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『小説家になろう』の風潮に物申す

作品を投稿しようと思うんだけど、いつ投稿すれば良いの?

作者: 鶴舞麟太郎

ひだまりのねこ様主催『集まれエッセイ企画』参加作品です。

だいぶじらしましたが、人様の役に立つ物を出せたと思います!








 書いた! 寝る間も惜しんで一生懸命書いた! 気が付いたらもう真夜中。


「さーて、投稿して寝るか!」



 ちょっと待って! それ、かなり損してますよ?





 こんにちは、エッセイ大好き鶴舞麟太郎です!

 今日は投稿をするのに最適なタイミングについて語っていきたいと思います。



 まず、冒頭で触れた深夜の投稿ですが、はっきり言ってかなり不利です。


 理由ですか? ほとんど読者がいないからですよ。


 事実、1日10,000pvぐらい付くことのある拙作の動向を見ていると、深夜1時から朝6時前ぐらいまでは、極端にpvが落ちてます。この時間は投稿する人も少ないんですが、読んでくれる人自体が少ないので、打ち上がりようが無いんです。



 じゃあ、読者の多い時間帯っていつぐらいでしょうか?


 それは、『朝7時から8時』、『昼の12時から1時』、『夕方6時以降』の3つです。何の時間帯かはわかりますね。そう、多くの読者が、起きてはいるけど仕事や授業をしていない時間帯です。


 ですから、読者の多いこの時間帯に『目立つところに名前が出ていること』。これが、より多くの人に自作を読んでもらえる極意になります。




 作品が良ければ誰かが見つけてくれるんじゃないの?



 甘い! 甘々ですよ!!

 あなたは駄犬先生を知っていますか? 知らないなら覚えていってください。中編『誰が勇者を殺したか(n10521b)』で、今年一番とも言われるヒットを飛ばしている駄犬先生。書いて投稿した小説5編全ての書籍化が決定している駄犬先生です。


 その駄犬先生の出世作とも言える『誰が勇者を殺したか』。実は、完結ブーストがかかるまでは1日のpvが50ぐらいで、先生は「心が折れそうになった」ともおっしゃっています。


 それどころか『なろう』の処女作だった『モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件(n3978hk)』(※書籍化済)に至っては、連載中の反応が全くなく、先生も心が折れてダイジェスト版のようにして終わらせてしまったそうです。そんなこともあってか完結ブーストすらまともにかからず、『誰が勇者を殺したか』が完結ブーストでランキングに上がらなければ、誰からも顧みられなかった可能性もあります。


 ですから、どんな素晴らしい作品を書いていたとしても、『誰かに見つけてもらわなかったら、読んですらもらえないのだ』と、いうことを知っておく必要があります。




 それでは『なろう』に来る人が、作品を見つける場所はどこでしょうか?


 これはわかると思います。『ランキング』です。しかも、一番最初に出てくる日間ランキングの、1~5位までが掲載された『表紙』と呼ばれる部分から探すケースがほとんどでしょう。


『ランキングに載る』ということは、多くの方のフィルターを通り抜けている証拠でもあります。人間『外れ』は引きたくないものです。


「多くの人が評価している作品を選べば間違いは無いだろう」


 あなた自身、読むものを探すとき、こんなことを考えた経験があるんじゃないですか? このように、ランキングに載ると言うことは、より多くの読者の獲得に繋がる好循環を生むのです。



 ……でも、その前段階が無かったらランキングには載れませんよね。『ランキングに載る』以外の方法で、表紙に自作を掲示するためにはどうすれば良いのか。



 よく見ると、ランキング以外にも表紙には作品名が載ってる場所がありますよね?


 そう、『完結済みの連載作品(20作)』、『更新された連載作品(10作)』、『新着の短編作品(20作)』の3か所です。




 こちらに作品が載れば、間違いなく目立ちます。


 ちなみに、これらはどのぐらいの間、作品名が掲載されているかご存知でしょうか?

 当然、新しいものが入り次第更新されていきますし、新しいものが入らなければずっとそのままですので、「絶対にこれぐらいだ」とは言えませんが、おおむね、このぐらいのイメージで考えてください。


 『完結済みの連載作品』6時間~半日

 『新着の短編作品』2~5時間

 『更新された連載作品』0~数分


 1つだけ単位が違うというか、可能性の問題になっちゃってるものもありますが、それだけ『激戦だ』ってことです。特に予約投稿が入ってくるぴったり時間(○時0分)に掲載されるのは、はっきり言って運です(※深夜帯でも『20本』とか投稿されることがあるので)。


 こんな感じなので、『更新された~』については、今回は触れません。


 また、『完結済み~』は、頑張った御褒美みたいなもんですから、『作戦』って感じではないでしょう。実は2話とか、3話とかの短編をポコポコあげるって作戦があることはあるんですが、これを頻繁にやると多分嫌われますんで、ご利用は控え目に!(※私はやったことはありません!)



