第64話 小国ランの激闘1日目 (中編2)
楽しんでいってください。
ポーションの影響で相当な数の魔物たちが出始めている。でも防御結果の影響もあり、少し弱った形で来ている。
でもS級は、出ることは出来なくても、強さは変わらず出て来るだろう。
流石に、一体一体相手にはしていられない。いつも通り、カレンとレンには範囲攻撃。俺とカイトは攻撃が行き届かない場所で狩ることが決まった。
すかさず皆それぞれの仕事に取り掛かっていく。そして、カレンのライトニングからこの戦いは始まった。すかさず次の攻撃が響き渡る。それでも届かない場所の奴に対しては、俺たちの攻撃が飛んでくる。圧倒的な数を誇る戦力差など、強い存在の前では一切の無意味だ。
そして、B級魔物は、手も足も出ず仕舞いには帰っていってしまうレベルもいた。A級は特攻癖がいる活気盛んの奴らを除いて、冷静に戦ったりするが全くの無意味だ。あのポーションの効果ならそろそろS級たちが出て来るはずだ。
警戒を怠らず、周りを見渡すが今の所現れる気配すらない。そしてA級魔物しかもう残っていない。奴らにとって俺たちは脅威でしかないのだった。
この状況でまだ出てこないっていうことは、やっぱり最後の1匹になるまで倒さないとダメか。
そうして倒し終わった瞬間だった。そこが一瞬にして地獄とかしていくのを俺たちは感じ取れなかった。
そこに出てきたのはS級魔物ワイバーンの群れ、オーガの群れ、サキュバスクイーンの群れでサキュバスを連れている。その他にトロールにデュラハンである。
「3人とも俺がぱっぱとサキュバスの方終わられるから他の奴ら引きつけて欲しい」
「了解。私オーガ群れ行くわ」
「そしたらトロール俺が受け持つ。カイトさんは、ワイバーンの群れとデュラハンよろしくです」
カイト以外はすぐさま動き出し、それぞれの役割をし始めた。サキュバスは、もう完全に俺の方を敵意剥き出しだ。まぁそっちの方がありがたいので一気に斬っていく。
サキュバスクイーンたちも応戦しようとするが俺には無意味なので、極力一閃で瞬殺して終わった。
(あんた早すぎでしょ。カイトの方手伝ってあげて)
そんな話し声が飛んでくるのを聴きつつ俺は、デュラハン狩りに向かった。
ワイバーンの方で正直しんどかったカイトにとってはありがたかった。
まずは馬の方をサクッと倒そうとするがそうも上手く行かない。奴の剣捌きは格段に上手い。
それをまずはどうにかしないと引き摺り下ろせないってわけか。あいつ余裕ぶっこいて降りてこないとは、舐めらたものだと怒りが溢れて来る。
先ほどまでは、攻撃力上昇の力OFFにしてたけどそろそろそうもいかなくなってきた。
俺はONと唱え剣を構えた。その瞬間奴は何かを察知したのか馬から降りた。このままでは、負けると思ったのだろうか?今はそんなこと関係ない。ただ倒すだけだ!!
先手必勝で攻めるが相手も上手い具合に攻めてお互い押し合いへし合いだ。
だが奴は段々押され始めていることに気がついていなかった。なぜならより早くより精密な技の数々で圧倒し始めているからである。
チート能力だが与えてくれたスキルを使わないわけにもいかない。そんな縛りプレイなんてさらさらやる気ないし。
ソード・インパクトで、体勢を崩し極力一閃で止めを刺した。
でもまさか物理攻撃でやつが死ぬとは思わなかった。これはこれで、ありがたい情報を貰えたと喜んでいたのに奴は復活しライトニングで留めを刺されて消滅した。
「何勝ったと思って油断しての。最後確認しなさい!!」
カレンのドスの効いた声が響き渡る。それでもカレンは一切オーガからは目を離して居なかった。
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