第十四世界 《 天才の力 》
突然だった夜襲だ。相手はイーグル族彼らは夜に仕掛けてくることが多い。
理由は簡単だ楽だからだ。シープ族の王はすぐさま戦闘準備をした。
彼も夜来ることは知っていたし、イーグル族はどんな手でも使ってくるからなおさら。
アヤトたちも起きシープ族の王のもとにいった。
「アヤトたちは他の人だから……その……」
「何をいってるんですか。僕たちも戦います。」
そういうと王は「ありがとう」と言い無茶をしないようにと残し去っていった。
外にでれば無数のイーグル族の軍が攻めていた。民家は焼け人々はシープ族の兵士により安全なところに避難させられていた。ラビット族と違うところはこちらは戦闘技術を知っていたということだ。
シープ族は得意の魔法の力によりイーグル族と対等に戦っていた。
アヤトはイーグル族の王を見つけるべく歩き回ったが見つからなかったが、ある種族に見つかった。
「君がアヤト君か……ワユ王もこんなひよわにやられたのか……」
トラ族の王がそこにはいた。まさかすぎる展開が起こり、彼は刀を握りしめ戦闘に臨む。
トラ族の王の俊敏さは素晴らしいといわざる負えないレベルにまで早かった。
さすが序列二番目だと彼は思う。トラ族の王もアヤトの動きに対して素晴らしいの一言を言った。
ただの異世界人ではないとそう思ったトラ族の王はトラの目というなの力を使い
更なるスピードアップをした。その影響によりアヤトは防御することしかできず。
防戦一方であった。なんとかしようと考えるが答えが見つからない。ただ守るだけしかできない彼はやがて膝をついたが、ある事を思った。
トラ族の王は特殊な能力によってのスピードアップをしている。魔法による速さではないことを思った。
そこで彼は駆け引きをここでした。特殊な能力と魔法どちらが早くなるかというのを。
「どうだ?お前さんには守ることしかできないだろう。そのまま倒れるがいいさ!ハハハ!」
水戸アヤトはここで足に魔力を集中し雷の力を発動させた。
「ライトニング……!!」そういうと彼は凄まじい速さで民家に激突した。
制御できない速さにトラ族の王は爆笑していた。せっかく神の遺産というものを持ち期待してやったのにそんなにうまく使いこなせないと相手ではないとしていた。
遊ぶのもこれまでだと言い一気に突っ込んできたが、水戸アヤトは「ライトニング!」と言いそこら辺の民家に突っ込みまくっていた。さすがの行動にトラ王は見るだけで、何もしなくなった。
本当に戦う気があるのか問いたくなっていたのだった。だがアヤトは本気だった。
ある程度のところで止まりトラ王を挑発し自分の行く方に仕向けた。その挑発にトラ王は乗っかり一気に突っ込んできたが、すべては彼の罠であった。思いっきり左手に持っていた透明なワイヤーを引っ張り
勢いで『無月一閃!!』という声とともに引っ掛かりながら体制を崩してやってくるトラ王に一撃を与えた。その後トラ王は致命傷を負い悲鳴を上げた。
「ぐああああ!!貴様!!まさか……」
「意味もなく突っ込むわけないだろ……少しは考えろよバカ野郎」
それを聞いたトラ王は怒り狂い両手両足につけていた重りを落とし、殺す勢いで水戸アヤトに襲い掛かってきた。「爆撃粉砕!!」を言いこぶしで殴ってきた。当たったところはある程度の範囲まで吹き飛ばしたが、アヤトには当たらなかった。次は当てると言い突っ込んできた際にアヤトは笑顔で
「 あなたのようなハマりまくりの人生僕は大好きです! 爆破!!」
ドガアアアアアアン!!!
