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【主人公】

名前:《星ノ宮 紅葉》読み[ほしのみや くれは]


・17歳の日本人少女。

・銀色の髪は脛まで届くほど長く、美しいストレートベリーロングヘア。

・瞳の色は暗い赤色で、神秘的な印象を与える(アルビノではない)。

・身長166cmで、スタイルが良く巨乳

・全体的に落ち着いた雰囲気を持ち、どこか陰りを感じさせる見た目をしている。


《性格》

・一見すると明るく朗らかだが、実は内気で繊細な一面を持つ。

・自覚はないが、内心には消えない「心の闇」を抱えている。

・優秀な親戚(星見屋結禍)と比べられ続けたことで、負け慣れてしまった部分がある。

 しかし、スポーツなどで手を抜かれると怒りを露わにするなど、プライドの高さも秘めている。


《経歴》

・"星見屋(ほしみや)家"の分家の一つ、星ノ宮(ほしのみや)家の少女

・実家に居づらくなり学校に通いながら神社の管理人として生活している

・幼少の頃お祭りで「空に帰れなかった神様の友達として過ごす」というお役目に就いていた事がある。

 このお役目は祭りの儀式の一環であり、村の大人たちも神様の存在を単なる民話上の物と考えていた。しかしその中で、紅葉は「お伽噺の存在のはずの神様」と実際に出会っていた。




【神様の設定】

《人の思いから生まれた哀しき(あやかし)達》

それは(あやかし)であり神になりきれない存在……『神未満(あやかし)


(あやかし)は、「人の強い情念から生まれた存在」である。

だが、彼らを生み出した人間と神自身は同一ではなく、

神は己が“どのような情念から生まれたか”は自覚していても、

それを抱いた人間自身の記憶はおぼろげにしか持たない。


ただし、「どのような情念から生まれたか」についての自覚は明確にあり、

その情念そのものが、形を持ち、意志と個を得た、独立した存在である。

 

・神様は、古物を形代として宿り、

それを所有する人間――すなわち契約者に憑く。

神はその者に恩恵()を与える代償として、《心》を喰らい、《行動(こと)》を奪い、やがて《命》を貪る。

その異能ゆえに、神が宿った古物ごと祀られ、村では“神様”とされた。



・時が経つにつれ、神様の「姿を見たり声を聞いたりできる者」もいつしかいなくなり、村では既に実在を忘れられている。


・かつて神事を執り行っていた一族も天災で滅んでおり、

神事を引き継いだ星宮家も行ったのは表面的なお祭りのみで神事じたいは形骸化している。


・かつての村人達は神様を友人として慰め、神様達はお祭りで

"感情の起伏が激しい幼い子供"を贄として預かりその《心》を得ており、その子供達に恩恵を返していた。


【祭り】

・詳細不明

 今の夏祭りで行っていることは、

「10人の子供たちが兄妹(姉弟)のように振る舞い遊ぶ事」

「喧嘩などもしても、仲直りして終わる事」

「一人は長い黒髪の少女である事」

「保護者として女性一人が皆の母親として振る舞う事」


・老人達いわく、

「神様は空から落ちてきちゃって、置いてかれて、独りぼっちで寂しかった」

「だからみんなで一緒にいてあげようと毎年、夏にお祭りをしている」と。


【刀の設定】

《悪い夢を断ち斬り、夜の闇を覚ます祭具》

・神社に伝わる祭具の一つで、(アヤカシ)「明告鳥」が宿る形代

・刀の鞘は契約者である「星ノ宮紅葉」のために作成されたもののため、伝統的な刀とは異なり近未来的なデザインになっている。



【恩恵】

《神が『人』に与える力》

・人が、神に供物を捧げることで得られる異能の力。

・「契約者」「神」「供物を差し出す者」の三者とも合意がとれるのなら神様はその対価を受け入れ恩恵を与える




【供物】

《神が力と引き換えに、人から奪う対価》

・神は「心」、「命」、「()()(行為など)」と引き換えに力を与えてくれます。


『心』

・強い感情や、大切な記憶を失う。

例: 愛する人との思い出や恋心など。


『命』

・自分の寿命や身体の一部を失う。

例: 一定の寿命、片腕や眼球など


『こと』

・自分の行動の一部を失う。

例: 「好物を食べること」を捧げればソレを食べられなくなり、「見ること」を捧げれば視力を失う。




神の力には、意思とは関係なく働く“性質”がある。

「癒すたびに傷を負う者」もいれば、「過去を視たのに何も覚えていられない者」もいる。

それは「供物とした代償」ではなく、神の力そのものに内在する“構造的な制限”である。

→ これは神の“意志”ではなく“構造(副作用)”。

なのでどんな供物を差し出しても、避けられない


供物は、“その力を行使するための対価”

