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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第8章 匂い袋作りの女性とエルフの里襲撃事件
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第70話 護衛任務 ①


 楽しんでいってください。

 久しぶりにあるキャラが登場します。お楽しみに!


 俺たちはミタを連れてどんどんと平原を歩いていく。対象者に合わせて、歩いていくので少しゆったりとした、ペースで歩いていった。

 そうして歩いていると、奥の方から影のようなものが、こっちに歩いてくるのが見えた。

 最初は人かなと思っていたが、カレンから魔物と言われすぐさま臨戦態勢を整えた。

 魔物の正体は、キメラだった。キメラとの戦闘は、一瞬にして終わったのだ。

 ここ最近、S級だのA級だのそんな魔物を倒していた、俺にとっては簡単なことだった。

 

「やっぱ手際いいのね。村だったらキメラなんか出たら大騒ぎよ」


「最初は、苦労したけど、今は簡単だよ」


 ロードのそう言い切った表情は、どこか安堵した感じだった。まだ私は彼らのことをほとんど知らない。今後ともに行動していく上で、どんなことに注意すべきなんだろう?どんなことをしてあげることができるのだろう。ミタは、そう考えながらゆっくりと歩みを始めた。

 

「ねぇ、ロードたちってどうして冒険者をしているの?」


「俺は、幼馴染を魔王にとられてな。それを救いたいんだ」


「私は、世界を見てみたいと思ったんだ。あとね私は、魔法使いのトップに立つものとして魔王を討伐したい」


「ロードに誘われたんだ。そしてこの道を選んだんだ」


 それぞれの話を聞いて1番驚いたのは、やはり最初のロードの幼馴染が魔王に誘拐!?正直インパクトが凄すぎて、他2人が薄く見えてしまった。

 ミタにとっては、家族以外で心をあまり開いたことがない。でもなんでかわからないけど、心が自然と開いていくのを自分ではまだ気づいていなかった。

 そうして、進んでいくともうすぐ今日が終わる。もう夜が来る。私は、今日この平原で一夜を明かすことになった。

 晩ご飯は今までは、1人だったということもあり、質素な感じだったがロードが作る料理は、どれも美味しく最高。

 そうして私は、疲れからか皆より先に夢の中にいくのだった。

 ロードは、皆が寝静まった頃、晩酌を1人夜空を見ながら楽しでいた。

 護衛任務と聞いてメグとのあの日のことを思い出していた。美少女コンテストに出るために、小国ヴィストラに行く際護衛してほしいと頼まれたことを。まぁ報酬が無かったからあれはカウントしてないがな。

 今頃あいつ何してるかな。こっちは、メグがいなくなったことによって、美少女コンテストは一時中断になるわ、医療が逼迫したりして所々の国では、大変だったみたいだ。

 まぁメグのことだから、俺よりレベル高くなってて、より強い魔物と戦って勝って、いっぱいの経験してるのだろうな。そんなことを考えながら星を見上げるロードなのであった。

 翌日、ロード一行は、平原を抜け森の中にやってきていた。

 ミタにとっては、久々の普通の森でテンションが上がっていた。昨日より、ハイテンションで話しかけてきたり、歌ったり、踊ったり色々していた。

 ミタ自身の本来の目的を忘れてなければ良いけどと心の中では思いつつ、俺たちは先に進んで行った。

 そんな、ハイテンションなミタを横目に、後ろの方から気配を感じている。

 バレバレっていうわけでもないが、冒険者としては、アンテナを張り巡らせていた。

 俺は足を止めた。


「そろそろ出てきたらどうだ?」


「なんだーバレてたか。強くなったねロード」


 その聞き馴染みのある声のする方向に体を回転させた。奴隷と聞いて1番に思いつくのがやっぱりこの人だった。


「久しぶりだな。エリナ」




 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

 お久しぶりのエリナ登場回です。

 奴隷解放といったらやっぱりこの人ですよね。

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

 もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!

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