第60話 地獄の長距離走と空の旅
7章開幕です!!
楽しんで行ってください。
俺たちは、村を出てすぐに神速を発動させ次の村に向けて出発した。
もうかれこれ2時間近く走っている。そして俺の魔力が尽きた。尽きた瞬間からポーションで回復からのまた走る。
正直キツイし吐きそうだししんどい。普通に歩いたら1週間で着くのだが、3日ほどで着かせようとしている。
ひたすら走り続けているので、終わった後の疲労感は想像を絶する程だ。
出来ればこんなことやりたくはないのだが、仕方ないことだ。小国ランが陥落したなんで聞いたら行くしかない。
しかも相手は、サキュバス軍団。多分主戦力がやられたのだろうと考えながらひたすら森の中を走っていった。
(2人とも走りながら聞いて!!小国ランに今お母さんとカイトの勇者一行などが続々着いてる。でも数が多くて大変らしい。私たちも急ぐわよ)
(ま、マジかよー)
(頑張れロード!!)
昼になって一度休憩になったのだが食欲が一切湧かない。それでもカレンが無理矢理食べさせ、またひたすら走る。
昼が終わってからロボットのようにひたすら、走って、魔力が尽きたらポーション、また走るを無言で続けていく。
その日の夜も俺は、食欲が湧かないのが無理矢理食べさせられ電源が落ちるかのように死んだように眠る。
翌朝起きたらご飯が出来ていた。それをなんとか腹の中に入れて魔力に変える。
また今日もキツイあの地獄が始まると考えたら震えが出始めていた。
「今日から空中移動の方で行くわ。流石にロード見てたら可哀想になってきて」
「マジか。ありがとう!!」
泣きながら喜ぶロードを横目にちょっと引く2人なのでした。
空中神速を発動させ飛んでいく。神速と違って操作が難しい。神速は、ただ足を動かせばいいのだが空中では、そんなことをしないのでいいのだが魔力操作が難しい。
最初から出来るのは、世界で数人である。そんな状態で始まった空の旅、無理矢理糸でカレンに引っ張られ2人は成功させた。
いや最初の1時間はほぼ拷問に近かった。ほとんど風にならなかったりでしっちゃかめっちゃかであった。
慣れたら楽のだがそれまでは、本気で辛いのであまり使わせたく無かったカレンだったが、結果オーライで鼻歌混じりで優雅に飛んでいた。
その日の夜思いの外上手くいって大満足なロードであったがその分ポーションは倍以上消えた。
これは、村で買わないと足りなくなるレベルである。村や小国に行くたびに大量に買ってたポーションであった。顔は満足してるが心と財布は寒い風が吹いていた。
翌朝、空を飛んでいると村が遠くから見てもわかる量の魔物たちに襲われていた。
すぐさま、魔物たちの中心部に降り立ち攻撃を開始した。何人か村の外に出て戦っていた奴らに向かって叫んだ。
「無理するな!!こいつらぐらい俺らで十分だ」
敵は、A級魔物オーガJr.キングベア、B級魔物キメラ、バードファング、マンイーターやそのほかにもオークなど大勢の魔物たちで溢れかえっていた。
「カレンとレンは魔法での範囲攻撃を頼む!!俺がその間に特攻する」
「了解!!」
「インフェルノ」
「ライトニング」
魔物たちも急に降りてきて俺たちに呆気を取られ挙句思いっきり範囲攻撃を喰らって痛手だ。
速攻で決める。後ろの方にいる他よりは大きいキングベアがこっちを睨んでいる。
あいつか、神速で間合いを詰めていく。それをなんとか抑え込もうとする魔物たちを蹴散らし俺はそいつに極力一閃を決め奴は死んだ。
そんな状況でも冷静な周りの奴らは、俺を的確に攻めてくる。
それらを防御しつつ斬り倒していく。
その後カレンとレンの手助けもあり無事攻略完了となった。
そして俺は、なけなしの魔力が底をついた。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
いかがだったでしょうか?
7章開幕です。6章まで書いてもまだまだ予定してる物語まだ半分も終わってないかもしれない。
「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!
もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!
ぜひよろしくお願いします!




