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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第7章 小国陥落!?救え本当の勇者!!
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第63話 小国ランの激闘1日目 (中編)


 楽しんでいってください。


 俺たちは、あの場から撤退という選択肢で一度帰ってくることにした。

 戻ってきて開口一番。


「派手にやったわね」


「やっぱり見えてましたか」


「そりゃ燃焼の道(バーニングロード)が見えたと思ったらビックオーシャンが見えたら誰でもそう言いたくなるわよ」


「お疲れ!!30分程度で帰還とは何かあったのか?」


「城の正門前に今回のボスが居た。奴は、近づいて来るものを衝撃波撃ちまくって応戦してる」

 

 そいつは、間違いなくサキュバスクイーンで間違いはない。だが大きさが問題だ。

 あいつらには、危険度として小・中・大の区別が付いている。小は、脅威こそは小さいが通常のサキュバスと違いステータスが全く別次元になる。主に村などを襲う奴らが小に分類される。

 中は、脅威もそこそこあり、S級冒険者たちがパーティーを組んで倒すレベルである。

 そして強さも桁違いで違う。今回は、このサキュバス・中レベルだと思われる。

 そして今回、普通のに比べて違う所がある。奴は中レベルでありながら、使役しているサキュバスの数は異常だ。

 それは、大レベルになっている。でも強さは中レベルで間違いないであろう。

 カイトは、今これ以上進めるのは危険だと念を押して来るが、このまま耐久戦なんてやってたら間違いなく囚われた人たちは死ぬ。

 俺たちとカイトは、真っ向から対立関係の形になった。

 俺とカレンは、今すぐ攻めようという側、カイトは完全に少しずつ攻めていった方が確実にいけるという側。

 結局俺とカレンは勝手に攻め入ることにした。

 正門を飛び越えて侵入する。

 1時間前に来た時に比べてだいぶ数は落ち着いていた。その為すぐに同じ場所まで戻って来ることに成功した。

 でも先ほどとは違う。あいつが居たから出すのは控えていたけど今は違う。

 聖女の願い発動!!

 先ほどのように衝撃波をどんどんと出して来るが関係ない。

 全て剣で弾いていく。

 その姿を見た奴は心底ドンびいていただろう。先ほどはソード・インパクトで精一杯に止めていたのに関わらず、今は完璧に弾いている。

 

「なんなのよあんた!!気持ち悪い」



 そんな言葉が聞こえて来るが全く関係なく足を進めていく。流石にまずいと思ったのか、さらにスピードもパワーも上げた衝撃波を飛ばして来るようになった。

 それでも関係ない。なぜなら俺のこの力がある限り絶対に負けない!!

 神速で一気に距離を進めていく。そして奴の懐に侵入し極力一閃を発動した。

 奴は、なんとかギリギリなタイミングで致命傷を避けたが、重たい一撃を喰らったのは間違いない。

 そして、奴にとっても俺は天敵なのだと確定した。

 周りに集まり出したサキュバスたちは、カレンが相手をしていくということで、お互いに目配せで決めそれぞれの仕事を始めた。

 精神攻撃が一切効かないとわかった以上奴は、直接的な爪での攻撃か衝撃波を飛ばす2択しか存在しない。

 それを織り交ぜて攻撃していくが全くと言って良いほど意味がなかった。もう一度、奴は距離をとってある物を取り出した。

 それは、魔物を呼び寄せるポーションが複数あった。


「これ以上の攻撃するならこれを使うわよ!!」


「それ、アウトの方だよ」


「アウトってまさかアイツクラスが来る方か」


「さぁどうするの?今すぐこの場消えなさいよ」


 この状況流石に奴の方が場がある。あれを取ろうとしたら多分一斉に襲いかかって来るだろう。

 

「使えよ!俺が全部斬ってやるからよ」


 緊迫した状態が続いていく。カレンの方は、襲いかかって来る奴らを全て亡き者にしていたが、まだまだ囲まれていた。

 サキュバスの数もどんどん減っていく中、冷静な判断なんて出来るはずもないとこの時は思っていた。

 全てを投げ合ってでも俺を殺したかったのだろう。一直線に俺に向かって攻撃を仕掛けていた。

 それを容易く躱して斬ろうとした瞬間ポーションが割れたのだった。

 奴の表情は、私は一矢報いたのだ。そんな表情でこちらを見ていた。


「はぁ!?クソが。極力一閃」

 

 奴は死んだが、ポーションの効果でドンドン出て来る。しかもそれをやったのは、奴ではない。

 サキュバスの1人がいつの間にか渡していて割ったのだ。

 一直線に向かって来ると見せかけて、アイツ渡していたのか。でも反省は今ではない。

 自分のせいでこうなったんだ。落とし前は俺が付けなくてはならない。

 そう思っているとレンとカイトが走って来ていた。


「状況は、カレンから聞いた。弟子がやったことだ、一緒に落とし前つけてやるよ」

 

 そうして異色なチームが出来上がったのであった。


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

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