第67話 最高冒険者の仲間入りと大金持ち
7章完結。楽しんでいってください。
翌朝、俺は昨日よりスッキリとした状態で目覚めることが出来た。あの戦いから2日たった今、ようやく体が落ち着いて休めるようになったのだろうと感じながら、出かける準備も進めていった。
そうしていると、扉の向こうからノックする音が聞こえてくる。
「ロード!起きてるかしら?」
「あぁ、起きてるよ。下で待ってて、すぐ降りるから」
すぐに準備を整え降りるとカレンの母親も一緒に2人とも待っていた。カレンは、お腹が減っているのか早く早くと急かしていた。
そうしてご飯を食べながら今日の予定を決めようという話になり、まず最初はギルドに向かうことになった。
報酬の件であろう。俺はせっかくだしクエストを受けようと提案してそれも決まった。
話の途中でカレンもレベルが上がっていることを報告し、レンは落ち込んでいた。それは今までは、今回の一件でトップだったのに最下位に転落したからだ。
俺はレベル43、カレンはレベル42、レンはレベル41になった。そして俺とカレンには、サキュバスキラーの称号が加わったことなど色々話していた。
そうしてご飯も食べ終わり、ギルドの扉を開けた。明けた瞬間歓声が湧き上がってくる。当たり前だ、ここにいる冒険者のほとんどを救ったのは俺たちだ。
皆思い思いの感謝の言葉や差し入れにくれたポーションなど渡してくる。ありがたいのだが前に進めない。
そうして、ようやくひと段落した所で俺たちは受付嬢の元に辿り着いた。
「お待ちしておりました!!先日はこの国を救っていただきありがとうございます。そして3人の方々には、S級冒険者及びS級パーティーとして登録されることが決定しました」
「え!?本当ですか。ありがとうございます」
いやしかし、S級冒険者及びS級パーティーになった理由の一つにサキュバス討伐としての功労が入るの嫌だな。もう少し手応えのあるやつ倒してなりたかったなと思ってしまうのだった。
そして報酬は、金貨50枚で纏まった。サキュバスは基本的に何も落とさないので、1匹の値段ごとになるのだが、今回はどれぐらい倒したか把握できない為金貨50枚となった。
自分でこの量倒したといっても確実な証拠もない為仕方ないことだ。でもサキュバスでの報酬50枚に関しては、普通に破格並みの報酬だ。
そしてカレンの母親と別れて俺たちは、クエストで良いのがないか探し始めた。
流石にどれにしようかなあって悩んできたら、周りがざわつき始めたのを感じた。
感じた方に視線を送ると映っていたのは、身なりが良いお爺ちゃんだった。
そして目が合ってしまい、あ、これ面倒なことに巻き込みれるのではと思い流石に嫌なので逃げようとした瞬間声をかけられ逃げられなくなってしまった。
話はこうだ。王様が会いたがってるので来いということだった。ここで断ったら後々面倒なことになりそうなので受けることに。
そして馬車に乗せられあの城を目指して走っていく。そして王城に辿り着きなんと外で出迎えてくれたのが、小国ランで国王をしている人物ラン17世である。
そこからはテンプレートな会話が進んでいく。そして小国ランの国を救った1人として俺たちは表彰と金貨150枚手渡された。
一気に大金持ちである。そして俺たちはその日のうちにこの国を出ることを決めた。
ほとぼりが冷めるまで近づかないでおこうと決め俺たちは、次の小国を目指して歩き出すのでした。
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