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第十七世界 《 願う日々、苦しみの始まり 》

 この世界にはわからないことがたくさんある。それ以上に自分らがなぜ?飛ばされたのかもわからないままである。ノヴァという存在が自分らを飛ばし、その後自分の代わりにするという行為

 それはすなわち実世界と別れることを意味し人ではなくなるということも同じく意味する。



 アヤト、霧火の両二名のみ違った存在に呼ばれている。

 それも謎である。もしかする今回は今まで以上におかしなことが起こるのかもしれないとアヤト自身は考えていた。神の遺産や魔法といった技術、何よりみなが驚いたのは『車』。



 霧火がドラゴン族に旅をするといった後旧ワユ王が統治する国の王都にてたくさんの『車』が見つかった。

 それ以外にもスマートフォンなどの携帯やパソコンが見つかり、他の種族の王たちもそれを見て驚いていた。霧火曰くワユ王はよく異世界人が自国に来るということの流れを考えた結果。人だけではなく動物や車などのものまでもが、この世界に飛ばされているのだと推測するアヤトだったが、そうなると無差別すぎるノヴァの異世界転移は、一刻も早くに自分の代わりが欲しいのかもしれない。



 そんなことを考えているうちにイフリート艦長が街が見えてきたぞと皆にいった。

 サトルたちがそれを見て「すげーー!!」と声を張り上げるものだから、見てみるとそこには東京のような大都市があり、アヤトは考えることをやめそうな勢いであった。



 ワユ王の王都から5時間ほど来るまで進んだところにそれはあり、誰がどう見ても発展している大都市であった。それぞれの種族の国を見てきた彼らから発せられる言葉は「この世界わけわからん」の一言であったがサトル、ゆずは、クロイ、シロイの四名のみはしゃいでいた。



 イフリート艦長は車の燃料をいれてくるとして、さも当然のようにそちらにいき他のメンバーはみな一緒にあたりを見渡すようにした。通貨などは同じで言葉も通じるし歩いている人種もそれぞれ見たことあるようなのばかりだったもので、彼らはその部分だけは楽ではあった。



「とんでもない街に来たみたい……頭いたーい……吐きそう……」


「おい!霧火平気か!まじで顔色悪くなってるぞ!こいつ連れて近くの店いってくるわ!」



 長い間ニートしてたし、今まで色々なことがあったことからようやく肩の荷がおりた霧火は突然現実に戻り体調不良を起こし始め、心配した周防和馬や静香は別々の行動するとしてアヤトたちを離れた。

 一方のアヤトはどこかにいったゆずはたちを探すために移動した。



 サトル、ゆずは、クロイ、シロイの四名は「すっげー」と言いながら色々なところを訪れた。

 アヤトは四名とはぐれ一人探しながらその街を観光することとした。



「大丈夫か……?水でも買ってくるな。」



「すずがいってたね。もともと引きこもりだってやっぱまだ人が密集するところは厳しいか……」



 静香に背中をさすられながら、霧火は「ごめん」と言葉をするだけでそれ以上は何も言えない状態であった。もともと精神的に弱ってた彼だったわけだ。そこに大事だったすずをなくし、ハードな戦闘をしていた彼だったもので、体から警告がでたのだろう。



 水などを買ってきた周防と一緒にイフリート艦長もやってきた。

 霧火の顔を見てすぐさま近くのホテルを取り、体調が収まるまでこの街にいようと話した。

 イフリート艦長は独自に調査をしてくるとして外をでていった。


 何かあったら困るとして和馬や静香の二名は霧火の寝てるベットのそばにいた。




「サトルしゃま!サトルしゃま!これはうつくしゅうものでごじゃいましょうか?」



「何をいってるかわからないが、かわいいぞ!ゆずは!」



 一方突っ走っていた四名は街を普通に楽しんでいた。

 クロイ、シロイは現実に戻り「あ……」と両者目を合わせていったがまあいっかの一言で片づけた。

 アヤトの方は見つからない四名に呆れていると「助けて!!」と声がし、彼はすかさずそちらの方を走っていった。建物の裏側で暗い誰も来ないであろう場所だった。



 小学生くらいの一人の少年が三人の20代くらいの男性に囲まれていた。

 殴られそうなところをアヤトが助けに入ろうとした瞬間

「何してんだ……てめーら……」という声とともに気が付いたら目の前にいた白い髪をしリーゼントのように前髪が出っ張っていた若干不良そうな人が彼らに言い放ちギリギリのところを助けた。



