35. ショッピング!!
「.............」
「えへへ〜」
「お兄ちゃん♪」
両手に花、である。
ということで現在時刻10時30分。
場所はショッピングモールだ。
昨日は久しぶりに真希さんとあったが、今日は日曜日。
家でゆっくりしようとしていた矢先これである。
俺と腕を組むようにして歩いている2人。
結と望海である。
最近はこの2人にかまってあげられていなかったからな。
といっても一番かまっていないのは会長だが。
「まずどこから見る〜?」
「服とかいいんじゃない?」
「いいね!」
女子二人組は、お互いに密着していないのに、密着している俺を差し置いてきゃっきゃと盛り上がっている。
でも服かぁ。
たしか最後に買ったのって............
「服なんて5年ぶりとかだな」
そうこぼすと結がぎょっとしている。
「ご、5年!?いままで服どうしてきたの!?」
まぁそりゃ............
俺は望海に目を向ける。
そしてそれと一緒に結も望海を見る。
「望海が勝手に買ってきていたしな」
「いつも私好みに染めまくっていたんだ〜」
「う、羨ましすぎる!」
羨ましい?
ちょっとよくわかんないです。
「まあ、そんなわけで俺は5年ぶりくらいに服を選.............」
そう言いかけると、結が言葉を遮ってきた。
「じゃ、じゃあ、私が選ぶ!」
えぇ。
俺の服を選ぶ機会よ。
俺は別にセンスがないというわけでも無ければ、服を選ぶのが嫌いというわけでもない。
なので密かに楽しみにしていたんだが...........
俺は横を見る。
キラキラした目に上目遣い。
ちょっと頬が赤くなっているのもかわいい。
こんなの断れる人います?
「わかったよ」
「いやった〜!!」
「わ、私だけのお兄ちゃんなのに............」
望海が黒いオーラを出しているのに気づいてしまったが、知らんぷり知らんぷり。
◆ ◆ ◆
ということで現在服屋。
俺はさっきから着せ替え人形にされていた。
なお、着るの手伝ってあげると言って入ってこようとした2人は断固拒否した。うん。
というわけでさっきから俺のファッションショーが続いているのだが..........
うん。
めちゃくちゃ気まずい。
普通に着せられるだけならまだ良かったものの、2人が俺を見るたんびに黄色い悲鳴を上げるものだから、嫌でも注目が集まってしまっている。
ほら〜(-_-;)
あそこの女子高生2人なんて何してんだみたいな目で見てきてる〜。
こ、心が..........
(あの人まじかっこよくない?)
(ほんとそれ。私声かけちゃおうかな)
(でもあれ彼女さんじゃない?)
(彼女だったら2人もいないでしょ。きっと妹とかだよ)
(たしかに)
そんなことを言われているとは露知らず、綾斗は羞恥プレイを受け続けている。
「これよくない?」
「わー!ほんとだ。じゃあ、これを合わせて..........」
「おお〜!結ねぇセンスある〜」
「そうかなえへへ。ありがと」
何だろ、これ。
すごくいいです。
百合.........にはいるのかな?
なんか心があったかくなると言うか。
そのせいで夏だから暑いというか。
新たな癖の扉を開きそうだ。
危ない危ない。
にしてもこの2人、仲いいよなぁ。
前から思っていたけど、この2人は色々と合う。
運動がそこまで好きじゃなく、インドア派なところとか。
好きなゲームが一緒なこととか。
望海が立ち直れたのは、結の存在が大きいと思う。
俺としては俺と結で9:1くらいだと.........思いたいのだが、多分反対である。しゅん。
だが、いいのだ。
望海が今、心から笑えている。
それが一番重要なのであって、誰のおかげかなんて.............決して..........気にしたり........し...て...ない。
まあ、あのときの頑張りが今の望海につながっているのも嘘ではないわけで。
あのとき頑張って良かったなぁと、何回目かわからないが思った。
一方その頃。
(やっぱり妹とかだって!)
(でもさぁ.........)
(あれをみて!)
(ん?)
(あの目だよあの目!どう考えても保護者の目じゃん)
(たしかにね)
(そうとわかれば突撃だぁ!)
(お〜!)
このあと、頭のおかしいプレッシャーに襲われるとはいざしれず、女子高生たちは綾斗に近づいていくのであった。
なお、そのプレッシャーを跳ね返し、連絡先を交換したのはここだけの話である。
ブクマ評価マジして〜。特に毎日呼んでる人〜。
最近原神始めたんだけど、申鶴エッッッッッッッルオ、おほん、失敬失敬。可愛すぎませんか?
あの体のラインとか..........服の露出の仕方とか..........ムッ!?(妹飛び蹴り)
お、俺は救わなくていい。もう、どのみち助からない。だから..............
申鶴を推してくれ!




