第49話 新たな力
楽しんでいってください。
俺は、久々の1人で魔物討伐に来た。
今日の自分の不甲斐なさが本当に嫌気が差した。あの時俺は、何が出来た... あの時に何をやれた?そんな言葉が頭の中をぐるぐるとずっと回っている。
魔物はエサが来たと言わんばかりに飛びかかって来た。それを全て一瞬の内に斬っていく。こんな弱い魔物なんかでは強くなれない。もっともっと強い魔物を探さなければ...
先ほど飛びかかって来た魔物や他の魔物たちは、今のロードの異質な感じに怯えて、自ら隠れるという行動に移っていた。
他の魔物たちがそんな感じなのを横目にA級魔物たちは、果敢に挑んでくるが、全く無意味であった。
レベルが38に上がった。
そしてソードスキルが解放された。その名は極力一閃。そのスキルは、フルマックスでレベルが上がった場合のみランダムで解放されるソードスキル。
これから一度でもフルマックスではなくなるとこの力は消える。
そんなことも気にせず真夜中の砂漠を歩いていく。
そんなことをしていると歩いていた場所が急に盛り上がり地中から魔物が飛び出して来た。
S級魔物アースウォーカーマスターである。
常に大地で眠り、捕食対象が現れたその地点から巨大な口で食べる魔物だ。
どの場所でも生息可能だが、特にいるのは、砂漠である。
そして別名砂漠の主である。
俺はすぐさま、気がついた為逃れられていたが危なかった。
でも俺が求めてるのは、こういう奴だ。
すぐさま、剣を構える。すかさず神速で相手の懐に入る。こいつはそういう行動には、対応が遅れると書いてあるのを見たことがあった。
「極力一閃」
剣を持ってる方の腕の筋肉が膨張し、一撃で斬った。
S級魔物が瞬殺されたのだ。呆気なかった。心の中でS級ならなんて思ってしまうぐらいに...
そしてこの技は、フルマックスで上がったご褒美の技なんだと確信した。本当に強い。S級を聖女の願い使わずに倒せたのは、嬉しかった。
今後もこんな技を使えるようになりたい。もっともっと強くなって皆んなを守りたい。メグを救いたいと思ってしまうぐらい衝撃を、感じている。
新たなる力を手にして俺は、小国に戻った。
主を倒したということで、街では、盛り上がっていた。
ギルドもクエストは受注してないがクエストクリアとして受理された。
そうして帰って来て、カレンと交代した。
「やるじゃない!」
「ありがとう。カレンは一回休め」
「言われなくてもよ。疲れたー」
カレンは、朝から晩までずっと看病してた。次は俺の番だ。そうしてまた交代が来るまで、看病をしたのだった。
翌朝、レンは目覚め、そうしてラングの言葉を言った。
レンは、くやしそうにしていたがあの時出せる全力を出せたと後悔はしていない様子だ。
やはりレンは、強いなと思う。今日一日は、俺たち3人とも部屋で過ごすことにした。
色々あって疲れた、明日からギルドのクエストやろうという話で纏まったし俺は、深い深い眠りについたのだった。
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