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BLUE AI  作者: 七星北斗
2/3

1.お使いとお散歩。


 今日は、平日。

しかし振替休日だ。


 こんな日は、だらけるに限るよね。


「( ̄▽ ̄)本日は、晴天なり、

北斗、寝ては駄目です。

お布団を干しましょう」


 私は、お布団を剥がされ、

床に転がる。


 床に転がった私を、

ベルは、ご飯はまだ?

と、見下ろしてくる。


「そんな~、ご無体な。

ベル、慰めて~」


 しかしベルから、容赦のない

ヒップアタックを受ける。


「ベル、酷いよ~。

私は、クッションじゃないんだから」


「ワォン(ふかふかでしょ?)」


 しかしなんという、柔らかいお尻。

ちょっと癒されるかも?

 ……ハッ、このままでは、

ベルのお尻で休みが終わる。


 今日は、久しぶりに

お部屋の掃除をしよう。

 二人には外へ出てもらって、

サプライズ的な?


「コル、お使い頼めるかな?」


 顔面ディスプレイには、

緑色の表情エモーションが浮かぶ。


「("`д´)ゞお使い任務、了解しました」


 私は、コル隊長に

お買い物メモを手渡す。


 お買い物リストには、

充電缶(ステーキ味)、

ベル用(マグロの刺身)。

 私用に、炭酸イチジクミルク、

それと、秋刀魚に大根。


「ワフワフ(お散歩行こう!)」


「( ^ω^ )ベル隊員、出動です」


「バウバウ(お散歩♪お散歩♪)」


 ベル隊員にお金とおやつの入った、

犬用リュックを預ける。


「お金は余分に入れといたから、

コルの判断で使っていいからね」


「( =^ω^)北斗、感謝します」


「じゃあ、いってらっしゃい」


「(^ー^)いってきます」


 さて、お掃除を始めますか!


 スーパーに向かう二人、

ベルは、尻尾をふりふりしながら、

喜びを体で表現している。


「ワフワフ(外は暖かいね、何で何で?)」


 屋台スーパー特売情報の

インプットを始めた。

 高濃度ロボット用、

ゼリー風缶詰の半額セール。


 このゼリー風缶詰、

北斗が余分に入れたお金で、

買うことができますね。


「ワンッ(僕にも、おやつ)」


「(-_-;)しょうがないですね。

ベルにも、ミニスイカを買って

あげます」


「ワオーン(やったー)」


 むむむ…計算した結果、

残金があまり残らないですね。


「ワンワン(こっち行こー♪)」


「( TДT)ベル隊員、そちらは道が違います。

戻ってください」


「わんわん(何だか、いい匂いがするよ♪)」


「( -_・)?匂いセンサーには、なにも反応が?」


 交差点を横切り、公園に入る。

公園には、野良猫のまとめ役、

ネコノネ部長がベンチで、

日向ぼっこをしていた。


「みゃあお(ぽかぽかする)」


 イワシを枕にして、

仰向けになっている猫部長。


「ワンワン(部長、その魚どうしたの?)」


「にゃー(やあ、ベルくん。この魚は、

人間からの貢ぎ物なんだ)」


 イワシを口に咥え、

二人に見せつける部長。

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