 うち男性一人が襲い掛かってきたが、彼の蹴りに一瞬風のようなものがまとい腹部に向けて蹴り上げた。

 それを受けた男性はものすごいスピードと勢いで壁に激突し壁ごと吹き飛んだ。

 アヤトはとてつもない力を見て、ただ唖然とするだけで、その白い髪の男は少年に「もっと強い男になれ……」と一言話去っていった。



 すぐ我に返り彼が差っていった方に走ったが、すでにいなかった。

 ひとまずゆずはたちを探した方がいいなとし本来の目的に行動した。



 霧火の方はまったく体調がすぐれず逆に悪化して言っているように見え、さすがにまずいと思い和馬は従業員に病院の電話番号を聞きにいこうとしたが、イフリート艦長がやってきた。それも医者を連れて。

 その医者はすぐさま霧火の上半身の服を脱がしたが、そこあったものは何かの呪印のようなものが刻まれていた。医者が言うには「スネーク王の毒と何かが反発している」としていた。



 スネーク王の毒は独自に編み出したものであり、特効薬などはなく彼自身が作った薬でのみ完治することが可能としていたため、どうすることもできないといった。このままでは今日中にと話した。

 死へのカウントダウンが刻一刻と近づいてき、どうすればいいのかと考えたすえ医者は「僕の知り合いにもしかするとというとすぐさまそちらに電話し始めた。」



 イフリート艦長は霧火を担ぎ医者とともにそちらの方に向かった。和馬や静香に大丈夫と言いサトルたちを見つけるように指示をだした。二人は互いに「平気だといいね……」と言い突っ走った彼らを探し始めた。



 サトルたち四名は、気が付いたら遊園地にいた。

 彼らは何も考えずただ遊び始めた。ゆずはは初めてのジェットコースターというものを見て「乗ってみたいです!サトルしゃま!」と言ったが、悲しいことに身長制限があり断念していた、悲しそうなゆずはを見てサトルは違うの乗りに行こうぜ!と言い向かおうとしたところを静香に「こらー!!四人とも!!」と叱られた。



 事情を話されたサトルたち四人はすぐさまそっちいこうぜといったが、どこいったのかわからなく立ち往生していた。するとクロイから「もしかすると大変なことが起こるかもしれん。でも平気だと思う」と話した。案外早く見つけることができた彼らでアヤトを逆に探す行動をした。




 ―――――――――――――――十二支議会―――――――――



「ワユ王の一件から早2週間何度も議会を開いたが、マウス族の王は一回も姿を現してない。どう思う?」



「何者かに殺されれば議会の札一覧の赤いボタンがなくなるから、それはなさそうだ。失踪か?」



「ある一定の範囲から私たちはでることができないです。その範囲でどこまでいけるか……」



 シープ族、ミノタウロス族、ホース族の三種族の王は互いにマウス族を怪しんでいた。

 ドラゴン族の王も何も情報が来ないマウス族に対して違和感を抱いていた。

 ワユ王の一件からその他の種族では新しい王が誕生した。



 ボアー族、ドック族、モンキー族の三種族は一つの国へとなり、一番多く立場が高いものが生きていたモンキー族が王となった。彼らは封印のためにある一定の範囲からでることができずにいた。しかし、解いたために移動はできるものの、それも限られたところまでしか行くことができずにいた。



 なぜならば『アルカディアの天使』は一体だけではなく王であるアルカディアそのものが封じられているからである。小さき存在である天使はいずれ消えて戻るため問題はなかった。

 ワユ王はあの狂った状態のまま天使に運ばれ、どこかに存在する。それはわからない。



 あるところにいることにはいる。ただ飛ばしただけでありそれしか方法がなかったゆえの選択である。

 現在イーグル族はドラゴン族に統治されており曲がった政治などを無理やりただし、恨むのならドラゴン族の王を恨め!と語り、それに歯向かうものはいなかった。



 逆にドラゴン族の王は良き王とされ、次第に考えを改める人々もいた。

 この戦い後それぞれの国々では色々な種族が軒並みそろい多文化のようなものを形成していった。

 一番最初にボロボロになっていたラビット族は新しく王が教授になり国民は、王に対して「大丈夫か?……」と話していたが、彼自身笑いながら「平気だよ!」と語っていた。



 一方の問題のマウス族の彼らは地下を好み生活しているため、国がどこにあるのかわからないでいた。

 王も戦い以後行方不明であり、死んでないことは確認することは可能だが何をしているのかさえ分からずにいた。それぞれの国は遠征部隊を作りマウス族の王を見つけるように行動していた。



 霧火はある病院にいき精密検査を受けているところであった。

 スネーク族の毒は即効性が高く数秒や数分で死に至るものだと語るが、それを受けてから数週間もの間何もなく突然反応を起こしていたことに対して、スネーク王の新しい毒かもしれないと研究などをしていた。



 それは何日も続きやがて三日ほどにまでなっていた。

 ホテルでイフリート艦長が全員にそのことを伝えるとみな元気をなくし心配していた。

 医者からは一日とされていたものが三日も続いたのが逆にすごいと艦長はいったが、そういう問題ではありませんとアヤトは少し切れ気味に話していた。



 もしかすればこのまま……と彼らは思い素直に街の観光をすることができずにいた。



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