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12. ヒロインレース オンユアマークス

※大事なお知らせ


2. 新しいクラス

3. やっぱり必須な後輩と義妹

4. 私の気持ち vol.望海 前編


これらの一部分を改良しました。大まかな流れは変わりませんが、気になる人は是非読み返してください。


現在、テスト返却の日の放課後。


「すき。綾斗。大好き。すきすきすき。付き合って。」


俺は灯から告白されていた。


ん?


なぜ?


い、いったん状況を整理しよう。


灯が俺に好きって言った。灯が俺に大好きって言った。灯が俺に付き合ってっていった。


うん。


わからん。


灯は今、泣きながら顔を真っ赤にしてうつむいている。


くそ。かわいい。


「ハハハ。俺の聞き間違いかな?今付き合ってって聞こえたんだけど?」


秘技!聞こえてないふり!一時しのぎ最強!


「綾斗、付き合って?それとも私のこと、嫌い?」


はい。一時しのぎは一時しのぎでしかありませんでした。


「いや、き、嫌いじゃないけど........。」


「じゃあ付き合ってくれる!?」


やばい。めっちゃ食い気味。でもめっちゃかわいい。


俺は正直困ってしまって、周りのみんなに視線で助けを求める。が.......


「こ、こく、こここ、告白して.........。」


「おもろw」


「..............(ぽかーん)」


「..............(無言)」


あんまり期待できそうにない。


結は動揺しすぎてショートしてる。汗がすごい。水分大丈夫?


遥斗は.......笑ってるな。あとでぶっ◯す。絶対。


そして完全に魂が抜けている夢と無言を貫いている一樹。


誰も助ける気ないやん。


「綾斗、ダメ?」


うっ。


やめてくれ。上目遣いがかわいすぎる!!この顔向けられて断れる男とかもはや男じゃないやろ。


「一旦落ち着いてくれよ。」


「私は落ち着いてるよ?落ち着いてないのは綾斗の方。」


確かに。メッチャ動揺してるし。さっきから心臓バックバクでちょっと苦しいまである。頑張れ俺の心臓!


でも、真剣な告白だし有耶無耶にするのは失礼だよな。


ただ安易に決めていい問題でもないけどなあ。


とりあえず時間がほしいからここは角が立たないように.........


「ごめん。あのー気持ちは嬉しいんだよ?嬉しいんだけど、いままで灯をそんな目で見.........。」


「ぐすん。ごめんね。迷惑だったよね。」


まずい。今にも泣き出しそうだ。まったく、人の話を最後まで聞かないな。こうなったら.........。


俺は灯の肩を掴み、無理やり俺の方を向かせた。


「灯!」


「ふ、ふぇぇぇ?」


灯は瞳を潤わせたまま顔を真っ赤にしている。


その瞳には、期待と不安の感情が伺われる。


「ごめん灯。俺は正直、今まで灯のことをそういう目で見てなかった。けど、灯のことは好きだし、魅力的に感じてる。だから、これからちゃんと灯のことを恋愛対象としてみるから。」


短く簡潔に。だけど大切なことはしっかりと。


灯は贔屓目なしに見てもかわいい。気遣いはできるし優しいし。このグループの中でも遠慮せずに話せる方だと思う。容姿に関しては言わずもがな。思わずなでたくなるようなきれいな茶髪は、光が反射してこころなしか輝いている。だから、灯の気持ちは正直メッチャ嬉しい。気を抜いたら頷いてしまいそうだ。


「ほんと?私のこと女の子としてみてくれる?」


「うん。約束する。もしこれから俺が灯のことを本当に恋愛対象として好きになったら、そのときは付き合おう?」


「うん.........。嬉しい。」


灯は恥ずかしそうに言う。やばい。めちゃかわいい。


俺は灯の目元を拭いてあげる。一年の頃から思っていたが.........


「やっぱり灯は笑顔が似合うな。」


すると灯は赤い顔を更に赤くして


「えへへ、そうかな?」


とふにゃふにゃした笑顔でこちらを見てくる。なんだろう。この可愛い生き物。思わず庇護欲をそそられる。


「綾斗〜。」


「んっ!?」


灯が抱きついてくる。 


「な、灯お前何して......。」


「もう気持ちを伝えちゃったから、これからはもっともっっと積極的にアピールしようと思って。」


「心臓に悪い。」


「じゃあ成功だね!」


そういって、灯は無邪気に笑う。


一年の頃は、あんな事があって一時期感情を失っていたが、いまはこうして明るく笑っていると思うと、どこか感慨深いものがある。あのときの俺の発言が慰めになっていたらいいなぁ。


「ちなみになんで俺のことを好きなんだ?」


そうだ。そもそも灯はなぜ俺のことが好きなのだろう。俺には、遥斗のようなモテる要素などないというのに。


「そりゃ、いっぱいあるよ!まず顔が超タイプ。かっこいい。それに身長もまあまあ高いしスタイルもいいし。それにそれに.........」


灯はとてもうれしそうに話してくれる。


正直、こんなにストレートにいっぱい褒められることなんてなかったから、少し恥ずかしいしむず痒い。


「でも、やっぱり一番は優しさだよ。一年のとき、暗闇のなかにいた私に手を差し伸べてくれたのは綾斗だった。今の私は、綾斗がいたからあるんだよ?その時から私は綾斗の優しさに触れ続けて好きになったの。」


あのときの灯は見てられなくて、俺は積極的に話しかけていた。友達から、あの1件について聞いて、クラスの奴らに、そしてA子に腹がたった。だから俺は、俺もいっしょに白い目で見られようとも、灯に話し続けた。正直、手のひらを返してきたあいつらにもまだ腹が立っているが、灯りが許すというのなら俺が口を挟むことではない。


でも、


あのときの行動が灯りを救ったって思うと.........


あのとき、行動して本当に良かったと心から思った。


「ありがとう。めっちゃうれしい。はずいけど。」


「ふふ。」


灯はまたも笑う。この笑顔を守れてよかったと心から思った。


「あ、そうだ。」


「うん?どうしたんだ灯。」


灯は唇に手を当て何かを思い出したように言う。


「やっぱり保留って不安なんだよね。」


だいぶ突拍子もないが、まあそうだろう。相手が好きになるのが自分とも限らないしね。俺が灯の立場だったら不安になる。


「だからさ.........」


灯は、その天使のような笑みを一転、小悪魔のような表情を浮かべて言い放つ。


「証のキス。してよ。」


「き、キス!?」


「うん。私を異性としてみるっていう証のキス。」


付き合ってもないのにキス?それはちょっと不味くないか?でも、不安にさせるのは本意じゃないし.......


ああ、もうこうなったらどうにでもなれ!


「わかった.........」


そういって俺は唇を近づける。頬が熱くなるのを感じる。顔から火が出そうだ。灯も赤くなっている。


もう少し。あと少し。あと少しで............


「だーめー!」


「ダメですわ〜!」


吐息が触れる距離で唇が交わるぎりぎりのところに俺と灯の間に割って入って、距離を取らせたのは結と夢だった。


「「私だって好きなんだから!(ですわ!)」」


は?


俺もう、ナニガナンダカワカラナイ。


ドサッ!


「綾斗?」


「綾ちゃん!」


「綾斗さん!?」


俺は極度の緊張といきなり現れた理解不能の言葉に耐えきれず、暗闇の中意識を手放した。


みんなは誰が一番好き?コメントで教えて!今後のストーリーに影響するから!


ブクマお願いします!。

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