 と、いうことで、今回詳しく触れるのは短編についてです。

 じゃあ、いつ短編を投稿したら良いのでしょうか?


 読者がたくさんいる時間を逆算すればいいのです。


 すると、7時、12時、18時という時間が出てくるかと思います。




 せっかくですから、さらに深掘りしていきましょう。


 皆さん、なろうの日間ランキングは、日に3回更新されているのをご存知でしょうか?

 ちなみに更新時間帯は日によって違うらしいですが、6時~7時ぐらい、12時から13時ぐらい、18時から19時ぐらいのタイミングで行われているようです。


 そして、その3回のランキング改訂の間に入ったポイントが、日間の評価として掲載されています。ですから、評価期間をフル活用するという意味でも、上記の時間を狙うことは合理的であると言えます。



 その中で、私が推したいのは、ズバリ『朝の7時』。さらに言うならば『金曜日の朝7時』です。



 今からその理由を言います。


 7時に投稿すれば、ちょうど通勤通学の時間帯に新着短編欄に掲載されます。しかも、通勤通学の時間に新たに作品を書こうとする人は多くないでしょう。つまり、この時間、読者が多いにもかかわらず競争率が低いんです。


 そして、多くの人に読んでもらえれば、昼のランキング更新で、表紙に入ってくる可能性もあります。一度ランキングに入ってしまえばこっちのものです。読者が読者を呼び、夕方には1位に飛び出している可能性もあります。そうすれば、一番継続的に読まれる夜の時間帯に目立つ場所に陣取れるわけです。これが『朝7時』を勧める理由です。



 その中でも、なぜ金曜日?


 理屈は同じです。一番読者が増えるのは、日で言ったら、いつでしょうか?



 週末の土日ですよね。


 土日に読んでもらうために、金曜日にランキングを上っておくのです。土曜の朝の段階でランキング上位にいることができれば、休みの日になって初めて『なろう』を開く方の目に、あなたの作品が飛び込んでくることになります。


 そうなれば更なるステップアップも夢ではありません。



 加えて、みんなが創作活動にいそしむのはいつでしょうか?


 休日ではありませんか?



 休日に書いた作品を投稿していく。すると、土日には多くの作品で新着欄が溢れることになりますよね。そして、その激戦の土日から一番時が経ち、多くの方が投稿疲れを起こしているのが金曜日なのです。



『読ませるだけのポテンシャルがあること』という基本的な条件はありますが、この作戦を使えば、あなたの作品がランキングに掲載されることは夢ではありません。ぜひ次回からご活用下さい。




追記1:みんながマネするようになったら、しばらくの間は狙い目が木曜日に移るかもしれません。

追記2:タイムリーな話題は寝かせておくと2番煎じになります。1秒でも早く投稿しましょう!














 ……さて、この作品が投稿された時間を見てください。

 説得力が出るか出ないか、結果は請うご期待!!







 本作に対して言いたいことがある方! 200字以上の感想を書くんだったら、その思いをエッセイにぶつけてはみませんか? どうせ感想欄にいっぱい書いたって、ほとんど誰も読んでくれません。あなたの素晴らしい主張をたくさんの方に読んでもらおうではありませんか!!


 特に、具体的なデータや私以上のノウハウをお持ちの方。エッセイジャンルに集いし皆様のために、一肌脱いでは頂けないでしょうか? How toエッセイお待ちしています!



 で、どうせ書くなら、都合の良いことに『集まれエッセイ企画』が現在開催中です。『集まれエッセイ企画』ってキーワードに付けるだけの簡単仕様。より多くの方に読んでいただくために、こちらへの参加もオススメですよ(※2023/11/25まで)。



『集まれエッセイ企画』は旧作でもOK。エッセイ書く人(書いたことある人)は、せっかくですから集ってみませんか? 詳しくは下のバナーから!


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― 新着の感想 ―
すごく参考になりました。 新作の連載作品を連載する予定なのですが、休日の午前9時でも問題ないですかね?
 私は小説を投稿するとき、午後5時(17時)くらいに投稿することが多いです。でも、それはねらい目の時間とはずれていたのですね……。  今後は、午後0時(12時)か午後6時(18時)くらいを目安に投稿…
[一言] 物凄く説得力があるエッセイをありがとうございます。 いつかまた新作を書く時試してみたいなぁと思いました。 まぁそれ相応の質の作品を書き上げられれば、の話なんですけどね(;´Д`)
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