カイトの課題と成果
カイトのお話。
俺は、勇者カイトである。魔王討伐を成功する為、今魔王城に最も近い門北門攻略を目指している。
この門は他の門よりも難易度が高い。その為他3つはそこまで時間も掛からず攻略できていたが、今回もう数十回に及ぶ攻略に挑んでいる。
俺たちが初めて来た時、本当に最初の村にすら辿り着けなかった。本当にS級魔物のしかいない為、戦闘がキツさが跳ね上がり何度も王都に蜻蛉返りを繰り返していた。
その他この北門は、Sランク冒険者及びSランクパーティーの多くが常駐している。
その人たちと協力して最近ようやく2つ目の小国に辿り着いたのだ。小国と言ってもとても小さい国だ。殆どの民が逃げ出し、今住んでいる多くは、冒険者達だ。
そんな中、俺たちは数十日に及ぶ魔物クエストをクリアして疲れ切り、このままでは次に進めないと思いまた戻って来ていた。
「また戻って来ちゃったね」
「今回のクエスト報酬には合ってないが、まだ残っている人たちの為と考えたらまぁ良いな」
「そんなこと言ってられないですよ、バスター」
「そうだ。俺たちは、また戻って来てる。もっともっと強くならないとダメだ。そこで今回提案があるんだが良いか?」
それを聞いた3人は、合意した上でそれに了承した。そしてやって来てたのが、魔法会トップの夫ソウさんの所に来ていた。
「よく来た!!早速荷物置いて動きやすい格好に着替えてこい」
ソウさんの元に来ているのは、理由がある。それは、武術における防御術を学びに来たのである。
俺たちは、より強くなる為には負けない強さが必要だと考えていた。その為攻撃を受けても立ち上がれる強さが欲しいと思い今回に至った。
始まって早々俺たちはソウさんとその仲間に完膚なきまでに倒された。
一瞬でボロボロになっている。たった一撃で吹き飛ばされたからだ。俺たちは、防御がまだ上手く出来ていないと感じていた。俺はもうレベル70を超えているのにまだまだ弱すぎる。
このままでは、倒せないと焦りを感じでいた。
「防御が全然なってない」
「はい。すみません」
すぐさま立ち上がり、すぐさま次が始まった。防御魔法を駆使して何発も耐えていく。
それでも痛いものは痛い。
それどころか防御魔法を全くもろともしない拳。
そんな技が魔物や魔王から飛んできたら、確実に俺は死ぬ。
でもそれを耐え切って勝たないと行けない。
そう信じ耐えていた。
「攻撃してこい。顔面に食らわしてみろ。防御で耐えながら渾身の一撃を浴びせてこい」
その瞬間からより拳のスピードが上がっていく、その攻撃はシャレにならない痛みに変貌していく。
それでも耐えて耐えて1発決める。
そうして一瞬の隙を突いて顔面に思いっきり殴ったのであった。
「よっしゃ」
「甘い!!」
俺は、殴られた体勢からすぐさまバランスを整え、横から来る蹴に反応が遅れたのが防御姿勢をすぐさま取ったが、案の定吹き飛んで、壁にぶち当たった。
そのまま意識はフェイドアウトしたが後から合格と言われた。
「いやあれ良く防御体勢取れたな。カレンよりは下手だがなかなか素質あるぞ」
「ありがとうございます」
そうしていると魔法会トップが扉を蹴り飛ばして登場した。
「あなた達今すぐに小国レスターに向かいなさい!!後なんでテレパシー切ってるよ。魔王幹部出てるから行ってきて!!」
すぐさまベッドから起き上がり、準備を整え向かうのだった。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
いかがだったでしょうか?
カイトが小国レスターに行く前のお話でした。
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