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第59話別れと新たな問題


 楽しんでいってください。

 6章完結編です


 俺は、地面に向かって叩きつけた。

 そしたら、反応が少しずつ少しずつ増え始めた。俺は、力強くガッツポーズした。

 すぐさま臨戦態勢を整え、出てきた魔物たちを倒していった。でも違和感があった。以前使ったことがあるポーションと違って弱いのだ。俺たちは、違和感を感じつつも倒していく。


「双剣・(ふう)

 

 その技は、疾風のように巻いながら攻撃をしていった。的確に首を狙っていた。

 

「双剣・(らい)


 その技は、雷のように閃光のように攻撃していった。的確に相手を、再起不能にしていった。

 後に俺たちは知ることになる。この技は、暗殺に使われるものであったのだ。

 そしてその技たちは鮮やかで綺麗だった。


「すご!!」


 思わず声が出てしまうぐらいの圧巻な技の数々俺も負けてられないなとヒシヒシと感じ盛大に技を繰り出した。

 とうとう最後の1匹になった。


「双剣・(らい)


「ソード・インパクト」


 その技たちは、完璧に決まり彼女は喜んでいた。後は、魔物が出るかどうかだ。

 これに関しては、明日の朝じゃないと分からない。そうして彼女とは一旦別れて翌朝を待った。

 もうロードたちが夢の中に旅立った後、彼女は有頂天で鼻歌を歌いながら今日の出来事を振り返っていた。

 まさかまさかのあの少年に会えたこと。彼女にとって本当に嬉しいものとなった。だがそれはけして長くは続かないのだ。

 本当は誘おうと思っていたが、今の彼の居場所はここではない。冒険者だ。明日の確認が終わればもう2度と会うこともないだろう。 

 私は殺し屋。ロードは冒険者。絶対に交わってはならない存在なのに、時に彼らをこれから殺してしまうかも知れない、捕まってしまうかも知れない。

 そんなことを考えてしまっていたせいで、先程の浮かれ具合が嘘のように静まり返った。そして暗い気持ちのまま私は、暗い暗い夢の中に旅立ったのだ。

 翌朝、ロードたちは早朝から周辺の探索をしていた。無事魔物が所々ではあるが、出始めていた。

 昨日のポーションの残り香に誘われたのであろう。俺たちは、依頼を達成した。

 そうして彼女に会いに行った。彼女は、珍しく気配を消さずに一本の木にもたれかかって待っていた。


「おーいライカ!」


「おはよう、ロード。魔物出てきてくれて安心したわ。じゃあ私行くね。もう2度と会うことは無いかも知れないけど楽しかったわ」


「そうかも知れんな。でも俺はライカとまた会えて良かった。あと聞きたいことあるんだ。昨日使ったポーション、俺らが知ってるポーションと違うんだよね」


「え!?もしかしてロードたちが使ったポーションで誰かから貰わなかった?」


「貰ったよ。商人してた叔父さんだったかな ... ...」


 え、嘘でしょ。多分そのポーションは、闇商人が自家製のポーションで、主に、助けてくれた冒険者達を亡き者にする為に渡したりして殺すっていうポーションじゃないかしら?


「それってもしかして強い魔物出た?」


「出たよ」


「闇商人の仕業ね。あなたたちは奇跡的に生きてたけど普通は、死んじゃうからね。無闇に人を助けたらダメだからね。じゃあ私行くね。バイバイ」


「お、おう。バイバイ」


 そうしてライカは、転移魔法で消えた。その後俺たちは、もう村に居る用事も無くなったので旅の準備をしてギルドに向かった。

 ギルドの方では、受付嬢数人とギルド長が忙しそうにしていた。


「あの、魔物湧くようになりました」


「え、本当ですか!?それは良かったです。あ、これ報酬です。あ、ありがとうございました」


「どうしたんですか?そんなに慌てていますけど何かありました?」


「小国ランが陥落しました。相手はサキュバス軍団です。そのため現在調査等を行なっている所なんです。ギルド長からも許可出てますしあなたがたにも指令を与えます。緊急クエストです。小国ランの調査及び撃破をお願いします」


 そんなことを言われたら断る理由もないので俺たちは、早速小国ランに向けて出発するのだった。




 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

 今日で6章完結です。

 今回はいつもより短めの休憩回でした。

 いつも通りライカのレベルや説明を書いたやつ1話書いて7章開幕の予定です。

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