「アアアアアアアアアアアアアア!!」
トラ王が突っ込んだ先はアヤトが仕掛けた爆発のところだった。
詠唱スピードの速さトラ王は痛がりながらもアヤトのどこにそんな力があるのかと不思議で仕方なかった。火そして、イーグル族が使う無属性の二つを重ね合わせわからないようにし爆発をさせる。それほど経ってないのにも関わらずここまでのことができたアヤト
逆にトラ王は追い込まれていた。
ただの人にここまでボロボロにされるのにも驚きであり、神の遺産をそこまで使ってないことにも腹を立てた。まだやつは力を残しているのが気にくわなかった。
「貴様は何者なんだ!!」
「僕は……ただの天才だ……」
そういうと彼は竜刀を両手で握りしめ『無月一閃』と一言いいトラ王を真っ二つにした。
すると彼はふと片手に持つ刀を少し浮かすと、刀は消えた。
まさかだったが竜刀の掛け声をすると現れる。なんとも面白いシステムだが、これは使えるとして考えた。トラ王を倒しそのままイーグル族の王を見つけようと走り出す。
一方ゆずはとシロイの二人は、まだ戦闘が開始されてないシープ族の国にいた。
なぜこの国にいるのかはアヤト自身がそのようにいったからである。
シープ族の王に安全な場所はないのか?としていったら、一番安全だと思われる場所がそこだといわれ、数日の間そこにいさせるようにした。
アヤトが何をしているのかわからない二人
ただぼーっと時間が過ぎるだけだった。何もない平穏な日常最初に動いたのがゆずはだった。
「このままずーっとしているわけにはいきませぬ!!」
「アヤトさんがそのようにいいましたし、怒られちゃいますよ?」
そう言われしょぼんとするゆずはだった。
イーグル族の王を探し回っていると図書館の方で鳴き声がしてきた。
すぐさまそちらに向かい声のある方に進んでいったアヤト
なぜかそこはとても暗い場所であった。恐る恐る進んでみたが、そこで驚きのものを目の前にする。
大きな階段が目の前に現れた。気が付いたら鳴き声はなくなっており、後ろは暗いままであり
階段の両端も暗い闇に飲まれていた。アヤトは階段をあがっていった。
長い階段、そもそも進んでいるかどうかさえ怪しいそれに違和感を抱いてきた。
後ろを見ると真っ暗であり、後ろから黒いもやが徐々にやってくる不気味さすらあった。
何か光が見えそこまで到達した。そこにあったものは超巨大な扉のようなものだった。
見上げてもどこが天上かがわからないほどに大きかったその扉を不思議に思っていた。
そうこうしているうちに扉は勝手に開き中からまばゆい光が差し込んできた。
それはとてつもない光、彼はまぶしさの先を見ようと進み始めた。
扉の先は雲の上にでもいるかのような別世界があった。
あたりを見渡すと空の上のような青いけど、雲の方が多い部屋のような場所
アヤトは図書館にこんなところがあるのはあり得ないとし先に進んだが、すぐさま答えがでてきた。
「水戸アヤトであろうか、我はノヴァ、世界を創造し運命を操る者。」
目の前にいた大きく黄金に輝いている竜のような存在がそこにはいた。
その竜は自らをノヴァと言い神様のようにいった。
アヤト自身何が何だかわからないが、自分の聞きたいことを聞いた。
「ノヴァ、なぜ僕らを飛ばした。あの自分がいた世界でみた巨人はなんだ?神の遺産とは一体?」
「おぬしを飛ばしたのは我ではない。あの世界にいた巨人は時空の間に潜む個体であり、何の意味もない。神の遺産は時期にわかるだろう。」
どうやらアヤトが見ていたあの巨人は時空に取り残された本物の人と言われた。
もしかしたら、アヤトも今頃あのようになっていた可能性があるとノヴァは語る。
彼を飛ばした張本人は別のところにいて、神の遺産というものはこれから知りえるもので必ず必要となるといわれた。気が付いたら元の図書館の場所に戻っていた。
あのノヴァという存在は謎である。一体何のためにあの場所にいけたのか?
誰が自分を飛ばしたのだろうか……
考えれば考えるほどわからなくなっていった。




