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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第8章 匂い袋作りの女性とエルフの里襲撃事件
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第69話 彼女の故郷と鼻歌


 楽しんでいってください。


 目を覚ました時1番に感じたのが空気美味しいだった。倒れる瞬間、一瞬見えた女性の姿はなんだったのかわからない。

 

「ここはどこだ?」

 

「あ、ようやく目覚めたの。急に飛び込んできたらびっくりしたじゃない。ここは私の仮住居よ。あなたこそどうして飛び込んできたの?」


「臭いの元凶調べてたんだよ。そこで眠ってる仲間たちも助けてくれたのか。ありがとう」


「臭いね。あれは私の住んでた村に来た奴隷商会の奴らを懲らしめる為に作ってるのよ」


「俺たちも手伝う!」


 彼女は、嬉しそうな表情浮かべありがたそうな表情でこちらを見てきた。

 そうして、2人が起きた。先ほどの状況を説明して、俺たちも手伝うことを了承してもらった。

 

「私の住んでる村、今村人全員洗脳されてるんだよね」


 唐突に切り出した彼女、俺たちは、驚きあまり言葉を失った。それは当たり前のことだ。誰だって唐突に言われたら驚きはする。


「どういうことだ?」


「私が村を離れてる間に魔法使いとその従者?によって洗脳され支配されてた。後言い忘れてた。名前はミタ、よろしく」

 

 俺たちもそれぞれの名前を名乗った。そうして臨時メンバーミタを加えて俺たちは、その村に行くことが決まった。

 ミタ自身はまだ近づくわけには行かないそうだ。その強烈の匂い袋を決めてた量を作るまでは。

 その匂い袋を投げて応戦するらしい。多分それは家族や友人、村人までもれなく全員が被害被るものだろうと俺たちは確信した。

 そうして俺たちは、匂い袋の製造をしているミタを仮住居から見守ることにした。

 ドアを開けた瞬間から気を失いそうなほどの匂いが充満してくるのだ。

 多分これ森破壊でバレたらお縄に付くことになるだろ。そして奴隷解放なんて言ってられなくなる。そしてこの森林には、一切の魔物が存在しない。十中八九この匂いが影響して逃げたか死んだかであろう。

 俺たちは、ミタが帰るのを待ってる間料理をしたりしながら待っていた。 

 そして帰ってきた瞬間からあの匂いが飛んでくる。慣れた手つきで、ミタはドアを瞬時に閉めるのでそこまで被害は、なかった。

 そして翌朝、カレンは匂いを全て魔法で消し飛ばし森全体にハイ・ヒールエデンをかけた。

 森が元に戻ることを信じて俺たちは、村に向けて出発したのだ。

 驚くべきことにミタ自身は、この匂いに全く気がついていないらしい。だからどんな匂いなのかも分からない。

 だけど部屋の中は、とても綺麗な空気で満たされていた。そんなことに、軽く疑問を浮かべながら平原を歩いていく。

 今回ギルドからの正式なクエストではないが、ミタ自身が護衛クエストとして後で対価を払ってくれるそうだ。もちろん奴隷解放の成功での対価だがな。

 俺やカレンにとって護衛クエストは、初めてだ。レンが簡単な説明をしてくれてありがたいと思っている。

 数日間ではあるだろうが楽しみで仕方ない。だって冒険者らしい仕事だなっと感じながら少し、歓喜なリズムの鼻歌を歌いつつ、軽やかに歩いていくのだった。


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

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