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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第8章 匂い袋作りの女性とエルフの里襲撃事件
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第77話 エルフの里襲撃事件③


 楽しんでいってください。


「我々の本丸にようこそ!ロード君」


「お前があの子を殺害した奴であってるか?」   


「村にいたあの子ね。そうだよ、カレンを使い物にならなくする為にはいいと思ってね」


 その瞬間俺の中で何かが切れた。それがなんなのわからない。ただ今は、この瞬間だけは、コイツを倒すのみだ。

 後先考えずに走り出す。


「はあああああああああああああああああっ!」

 

 咄嗟に避けたようだが、完璧には避けられなかったみたいだ。少し足にダメージが負ったらしく、次の一手は手応えのある一撃を喰らわすことが出来た。

 相手は、その状況でも判断分析を続けていく。あの例の魔弾を繰り出す。

 それをガードするが、相当キツイ。心臓が燃えて無くなるのがわかるぐらいだ。

 その一撃は、重いが止まるわけにはいかない。

 神速で、撹乱しつつ距離を詰めていく。

 それを、魔弾で阻止しようとするが、関係ない。たとえ当たろうとも構わない。今は、そんなことどうだって良い!!

 訓練用の剣とはいえ、技を出せば絶対に痛い。


「極力一閃」


「はぁ!?ふざけてんのか、インフェルノ」


 結果、敵の大将である奴だけが吹き飛んだ。ロードには、インフェルノを完全に防がれたのである。

 

「リーベル隊長ー!?」


 それを見ていた、雑魚敵が口々にそう叫んでいる。


「さっさと立ち上がれ、リーベル。まさかこんなので終わるとか言わないよな」


「痛いな。お前な限度ってものがあるだろ。何してくれたんだよ」


 痛いと言いながらも立ち上がるリーベル。その瞬間だった。俺は、言葉にしがたい痛みを全身にあびることになる。

 

「え、なんだこれ?」


「お返しだよ!!アイツの心臓を貫いた技と同じだよ。ただ違うのは、全身に打ったってことだよ」


 リーベルの笑い声が聞こえる。それに比べて俺は、全身血だらけでいつ倒れてもおかしくない状況。

 奴は、いつの間にこれを準備したんだ?そんな考えが頭によぎってくる。

 段々と息遣いが荒くなる。こんな状況で負けるわけにはいかねぇのに体が落ちていく。

 このまま倒れたら、確実に死ぬ。メグを助けないと行けないのに、こんな所で負けるわけには、いかねぇのに。クソが、それでも倒れようとしている、そんな俺が嫌いだ。

 

「神速」


「あぁ?なに倒れないの」


「おらよーー」


 避けられた!?続けて攻撃を繰り出すが上手く行かない。血の出し過ぎで意識がより朦朧とし始めていた。

 頭の中で一言流れ込んできていた。(剣に獣の魂宿る時、真の勇者と呼ばれるのである)

 前とは、違った文章が流れ込んでくる。段々と意識が遠のいてくのを感じる。


「おいおいおい!!マジか......伝承の中の出来事じゃなかったのかよ。お前ら下がれ!!今すぐ帰れ」


「それは出来ないわよ!!」


「エレナ」


 その頃、近くで見ていたエルフ族の長老の1人がこう言ったのだ。


「あれは、真の勇者の証。まさか彼が適任者だったのか。これはまた厄介なことになる」


 エレナは、ふと横を見るとそこには、髪が所々白くなっているロードがいた。


「え、嘘!?ロード?」

 

 その瞬間、リーベルに向かって斬りかかっていったのであった。


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

 最近ふと思うことがある。章の題名変えた方が良いのではないのか?と思う。

 もしかしたら変えるかもです。(7月5日現在)

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

 もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!


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