・神の力を「自分の意志で使う」 には、“神を納得させる供物”が必要

・供物によって力の“発動の可否(使用許可)”が決まり、副作用は供物では解決できない


神はさらにそのうえで、「心」「命」「こと」などの供物を差し出した者にのみ、その力を許す。




【各神の設定】


1. 明告鳥あけつげどり

 生まれ:「青年は感じてしまった、親子の繋がりの断絶を」

 性質:『断絶の痛み』

 恩恵: 《この世ならざる物を断ち切ることができる。》

 形代: 祭具の刀

 契約者: 星ノ宮 紅葉


 

2. 接咲姫ツギサキヒメ

 生まれ:「彼女は子供達を愛していた、たとえそれが望んだ物ではなかったとしても」

 性質:『母性・包容・未練』

 恩恵: 《その力が届く範囲で悪しき力を塗り潰し、害から守る。》

 形代: 御神木の桜

 契約者: 不要(共に神の位に至る)


3. 孤呼(ここ)

 生まれ:「青年は母親に"昔恋していた人の息子さん"などと呼ばれたくはなかった。()の子、或いは姫君()の兄と呼ばれたかった」

 性質:『存在承認・帰属』

 恩恵: 《嘘を知れる》

 ・それが嘘だとわかるだけで、真実が何かは教えてくれない

 ・対象がそれを真実だと思っていれば実際は間違ってても嘘判定にはならない

 ・嘘とも真実ともいえぬ曖昧な言葉や、発言者が信じ切れていない言葉には反応しない



 形代: 鈴のついた根付

 契約者:七身 翔太


4. 時記とき

 生まれ:「青年は望んでしでしまった、知らない方が良いと言われたのに、かつて何があったのかを知りたいと。」

 性質:『知識欲・好奇心・追憶』

 恩恵:《人や場所の過去を見る事ができる。》

 1. 人の過去を主観的に見ることができるが、

  見ている間、自分がその当人だと思い込み、過去を見ていることにも気づけない。

※「人の過去」を見る時、その一瞬を切り取るのではなく、その瞬間までの人生――経験・記憶・感情の癖までも一体化して体験する。

使用者は、まるでその人の中で「ずっと生きてきたかのように」その出来事を追体験する

つまり、追体験する時、その人物の“それまでの人生そのもの”――

価値観、トラウマ、愛情、善悪の基準、感情の癖、思い出の蓄積まで含めて、

その時点の「人格」で“生き直す”という形で過去を見る


※参照しているのは「人の脳内の記憶」ではなく、「出来事の“記録”」であるため、対象者自身が忘れてしまったこと、無意識に抑圧していること、あるいは認知していなかった出来事すら、追体験として知ることができる


 2.その場所の過去を見ることができる。

  ただし、記憶を対価とした場合、新しい記憶から取られるため、知った事を現実に持ち出せない。

 形代: 古びた和装本

 契約者:月崎 桜子


5. 幽廓(ゆうかく)

 生まれ:「閉ざされた母への道に、立ち尽くす自分を憎んだ。」

 性質:『無力感・自己否定』

 恩恵:《 ()()()()()()を開閉する。 それは物理の扉だけでなく、人の心や記憶にも通じる。》

 形代: 錠前

 契約者: なし


6. 鏡月きょうげつ

 生まれ:「青年は知らない、今の母が何に笑い、何が好きなのかを。今の母の名前すら」

 性質:『虚像・独占欲』

 恩恵:《形なきモノを視せ、うつし(写し)うつす(遷す)

・記憶や寿命、才能などを奪い移す事ができる。


※例えば記憶を奪えば相手にはデジャヴは残りこちらは自分の物ではない記憶に囚われる事になる。


──それは“映す鏡”ではなく、“奪い取る器”。

鏡に写されたモノは、契約者のものとなり、元の主には影だけが残る。

まるで、三日月と十六夜(いざよい)のように――決して完全に重なることのない影。


 形代: 銅鏡

 契約者: 星見屋 結禍


7. 朽縄くちなわ

 生まれ:「青年は言えなかった、故にソレを望んでしまった」

 性質:『迷い・ためらい・逡巡(しゅんじゅん)

 恩恵:《自分や相手の心の均衡を崩す》

 ・理性的な判断を失わせることで普段なら避ける選択をさせる。

 ・衝動的に動いてしまう一方で、迷いを断ち切り、あと一歩踏み出す勇気を与えることもできる

 形代: 燭台

 契約者: (■■)


8. 澱鶴(おりづる)

 生まれ:「墓石に過去を弔った、それが偽りだとしても」

 性質:『贖罪・慚愧』

 恩恵:《怪我や壊れた物を修復する。》

 ただし、修復した分だけ自身が傷を負う。欠損部の再生は不可能。

 形代: 金継ぎがされた盃

 契約者: (■■)


9. 偽霞(いつか)

