表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第8章 匂い袋作りの女性とエルフの里襲撃事件
93/352

第76話 エルフの里襲撃事件②


 楽しんでいってください。


 ロードが、激痛に耐えながら走っている最中、敵側でも動きがあった。


「リーベル隊長、お知らせしたいことがあります」


「どうした?」


「先ほどから、エルフ族を守っている人間がいるという情報が入ってきています。特徴は、黒髪で訓練用の剣で戦っているそうです」


「そいつは、ロードだな。俺たちの計画を邪魔をしているやつだ。エルフ族は、後回しだ。そいつとその仲間2名を殺してからでいい」


 そうして、敵側に情報が渡り、より一層回復が出来なくなるロードなのであった。


 その頃、カレンとレンの方では、今だ目立った動きがないのだが、カレンは、心の中で葛藤していた。

 私も、戦わないと...でも怖い。またあんなことがあったらどうしよう。2人があんなことになったら。

 でも戦わないと。足手纏いになっちゃう。でも、でも、でも、でも、でも。

 それは、レンもわかっていた。先ほどから震えが出始めていたことに気づき、今はそっとしておくことにした。

 そして自分もこんな時があったなと思い出していた。その時は、仲間が荒療治で治した。でもそれがあったからこそ、仲間をより一層大切にしていた。あの裏切りが無ければ、今もあの国で戦っていただろう。

 そう考えながら歩いていると、周りを囲まれていた。完全に狙いは、俺たちだ。これは敵にバレたなと思いつつ、訓練用の槍を取り出す。

 

「どっからでもかかってこいよ!!相手になってやる」


 薄気味悪い笑い方をしながら、登場してきた。そのまま攻撃を仕掛けてくる奴らを、1人残らず気絶させた。

 カレンを背負った状態にも関わらず、全く関係なかった。弱かった。ただそれだけである。

 そしてまた歩きながら、ただひたすらアリランと共に行動していくのだった。

 その頃ロードの方も囲まれていた。今の彼には関係ない。聖女の願いで、防御力を上げたおかげで、だいぶ楽になり攻撃していき全員返り討ちにした。

 そしてまた駆けていく。

 エリナは、長が避難している場所にやってきていた。


「エリナ、ただいま戻りました」


 皆んな、口々に喜ばしい声を上げていた。


「エリナ、よく戻った。ご苦労だった」


「そんなことより、ここに黒髪の青年来なかった?」


「来てないよ。それがどうしたんだ?」 


「私を助けてくれてる友達なの。今さっきもエルフ達を救ってくれた。でも後ろからエルフ族の1人に刺されて重症ないの」


「いや、見てないよ」


 そう言うと、すぐさま走って行ってしまった。他のエルフ達は、動揺していたがある女性がつぶやいた。


「あの子、ここに来てるんだ」


 エリナは、行く当てもなくただ探していた。そしてエリナは、少し可笑しいと思っていた。

 さっきに比べてほとんど、襲ってきていた奴らを見ていない。

 まさかと思い、連絡することに。


(アリラン、聞こえるかしら?)


(手短に頼む。今交戦中)


(やっぱり!まさかのバレてるね。ロード達が来てること)


(だろうな。さっきからレンたちの方ばかり攻撃を受けている)


 これは、ますますヤバいと感じて、ロードを全力で探し出す。気配感知で見つけることが出来ず、どこに行ったのよと思いつつ探していく。

 その頃ロードは、敵の本陣にただ1人いたのだった。

 

 

 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

 もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