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怠惰の悪魔ぐうたらするめ、文明を守る。 ~酒と娯楽が消えるので、人類殲滅は困ります~

最終エピソード掲載日:2026/04/02
魔王軍・怠惰軍所属、省力化支援官兼古代遺産保守担当——ぐうたらするめ。

やる気はない。野心もない。人類愛なんて論外。
ただ、安い果実酒と、古代文明の音楽アーカイブと、燻製のつまみと、怠惰にだらだらできる毎日がほしい。それだけだ。

ところが、味方の憤怒軍が人類を本気で滅ぼしにかかっていることに気づいてしまう。

人類が滅ぶ? 別にいい。
——いや、待ってください。

人類が滅んだら、酒を作る技術者がいなくなる。
流通が止まる。酒場が消える。音楽が途絶える。
おつまみ文化が終わる。

それは困る。めちゃくちゃ困る。

仕方なく——本当に仕方なく——するめは敵であるはずの勇者一行をこっそり支援し始める。
通信をちょっと遅延させたり、結界の穴を少しだけ開けたり、最短ルートをそれとなく教えたり。
全部ついで。全部面倒。全部、酒と娯楽を守るため。

なのに——

勇者は「敵陣に、私たちを導いてくれる人がいる」と泣き、
賢者は「戦乱を長期的に調整する観測者だ」と論文を書き始め、
戦士は「口悪いけど気に入った! また会おうぜ!」と懐き、
教会は「奇跡だ」と記録に残し、
民衆は「酒蔵の守り人」と噂する。

全部、勝手な勘違いである。

するめはただ、酒蔵を守りたかっただけなのに——話だけが、どんどん大きくなっていく。

怠惰な悪魔の、しょうもない保身。
それが世界を救う(本人は絶対に認めない)物語。

全7話なのでさくっと読めます。
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