 生まれ:「青年は夢想してしまった。母親の連れ子として姫君達の兄として育つ夢を、あるいは母親にそのまま愛され育てられ抱きしめられる"あったはずの未来"を」

 性質:『逃避・夢幻』

 恩恵: 《対象の認知に作用し、現実に代わる幻を視覚・感覚・記憶レベルで植え付ける》

・柔らかな夢を編み、現実を見えなくさせる幻惑の力

・視覚だけではなく、心にも作用する

 (心の痛みや苦悩、向き合えない過去・現在・未来から目をそらさせる)

・現実を改変するのではなく、「現実の認知」そのものを柔らかな夢に包みこむ。


・自分自身への使用は一時的な心の安らぎをもたらすが、現実逃避の連鎖を生む。

・他者に対して用いる場合、幻に囚われた状態でその者の行動・選択を誤らせる

 形代: 煙管(キセル)

 契約者: (■■)


10. 羨火(せんか)

 生まれ:「青年は妬んだ、望んだ物・欲しい物を全て与えられた姫君の姿を、母親に嗜められ叱られる姫君の姿に青年は嫉んでしまったのだ」

 性質:『嫉妬・比較』

 恩恵: 《妬みや執着で思考を支配し、理性を狂わせる》

 ・執着心に作用し自分や相手に"その事"で頭の中を埋めつくす

 (例えば、他人のもっているモノに妬み、「相手が持っている事が許せなくなる」ことにもできる。)

 ・妬みの対象は他者に限らず、自分自身の「身体・能力・記憶・感情」といった一部にまで及ぶことがある。

 (例えば、「右手が物を持っているのに左手には何もない」──それすら許せなくなり、

 持っている手を憎んで傷つけるような“自己分裂的な自傷”へと至ることもある)

 ・うまく使えば一点突破の集中力を与える力でもある

 形代: (かんざし)

 契約者: (■■)



【登場人物】


星ノ宮(ほしのみや) 紅葉(くれは)

 ・主人公(詳細は上記参照)

七身(ななみ) 翔太(しょうた)

 ・中学1年生の少年。

 ・13歳(8月時点)。夏休みに親の故郷であるこの村へ帰省していた。

月崎(つきざき) 桜子(さくらこ)

 ・紅葉の同級生で小柄な少女。

 ・実家は村で古くから続く名士の家柄で、大きな屋敷に住んでいる。

・ 神《時記(とき)》の契約者

 ・失くし物をすぐに見つける特技を持つが実際は時記の力で過去を見て探している。

そのため頻繁に記憶を失いやすく、勉強を周りから教えてもらっている

 

 ・

星見屋(ほしみや) 結禍(ゆいか)

 ・紅葉と同い年の親戚。星ノ宮家の本家筋にあたる家系に生まれた少女。現在は別のクラスに在籍している。

・膝まで届く艶やかな長い黒髪を持つ

・多くのことを器用にこなす才女で、周囲からも一目置かれている。


・神《鏡月(きょうげつ)》の契約者

・幼少期、母親とともに神事に参加した際、祭りの設定上、結禍の母親は「皆の母親役」となった。「母が皆の母親」として振る舞うのを目の当たりにし、内心で強い違和感と反発を抱いた。

「自分だけの母親のはずなのに――」という独占欲に近い感情が幼心に刻まれている。

それ以降、表面上は冷静で理知的に振る舞うが、心の奥には幼い頃の“譲れなかった想い”が今も残っている。

・紅葉とは表面上は良好な親戚付き合いをしているが、互いに無意識のコンプレックスを感じている部分もある。

鶫籠(つぐろ) 舞衣(まい)

 ・

菱喰(ひしくい) こころ》

 ・

弔鐘(とがね)姉妹》

 ・双子の姉妹。

 ・幼い頃に父を亡くし、しばらく母子家庭で育ったが、母は数年後に再婚。その後、弟が生まれた。

 ・母と義父の間に生まれた弟のことを「嫌っているわけではない」。むしろ可愛がっている部分もある。

 ・ただ、幼い弟が墓参りの最中にわがままを言い出し、父の墓参りが途中で中止になった一件が、二人の心に小さなわだかまりとして残っている。

 ・それ以来、姉妹はお互いの気持ちをさらに強く共有するようになり、今も同じベッドで寝るほど深い絆を保っている。


[弔鐘(とがね) 未充(みちる)]

 ・双子の姉。

 ・明るく元気で活発で、ちょっとアホ

 (・朽縄の契約者予定)

[弔鐘(とがね) 惑華(まどか)]

 ・双子の妹。

 ・内向的でおとなしいが自信家

 (・偽霞の 契約者予定)

接咲姫(ツギサキヒメ)

 ・神域で紅葉が出会った土地神の一人

 ・未練と後悔から生まれた母性の(アヤカシ)

 ・桜色の髪をした()()()()の姿をしている。

 ・紅葉に「貴女は村の子、私の子」と告げ加護を与えた。

 ・村で生まれ()()()()()を皆、彼女は子供として認識している。

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