第40話 オーガJr.の奇行
5章開幕じゃー
楽しんで行ってください。
俺たちは、あの村を出て数日が経った。次の目的地は、砂漠地帯の中心地に位置する小国である。その名を小国レスターという。
レンによるとレスターには、強い軍隊が居ることで有名で、槍使いの隊長が居ると言うことだった。
カレンからは、あの小国を攻め落とせる者は居ないと断言出来る言われている。
その理由がまず着けるのが王都を出発して7割だそうだ。残りの3割は、砂漠での装備をきちんと用意出来てなかった場合、魔物に襲われた場合、砂漠での遭難が主な原因だからだそうだ。
他の国では、1割程度がたどり着けないという。それの原因は、魔物に襲われた場合主な理由となっている。
そして何より小国レスターは、自然要塞として砂漠での戦闘では、右に出る者は居ないそうだ。
「その砂漠とやらはいつになったら着くんだ?」
「まぁざっと1週間って所かな」
「砂漠手前に昔は、村があったと聞くがそれは確か砂漠に侵食され捨てたと聞いた」
そういえば、ニュースとして情報紙で報じられていたのを思い出した。
砂漠化肥大深刻な課題として王都での会議が開かれたとかなんとか書いてたのかな確か??
そんななか、俺たちは広い平原に出た。見渡す限り、問題なさそうだ。
魔物の気配もなく、のんびりと歩いて行けると確信した。
数時間歩いて、今日はここで野宿することになった。
すぐさま準備に取り掛かる俺たち。ご飯を食べ終わって後は、寝るだけなんて思いつつ俺は1人椅子に座って、つまみをアテにお酒を飲んでいた。
そんな時だった。段々と気配を近づいてくるのを感じる。それは気配は獅子なのかと錯覚を覚えるぐらいのオーガJr.達が現れた。
まだこちらには気が付いてないが、時間の問題だ。
気配消しをしてるとはいえ、A級魔物だ。
気づかれやすいのだ。
(お前ら起きろ!!オーガJr.の群れだ。今の所オーガの気配なし)
すぐにそれぞれのテントから出て来た2人、直ぐに臨戦態勢を取ろうとしたがカレンの一言で一同止まった。
(待ってあれ。あいつら何かおかしい)
(何が?)
(武器の方をよく見て。ズームしてみたらわかりやすいかも)
そう言われて俺たちは、基本魔法の1つズームで覗いてみた。
驚きなことが分かった。持っていた武器がへこんでいる。それも割と深くに。
(どうなってたんだ?)
(あのオーガJr.の武器って確か、結構硬い素材を使って造られているなんて言われてなかったか?)
(そうなのよ。あれはどう考えても逃げて来てる。しかもあいつらの生息地は、砂漠を超えた先にある森林よ。それなのになんで?)
(もしかしてだけど、砂漠を超えた辺りにオーガJr.が逃げ出してしまうほどの魔物がいたとか?)
(あるいは、砂漠で何かあって逃げて来た可能性もあるかも)
俺たちは、この状況どうするのか答えを出せずにいた。このままやり過ごすか、バレた場合は倒すか。でもやり過ごした場合数日前までいた村に被害が及ぶ。
そう思った矢先オーガJr.がとんでもない行動をとり始めた。
1人のオーガJr.がオーガJr.に対してハンマーで殴ろうとしていたのだ。
その瞬間考えるよりも先に俺は動いていた。
「おい何やってだ!!」
俺はハンマーを剣で止めなんとか自害を阻止した。俺は、自害なんていう形でこいつらの素材になんて欲しいとは思わない。
戦ってこそ意味があると思っているからである。
だからこそ動いてしまった。
オーガJr.は叫び喚いていた。それは急に俺が現れたこと。自害を邪魔されたことによる怒りだろう。
「戦えよ。相手になってやる」
オーガJr.達は、一斉に飛びかかって来た。
それを一度離れてから、複数を一気に斬りかかる。それを見ていた2人が飛び出して来て、それぞれ攻撃をし始めた。怯えていたオーガJr.達も本能を取り戻したのか勢い良く攻め返して来ていた。
俺たちもそれに応えるかのように久しぶりに良い戦いが出来た。
この感覚は久々に感じたと思っていた。
やはり魔物と命のやり取りはやめられない。そんなことを考えていたら最後の1匹になった。
Jr.のハンマーを避け
「これで最後だ。ソード・インパクト」
そうして俺たちはオーガJr.達との戦いに勝利した。
そして俺は、レベル37になった。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
いかがだったでしょうか?
ロードの行動あれが勇者に選ばれた行動なのか???
「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!
もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!
ぜひよろしくお願いします!




