第41話 異変
楽しんでいってください。
俺たちは、昨日のオーガJr.のことをまとめて報告書を作成した。これでより良い研究として使ってくれたら本望だと思いつつ、俺たちは出発した。
数日を過ぎた頃だった。今までは特におかしな点など無かったが違和感を覚え始めていた。
流石に魔物の大移動が凄すぎると思っていた。そう思うのも無理はない。
その理由は、今の俺たちでは知るよしも無かったが後から納得がいってしまったのだから。
大移動で移動して来た魔物達を襲って来た場合は、即座に対処という形で纏まっている。
やはり数が多いため、全部と殺り合っていたら俺たちの体が持たない為、気配消しを常時発動するなんてことになってしまった為2人は、魔力の消費量も多くなってしまっている。
でもここまで多い魔物が大移動をしているのは、村や小国に迷惑が掛かるので、カレンから母親に対して対処依頼を連絡してしもらった。
結果王都のギルドと魔法会の共同部隊としての編成が決まり、様々な冒険者や魔法使い達が西門へと向かうことを聞いて安心した。
「良かった。これで安心出来たわ」
「そうね。私たちも出来る限り減らして欲しいって言われたわ」
「俺はいつでも行ける!!」
そんなことを言いながら俺たちは、引き続き気配消しをして歩いて行った。
まぁ次第に雑になってしまうこともあり、度々バレて行った。
その時は、すぐさま臨戦態勢を取り立ち向かって行く。そうして進んでいくうちに、予定していた所よりもだいぶ手前で今日は野宿することになってしまった。
やはり戦闘が増えたらその分時間を取られてしまう。でもここで経験を積んだか無いと後から困るのは目に見えていた。
このジレンマから早く抜け出したいと思ってしまうロード達であった。
翌朝俺たちは、魔物の大移動も収まってるいることを確認して出発した。
その一方であの村付近では、転移で集まって来た冒険者や魔法使い達が集まりだして来た。
ギルド長自ら出向き指揮を取っている。
村を守る防衛隊と進軍隊として二手に分かれる決断を即座に行いそれの準備に取り掛かっている。
そうとも知らないロード一行は、ひたすら丘の頂上を目指し砂漠が目視で確認出来るかどうかを知る為、寄り道をしていた。
丘を登って行くとき大変なのが、植物魔物達との戦闘である。奴らのテリトリーに自ら入らないといけない為、大変危険なのである。
それを最小限に抑える為3人は神速で駆け上がって行った。
そうして丘の頂上に辿り着いた時、ロード達は絶句した。
それは魔物のが列を作り、進軍していたのだ。俺たちの目的である砂漠は、その向こうなのも確認出来た。
「どうする?」
「流石に数が多すぎるわよ」
「ここで戦うのは無茶だ。ロード」
でもここで食い止めなければ、王都から来てもらってるギルドと魔法会の人達では足りないのは目に見えていた。
ロードは、カレンに状況報告として連絡を頼んだ。そして俺とレンで先行して戦うということで無理矢理説得させた。
「2人ともすまねぇな。ここでこんなことになってるなら砂漠では何が起きてるか分からない。絶対にこれ以上こっちに進軍させるのは不味いんだ。最初から本気で行く!!」
2人は呆れた顔で見ていたけどそんなことは関係ない。
3人は、聖女の願いを発動させた。
そしてたった3人で魔物数百との戦いに火蓋が切られたのであった。
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