には大剣を持ち、振り下ろす。地面は割れるが回避される。大きなものだが片手で振り回せることで、軽いのかもしれない? とサトルが話すが、直哉がジャムシードはそういうものだよ。と話す。


 神の遺産のようなものだがまた違った種類の武器、九頭竜サトルの腕輪も同じようなもの。

 武器自体に力を持ち、なおかつ適合しなければただのゴミとなる。魔法の武器版と言ったものだ。

 神の遺産との違いは、簡単に言えば魔法か魔法じゃないかという点のみだという。


 どちらも同じような力のぶつかり合いが続く、炎属性と闇属性の戦いだ。会場も大盛り上がりなのは言うまでもないだろう。

 黒芝悠雅は遠距離も巧みに使いこなす。大剣を銃モードに切り替えて狙撃し、隙が見えたら剣モードに切り替え狙う。

 

 多少押している状況が続いているのだ。しかし、相手はすぐさま切替を行い俊敏性を高め、突っ込んでくる。やはり速さは相手の方が上手だった。



「『踊るバーンニングレイヴ』」



「まじかよ!ぐあああ!!」



「勝負あり!レッドフォックスのビーグル!」



 いよいよ勝負がついた、会場はさらに盛り上がる。まさか一戦目からやられると思わなかったのも他のメンバーにはあった。立ち回りの速さや切替、拳武器だからこそできる技として納得するアヤト。

 笑いながら負け散った。 と言いながら彼らのもとにやってくる。ため息をする神代弥生。

 直哉は二戦目は水戸ゆずはと言ったが、それに異議を申し立てる人がいる。当然水戸アヤトだった。



 まだ小さいゆずはを戦闘だすのは無理すぎると話したのだ。だが、それでいいと話す。周りは重い雰囲気にたちまちなるのだがゆずはの一言によりアヤトは収まる。



「アヤトちゃま!いつまでも子ども扱いしないでくだしゃい!勝ってきます!ゆずは!」


「無理はしないでね。危ないから……」

 


 暗い雰囲気の中を嫌がり声をあげたのがクロイと神代弥生の二人であった。いやー! と同時に言うもので悠雅やサトルも一緒になって同じことをする。シロイは若干それを見て引く。

 試合が始まる。審判が両側の選手の紹介をする。次に来たのはレッドフォックスのチワワだった。両者小学生ほどの身長であり、ケモ耳を付け尻尾を付けているものだから、会場は別の歓声を上げ始めた。


 試合が開始する。両者勢いよく突っ込むがなんともおかしな試合が流れ始めた。



「いぇーい!こっちの勝ちです~ゆずはちゃんまだこっどもー!」



「なんで勝てないのですしゅか!!おかしいと思いましゅ!!もう一度!!」



 二人はじゃんけんをし始めたのだ。会場はかわいいと発しながら癒しムードが展開される。アヤトもこれならいいか……の一言を発する。

 何十分し、二人に審判が時間になったとして、勝者を言う。

 たまたまその時に勝ったのがチワワなため、勝者はそちらになった。ゆずはは納得いかない! として審判に突っ込んだが、審査員の方からはじゃんけんの勝利数がチワワの方が多いと話不貞腐れた状態で仲間の方に戻った。


 

 三戦目に入るのだが、ここまで勝ってないエリュシオンは焦りを感じ始めていたが、直哉は平和だなーの一言を発する。確かに黒騎士で起った大きな戦闘は一度もしてない。

 技の掛け合いもそこまでしてないのだから無理もないのだろう。しかし最下位ギルドではこれが精一杯なところも強い。

 次に選ばれたのは神代弥生であった。まさかの指名に驚いたが、黒芝悠雅の煽りによってやる気を上げる。



「三戦目ギルドエリュシオン後がないぞー!!次に登場するのは神代弥生!!ここまで不動の連勝を進んできたレッドフォックスはブルドック!!ここで負けたら敗退だ。試合開始!!」



 先に三勝したら終わる。神代弥生にすべてがかかっていた。しかし、ルール状はそれ以外に特殊採点というものがある。大体はこの最初のグループ戦は五戦三勝した方が上にあがるのだが、特殊採点が高ければ、勝つ可能性は十分にありえる。

 後がなくなったエリュシオンだったが、神代弥生の攻撃は驚くべきものだった。



「『変成変化トランス』双銃、はああ!」



ドドドドドド!!



「我が肉の壁に勝るものなどないわい!」



 神代弥生は唖然とした。撃った球がすべて相手の体で衝撃をなくしダメージがなかったのだ。魔法の鎧のようなもので身を固めている。それが銃弾が当たらないようにしているとのことだった。

 相手の攻撃はそれだけではない。突進し、あたり壁に激突する。銃は相手を見て撃たないといけない。しかし、相手がどこにいるのかわからない。見つけても致命傷にはならない。やみくもに撃ち魔力だけがなくなっていった。


 その間でもどこからともなくやってくる突進になすすべなく膝を付けるほどにまでなっていた。

 会場からは、初のギルド戦ここまでやったのはすごいよ! と誰かがいいその後拍手がしてくる。サトルたちはそれを見て聞いて、悲しくなってくる。

 

 黒芝悠雅が周りを見て諦めかけている神代弥生に一言発した。



「てめー!!このまま負けたら一生ネタにしてやるからな!!覚えとけ!!」



「イラ……うっせー白髪野郎……後でぶっ叩いてやる……」



「お嬢ちゃんリタイアしない?おら疲れた……」



 黒芝悠雅の一言によりイラつき目の色が変わる神代弥生、その後相手に向かって豚は引っ込んでろ。とガチギレ口調で言い放った。対するブルドックはそれに怒り突進してきた。

 しかし、神代弥生はすべてを読んでいた。



「当たらなければ当たるまで打つべしホトトギス!!『閃々星座流星群』!!」



 双銃を上に放ちスキル名を言う、無数の銃弾が神代弥生の頭上からブルドックに向かって斜めに降り注いだ。なんじゃこれー! と放ちながらも突進を続けるが、魔法の鎧でも貫通することに驚いていた。

 最後の一撃は星の形をした隕石のような物体であった。恐怖に震え上がりながらまじまじと見て、一言

I LOVE YOU !!  そう言ってそのまま戦闘不能に落ちた。



 どや顔をかましながら、右手を上げ観客席の方を見渡し、仲間のいる方に向かって行く。黒芝悠雅に向かってどうだ! と話すとハイハイの一言を言われ罵倒される。

 他のメンバーは内心恐れていたが、難なく勝ったので、よかったと話す。

 次に直哉が指名したのが水戸アヤトだった。全力で行くということだったので彼を指名したのだろう。



 ようやく自分の番が来たことに喜びを隠せいないでいた。周りのメンバーも勝ちフラグということで軽く手を振るだけになっていた。アヤトはそれを見て、呆れていた。ゆずは、シロイのみ彼に向って無理しないように。大丈夫ですか? などの多少過保護すぎる面が多かったが、それでも言ってくれたことにうれしく、ありがとう、君たちだけよ。と話す。



 水戸アヤトの対戦相手はレッドフォックスサブマスターである。プードルだ。右手には剣らしいが、刃の方にはもこもこが付いたおかしな剣を持っていた。

 試合始めと言われた途端相手はすぐさま行動を始める。



「空よ!雲よ!私に聖なる力を与えたまえ!『赤き雲の大雨クラウド・レッド・レイン』」



 会場は真っ赤な雲で覆われた。そこから降り出す雨は炎属性のものであり、あたり一面を火の海へと化した。油断してた自分に腹が立った水戸アヤト、こういう本当に強いやつも何人かいるのは当然のことだった。まずいと思いかわしまくっていた。


 近寄ろうにも相手の周りはより多くの火の雨が降り注いでいたのだ。アヤトはそこで一つのことに気が付く相手が持っているもこもこの剣だった。スキルを使っているときから、ずーっと指揮者のように振り回している。あれに何とかして魔法を当てて吹き飛ばせば何とかなるだろう。そう考えた水戸アヤトは水魔法を発動させる。



「これならいける!水魔法発動!はああ……あ」



「え……あああああああばばばぶぐぐ」



 水戸アヤトは自分の魔法の大きさを忘れていた。たちまち水魔法を使った途端にコロシアムは客席の手前の壁まで水がたまった。前よりも威力や量が増していることに直哉は微笑んだ。

 対する相手の方は溺れ白目をむいていた。アヤトは必死にどうにかしてやろうと思ったが、水は消える。使用者が消えろ思えばそうなるようだ。



 決着はついた。会場や解説者はそれらを見てエリュシオンは期待の新人がいますね~と話す。客席に戻ったときに直哉にやりすぎだ。と叱られる。悠雅やサトルたちは喜びのハイタッチを差し出す。

 ゆずは、シロイは心配をしていた。怪我はないのか? などアヤトは客席にまで心配をしていたのだが、コロシアムの戦場以外の場所は高レベルの魔法防御の壁があるため平気であった。



 レッドフォックスも次はないとして、ギルドマスターがすでに準備をしていた。直哉は春風霧火を指名するが、一言彼に言い放つ。



「アヤトと同じようなことはするなよ。まあお前は平気だとは思うけどな。念のためだ」



「ああ」



 そういうと春風霧火も中心に立つ。審判が最後の試合として話す。どちらも緊張しており、制限時間のことを再度確認した。それは30分とされている。その間で勝負がつかなければこの際は引き分けになりますとのことだった。最後は特殊採点によるものだという。



 レッドフォックスはギルドマスターのフォックス、エリュシオンからは春風霧火。二人はにらみ合っていた。どちらも負ければ終わり。フォックスマスターの方は、相手がアヤトよりも暗くひ弱な感じがしており、勝ったな……と心の中で思う。

 審判が五、四……とカウントダウンが入る。最後なので力が入っているのだろう。零と言った途端客席の方にいた高レベルの魔術師や直哉は何かを察知して高魔力壁を展開する。



ズドオオオオオオオオオン!!



 それは一瞬であった。一瞬だが大きすぎたのだ。観客も何が起こったのかわからなかったが、中にはなぜか負傷しているものまでもいた。その数数千以上であり、たちまち大パニックを起こす。コロシアム内では新手の襲撃者の報告だとして、救急車などが駆け付け負傷者を救出など大惨事になっていた。


 中心の霧火達は黒い煙の中にいて中が見えない。参加メンバーは緊急で選手部屋に連れていかれた。そこにはモニターがあり先ほどの映像が流れ始めていた。

 何があったのかというのはみなわからないでいた。ドアを開け直哉が入ってくる。その状態を見て驚く、なぜかボロボロだったのだ額からは血が流れ落ちており、意識朦朧としていた。



「一旦この試合はお預けだそうだ。審判が適切なジャッジをしてくれることを祈るよ。俺は病院いくわ」



 その後彼らは解散する。直哉をアヤトが病院に送った。一同は会議室に集まりそれぞれ何があったのかわからないなりにも、話し合った。春風霧火は生きているのか? それに関しても疑問があった。



 ギルド戦の方では違った意味で大変なことが起きていた。



「こんなの……ありえない……異能強化数の数値がエラーを起こしている。すぐさま異能強化指数を持ってきてくれ」



「これは・・指数黒星1……?何者だこの子は……」





 

 


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